あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

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【宇宙開発最前線】スペースXのロケット着陸失敗3度目のニュースを見て

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160118-00010002-storyfulv-n_ameheadlines.yahoo.co.jp


ホリエモンの宇宙開発の何段階も何レベルも先に行っている、
イーロン・マスク率いるスペースX社のロケットが、
洋上着陸に失敗したそうです。


ロケットを宇宙に飛ばすと、
莫大なお金がかかります。


さらに、機体はミッションを終え、
地球に戻ってくる時には、
海の中に突っ込ませて、
乗組員はパラシュートで脱出するというシステムでした。


ロケットは使い捨てなのです。


それではあまりにもコスト面がかさばるというので、
ロケットを着陸させて再利用しようとしたのが、
スペースシャトルでした。


このスペースシャトルも構想は良かったのですが、
発射の際に爆発事故を起こしたり、
結局再利用するためのコストも馬鹿ならないということがあり、
スペースシャトルの運用を中止することになりました。


スペースXのファルコン9というロケットは、
ジャンボジェット1台分の値段に相当するロケットエンジンを
9基搭載しているモデルです。


このロケットエンジンを無事回収することが出来れば、
2回目の打ち上げコストを100分の1にまで減らすことが出来るそうです。


着陸に失敗しただけであり、
メインのミッションである積載した衛星を、
周回軌道上に設置することはバッチリ成功しています。


この衛星は民間の会社が使っている衛星を、
同じく民間の会社であるスペースX社に依頼して、
飛ばしているのです。


佐川急便が会社の倉庫から自宅に荷物を運ぶことと、
スペースXが地上から宇宙に衛星を運ぶことは、
現象としては一緒であり、
すでに商用利用が始まっています。



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なぜ着陸失敗したのか?


ロケットを垂直に降下して、
4つの脚で支える構造でしたが、
そのうちの1脚が展開されず3脚で着陸した結果、
傾いてしまい倒れて、爆発したようです。


映像を見るとよくわかります。


今回のミッションは、
宇宙衛星を周回軌道上に乗せて、
ロケットのエンジン部を、
海上に浮かぶ船の上に着陸させて回収するというものでした。


実は陸上に着陸させて回収するミッションは、
成功例があります。


なぜ、海上で着陸させようとしているのかと言うと、
『スケジュール上の問題』だそうです。


このことから、
エンジンには問題がなく、
脚部も問題だったので、
対策もそれほど難しくなさそうです。


今後の展望


すでにNASAとも、
ロケット発射契約を結んでおり、
2016年にいくつもの打ち上げ予定があるようです。


www.cnn.co.jp

www.itmedia.co.jp


現時点では、
契約金も億単位になっているため、
宇宙に物を運ぶことが出来る会社は
資金力のある会社に限られてくると思われます。


スペースXのロケットを飛ばして、
宇宙に何か物を運ぶ実績については申し分なく、
あとは回収に成功させて、
コスト下げていくことが課題となっています。


安定して回収して再発射できるサイクルが出来れば、
今まで以上に宇宙へ物を飛ばすことが出来るようになり、
新たなイノベーションが起きる可能性もあります。


スペースX、ならびにイーロン・マスクの
今後の動きに注目です。



イーロン・マスク 未来を創る男