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あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

アラサー男子がブロンプトン・ロードバイク・プロ野球・メジャーリーグ・ラーメンネタ中心にお送りします。

最軽量6.9kgのチタン製折りたたみ自転車『Harry Quinn(ハリークイン)』とは!?

自転車

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以前、横浜で行われたミニベロフェスタに参加した時、最も衝撃を受けた折りたたみ自転車が『ルノー ウルトラライト7』でした。

重量7.4kgという恐ろしいほど軽いにもかかわらず、高い走行性能と選び抜かれたパーツによって洗練された折りたたみ自転車であるという印象を受けました。普通、自動車メーカーの名前を冠した自転車は地雷中の地雷自転車ばかりなのですが、ウルトラライト7は別次元です。

イベントでは、ウルトラライト7の開発者の方にお話を聞くことが出来たのですが、『実は6.9kgになる新型を開発している』という情報を教えてもらいました。

その6.9kgの新型とは『Haryy Quinn(ハリークイン)』です!!

…と言っても、初耳ですよね。というわけで、今回はさいたまクリテリウム中に開催されていた『サイクルフェスタ』にて、実物をチェックすることが出来ましたので、詳細をレポートします!

Harry Quinn(ハリークイン)とは?

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このようなクラシックな自転車を製造している自転車の本場・イギリスのフレームビルダーです。

Harry Quinnの由来は、ハリー・クインさんが営んでいたからです。

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元々は1890年にイギリスのリヴァプールで創業した『Coronet Cycles』が前身となっています。この会社の創業者がハリーの父親です。

1950年からハリーは兄弟たちと共に、『Quinn Bros Cycles』を開業し、後に自らのブランドを持つことになるテリー・ドランらを育成しながら、イギリスの自転車業界に強い存在感を及ぼす存在となりました。

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しかし、ハリーは片目の視力を失ってしまい、1977年には会社の売却に追い込まれてしまいました。それでも自転車への情熱は尽きることなく、1980年には息子のペーターと共に、新生『ハリークイン』を立ち上げ、ウェールズのセント・フローレンスに店を構えました。

以来、多くのサイクリストに愛され、レースでも活躍する一大ブランドになりました。

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そうして、ハリーは2009年、92歳にて永遠の眠りにつきました。

2016年より日本で販売開始

ウルトラライト7の開発元であるジック株式会社は、Harry Quinn社より全てのブランド権利を取得し、『Harry Quinn』は日本で蘇ることになりました。

クラシカルなロードレーサーやトラックレーサーではなく、折りたたみ自転車やミニベロなど全く新しい自転車の創造です。

https://www.atpress.ne.jp/news/109855

いくつかのラインナップのうち、とりわけ目を引くのが『Premium 6』というチタン製折りたたみ自転車です。

『Premium 6』はシリアルナンバー入りの高級感溢れる逸品

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『3AL2.5V TITAN合金フレーム』を使用し、チタンのエネルギーを加えるとバネのようなしなる特性を活かし、ロングライドでの疲労を軽減させる特徴を持っています。

耐食性にも優れて、チタンの輝きが持続しやすいですし、何より軽量で丈夫です。

ところが、それらの特性ゆえにチタンの加工は難しく、技術力を持った会社をしても非常にお高くなってしまいました。

チタン製自転車と言えば、パナソニックが有名で、しかも6.9kgの折りたたみ自転車と聞くと『トレンクル』をイメージする方が多いでしょう。

しかし!ジック株式会社はやってくれました!!

非常に高価なパナソニックのトレンクルを遥かに下回る価格帯で、販売することが出来たのです。

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値段を最初に聞いたときは、ちょっと高いかなあ。と思ったのですが、よくよく考えると6.9kgのチタン製折りたたみ自転車でこの価格は、あり得ない低価格なのではないかと思うようになりました。

と言っても、安かろう悪かろうなのではないの?と疑問に思う方もいるかもしれません。

ウルトラライト7とほぼ同じジオメトリーを採用

14インチホイールに、41Tチェーンリングを用いたシングルギア、折りたたんだサイズはコインロッカーに入る程度の670×340×570mmと、ウルトラライト7とほぼ同じ構成になっています。*1

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折りたたみの構造もシートポストを下げ、ハンドルバーを下げ、ステムを折って、本体を折るというDAHONなどと同様のシンプルな折りたたみ機構となっています。

ウルトラライト7に乗ったときは、元々の重量の軽さゆえにシングルギアとは思えない漕ぎ出しの軽さに衝撃を受けました。街乗りで時速20キロ程度を出して走るなら、相当快適です。登り坂も本体車重が軽いので、苦にならないでしょう。下り坂でギアが軽く感じるでしょうが、元々小径車は下り坂でスピードを出す乗り物ではないので、さほどデメリットにはならないと思います。

また低重心に設計されているため、ハンドルの操作感も非常に良いです。

このようなウルトラライト7の良いところを、そのままハリークイン『Premium 6』に移植していると言える一台です。

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チタンフレームの高級感もあり、ウルトラライト7にどことなるほとばしるチープさは全く感じさせません。

ジック株式会社にも大注目です

トレンクル一択だった超軽量チタン製折りたたみ自転車市場に殴り込んだハリークイン、もといジック株式会社には今後も注目していきたいと思います!

ハリークインもウルトラライト7もコスパが良すぎです!

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*1:ウルトラライト7の折りたたんだサイズは690×330×590mmで、Premium 6の方が幅がわずかに大きいが、縦横サイズは小さくなっている