あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

アラサー男子がブロンプトン・ロードバイク・プロ野球・メジャーリーグ・ラーメンネタ中心にお送りします。

フランス・パリのアウトレット「ラ・ヴァレ・ヴィラージュ(La Vallée Village)」でお買い物♪

広告

海外旅行でのお楽しみの一つは、海外アパレルブランドの製品を安く買うことだと思います。フランスの場合、1つのお店で175ユーロ以上お買い物をすると免税になります。(※免税に関する細かいルールは各自お調べ願います)

さらにお買い得にショッピングするなら、アウトレットモールでしょう!

ということで、ラ・ヴァレ・ヴィラージュ(La Vallée Village)に行ってきました。

パリ近郊にして最大のアウトレットモール

パリの中心地からRER A線で40分ほどのVal d'Europe駅から、歩いてすぐの大型ショッピングセンターを通り抜けた先にラ・ヴァレ・ヴィラージュはあります。ちなみに、もう一つ先の駅はディズニーランド・パリの最寄り駅です。1週間弱パリに滞在する方なら、ほとんどの方が購入するであろう「Navigo」の利用可能範囲にありますので、交通費は実質タダみたいなものです。

フランスでは、テロや暴徒と化したデモが起きたためか、大型ショッピングセンターの出入り口ではセキュリティチェックが行われていました。といっても、カバンの中をざっくり見せて、必要があれば金属探知機で調べられるような形式でしたが、明らかに日本人の見た目をしている私は、ほとんどスルーみたいな甘々チェックでしたので、ご心配なく。

f:id:saneyuu:20190430101049j:plain
ラ・ヴァレ・ヴィラージュの手前のショッピングセンターには、ユニクロやアップルストアなども入っていました

大型ショッピングセンター内を10分くらい歩くと、ようやくアウトレットモールに到着です。

ハイブランドが立ち並ぶアウトレットモール

www.lavalleevillage.com

プラダ、ヴェルサーチ、ディーゼル、ボッテガ・ヴェネタ、ジバンシィなど、ヨーロッパの高級ブランド店が立ち並びます。あんまり高級すぎると、いくら安いといっても絶対値が高いので、よほど気を引くものがなければスルーです。

そんななかで気になったのは「ロンシャン(LONGCHAMP)」です。

f:id:saneyuu:20190430101317j:plain
ロンシャンはフランス・パリ発祥のブランド!

多くの買い物客のお目当ては、折りたたみ可能なトート・ハンドバッグ・リュックなどでして、中国人観光客を中心に折りたたみバッグが置かれているコーナーは大繁盛でした。


↑これが現地では55ユーロと大変お買い得でした!

それらはレディース向けのデザイン(に見えた)なので、メンズものは無いかと店内を物色していると、ビビビと感じるような一品に出会いました。

ブルーとブラックのツートーンカラーが美しいデザインの小柄なブリーフケースです。

わたしはブルーとブラックという組み合わせが好きで、乗っている自転車のカラーもブラックをベースに、ブルーが差し色で入ったデザインです。好きな自転車チームのジャージカラーもブルーとブラック。というわけで、見た目は完ぺきでした。

あとは実用性さえ良さそうならば、買っちゃおうかなあと思い、手にとって見ていました。カバンの中身が見たいと思い、バックル部分を取り外そうと思いますが、やり方がよくわかりません。

悪戦苦闘していると、「May I help you?」的なことを言いながら、店員さんが話しかけてきました。ブロンドのショートヘアーで、40歳前後くらいと思われる優しい雰囲気をもったナタリー・ポートマンみたいなお姉さんです。

Embed from Getty Images

詳しくは何と言っていたかよくわかりませんでしたが、ナタリー・ポートマンは流れるような動作でカバンのバックルを開けているではありませんか。改めて、自分で開けてみようとすると、うまく開きません。「One more please.」とジェスチャー込みで要件を伝えると、「もちろんよ」と言わんばかりの自信たっぷりな表情で、今度はゆっくりとバックルを開ける動作を見せてくれました。

そうして、カバンの中を見てみると容量もそれなりにある上に、ジッパーや仕切りで収納部が分かれていて使い勝手が良さそう。あとは、手持ちのノートパソコン(MacBook Air)が入れば完ぺきなので、おもむろに自分のリュックからノートパソコンを取り出して、「試しに入れてみていい?」というジェスチャーで伝えます。ナタリー・ポートマンは「Of course.」と言ってくれました。

いざカバンにノートパソコンを入れてみると、寸分違わずジャストフィット。隣で見守っていたナタリー・ポートマンも「Perfect!」とウインクしていました。この「Perfect!」という言い方がとてもカッコよかったです。

ついでにサラりと値札をチェックすると、150ユーロと日本円にして2万円を切るリーズナブルな価格で、実際にパーフェクトであります。

すると「あなたはどこから来たの?」と、海外旅行中に一番聞かれるセリフを耳にしたので「日本だよ」と答えます。すると「クレジットカードは持ってる?何のブランド?」と聞かれ、ああ、こんなふうにグイグイ来るのがフレンチスタイルかあと思いながら「VISAだよ」と言うと、「それならクーポン券が貰えるわ」とアドバイスしてくれたのです。

こちらのラ・ヴァレ・ヴィラージュの一番奥にあるインフォメーションセンターでクレジットカードとパスポートを提示すれば、日本人は全品10%オフのクーポン券が6枚貰えるのです。ただし、お店によっては◯◯万円以上購入しないとダメ、プラダとグッチでは使えない、など対象外のショップもあるそうですが、ロンシャンでは何円からでもOKでただでさえお安くなっているカバンが、さらに10%オフで、他のものも一緒に買って175ユーロを越えればタックスフリーになると言うのです。

これは更にお得だ!ということで「クーポン券貰ってくるよ!」という感じで、一旦お店を離れて端のインフォメーションセンターに向かいます。「I want to get coupon!」みたいな感じで窓口の人に言えば、クレカとパスポート見せて〜となり、提示すれば難なくクーポン券をゲットです。

f:id:saneyuu:20190430102205j:plain
よほどの買い物好きでないと、6枚のクーポン券は使いきれませんね

再びお店に舞い戻ったところ、先ほどのナタリー・ポートマンは別の接客中だったため、どうしようかなあとブルー&ブラックのブリーフケースの前でもごもごしていると、今度は黒人で9頭身くらいありそうなくらいスタイル抜群で着ているブラックスーツがめちゃくちゃ似合っている若いウィル・スミス風の男性店員が話しかけてきました。

Embed from Getty Images

すかさず「これください!」と言うと、ウィル・スミスはそこに展示していたものをそのままレジに持っていくような雰囲気を出してきたので、「New one please.」と言って、新品を要求しました。ウィル・スミスはニヤリとすると「少し待ってな!」的な言葉を残して、お店の奥へと消えていきます。

しばらくして、袋に入ったカバンを持って再登場したウィル・スミス。「中身はこれでいいかい?」と聞いてきたので、サラッとチェックして目立った傷もなさそうだったので、「これでいいよ!」と伝えると、「Perfect!」と返してきました。何が完ぺきなのかは分かりませんでしたが、やっぱりカッコいい「Perfect!」だったのでOKです。

そんなこんなで、クーポン券を提示し、せっかくなので折りたたみバッグも一緒に購入して、合計金額が175ユーロを越えました。免税書類をお店側が作成して申請してくれるということで、至れり尽くせりのまま買い物が終了。

お店の去り際に、ナタリー・ポートマンと目があったので「あのカバン買ったよ!」と、目配せすると、ナタリー・ポートマンはサムアップしながら「Perfect!」と言ってくれました。

f:id:saneyuu:20190430102132j:plain
鮮やかな青が引き立つロンシャンのブリーフケース

割と塩対応(というかヨーロッパではそれが普通)なお店も多いなかで、旅行中に訪れた他の様々なお店やホテルと比べても、ロンシャンの接客は「Perfect!」でした。

また、日本の公式サイトを見ると、このブリーフケースの類似商品は5万円以上するみたいなので、実質2万円以下で購入できたうえに、同じデザインのものは国内であまり流通していなさそうなことも含めて実に「Perfect!」な買い物でした。

「ラ・ヴァレ・ヴィラージュ(La Vallée Village)」おすすめです。Perfect!