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あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

アラサー男子がブロンプトン・ロードバイク・プロ野球・メジャーリーグ・ラーメンネタ中心にお送りします。

【第18ステージ速報】フルーム山岳TTで会心の勝利!【ツール・ド・フランス2016】

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クリス・フルーム(チームスカイ)が、後半にタイムを巻き返して、会心のステージ優勝を果たしました。

総合2位以下とのタイム差を、さらに広げて、ツール2連覇が見えて来ました。

第18ステージ サランシュ~メジェーヴ 17km(個人TT)

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登りと平坦路が交互に登場するコースレイアウト

4km地点から始まる登りと、13〜14km地点の登りがパンチ力のある坂です。

ラスト2kmのダウンヒルは比較的直線になっています。

坂を登ったら、平坦路が出てくることと、ラストのダウンヒルがあるために、TTバイクを使った方が空力的には有利と言えましょう。

ホイールは、通常のリムハイトのホイール、ディープリムホイール、スポークの少ないTT用のフロントホイール、ディスクホイールを組み合わせて使っているようです。

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このような、TT用のフロントホイールとディスクホイールを取り付けた場合が、最も空力性能が高くなります。

しかし、登りでスピードが落ちた時に、横風の影響を受けやすいというデメリットもあります。

また登り坂で、いつもどおりのバイクで力を発揮したい場合は、ノーマルバイクにDHバーを取り付けている選手もいます。

総合にあまり関係ない選手は、DHバーもつけず、ディスクホイールも履かず、完全にノーマルなバイクで走っている選手もいました。

有力選手たちの使用機材についてもレポートしていきます。

トム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)

機材:TTバイク、前後ディープリムホイール

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TTスペシャリストであるドゥムランは、乗り慣れたTTバイクで、10%を越える登り坂もシッティングで淡々と登っていきます。

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第1計測ポイントから、トップタイムを更新し続け、31分04秒という好タイムを記録しました。

ファビオ・アル

機材:ノーマルバイク+DHバー、前後ノーマルホイール

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風の影響を受けやすいアルは、ホイールもリムハイトが浅いものを選んで来ました。

第1計測ポイントでは25秒差の7位、第2計測では24秒差の4位、第3計測では29秒差の4位と、序盤の平坦路で遅れを取ったものの、登りではトップレベルのタイムで走ることが出来ました。

最終的にステージ3位となる、33秒遅れの31分16秒という好タイムでした。

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ロメン・バルデ

機材:TTバイク、後輪ディープリムホイール

※写真撮りそこねました…。

第1計測では30秒遅れの11位でしたが、続く第2計測では35秒遅れの5位と登りで力を発揮します。

その後もペースが落ちることなく、42秒遅れの31分25秒でステージ5位でした。

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リッチー・ポート

機材:ノーマルバイク+DHバー、後輪のみディープリムホイール

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TTが得意な選手ではありますが、ノーマルバイクを選択して来ました。

ほぼ平坦路を走った第1計測ポイントでは、ドゥムランを9秒上回るトップタイムを記録します。

好タイムが期待されますが、第2計測では10秒遅れの2位とタイムを落としてしまいます。

最終的に33秒遅れの31分16秒でステージ4位でした。

第13ステージの個人TTと同様に序盤に飛ばしすぎたのかもしれませんが、トータルで見れば好タイムでした。

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ナイロ・キンタナ

機材:TTバイク、前後ディープリムホイール

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風の影響を受けやすいキンタナですが、空力重視の機材選択です。

しかし、第1計測では47秒遅れの28位、第2計測では1分3秒遅れの20位、第3計測では1分11秒遅れの13位。

最終的に、1分10秒遅れの31分53秒でステージ10位でした。

序盤に大きく遅れましたが、後半はタイムを巻き返すことが出来ました。

元々キンタナ向きのコースではないと言われていたので、悪くはないタイムだったと思います。

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アダム・イェーツ

機材:TTバイク、後輪のみディープリムホイール

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第1計測では、ドゥムランに匹敵する10秒遅れの3位と好タイムを出します。

しかし、第2計測では32秒遅れの8位、第3計測では1分5秒遅れの10位、最終的に1分23秒遅れの32分06秒でステージ16位でした。

前半飛ばしすぎだったのか、もしくはTTバイクでの登坂が難しかったのかもしれません。

キンタナにわずかながらタイム差を詰め寄られてしまい、総合タイムは21秒差となっています。

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バウケ・モレマ

機材:ノーマルバイク+DHバー、前輪ディープリムホイール、後輪ディスクホイール

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珍しい機材の組み合わせで、ホイールは空力重視で組まれています。

ところが、第1計測では35秒遅れの16位、第2計測では54秒遅れの14位、第3計測では1分17秒遅れの18位、最終的に1分25秒遅れの32分08秒でステージ17位でした。

第13ステージの個人TTは非常に良かっただけに、もったいない結果になってしまいました。

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クリス・フルーム

機材:TTバイク、前輪TT用ホイール、後輪ディスクホイール

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平坦路での個人TTと変わらないフルTT仕様のバイクをチョイスしました。

第1計測では23秒遅れの5位、第2計測では10秒遅れの3位と徐々にタイムをあげてきて、第3計測で2位のドゥムランに13秒差をつけるトップタイムを記録します。

そうして、ラスト2kmのダウンヒルでは得意のクラウチングスタイルで猛スピードでかっ飛ばし、この日唯一の30分台となる30分43秒で、2位ドゥムランに21秒差をつけて、ステージ優勝をかざりました。

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こちらのデータによると、ラスト2kmのダウンヒルでは、ドゥムランを時速10キロも上回るスピードを出していたようです。

また、総合2位のモレマ、3位のイェーツに対しては、登りの中盤からタイム差が大きく開いていることが分かります。

レース後のフルームのコメントでは「とにかく一定ペースで走ることを心がけた」と言っていたので、一定のペースを守ることと空力最重視の機材選択で最後のダウンヒルでタイムを稼いだと言えるレースでした。

ここでも、チームスカイの綿密な作戦がズバリ的中したと言えましょう。

ベルナール・イノー賞はポートが獲得

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フルームは総合2位のモレマに3分52秒のタイム差をつけています。

じりじりと広がったタイムはとうとう4分近くになってしまいました。

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第1計測ポイントでトップタイムを記録した選手には、ベルナール・イノー賞が送られるということでポートが表彰されていました。

ステージ優勝のフルームと共に、仲良く(?)二人揃っての登壇です。

明日第19ステージは、モンブランへの頂上ゴール

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距離が146kmと短いステージながら、4つの厳しいカテゴリー山岳が入った難易度の高いステージです。

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超級山岳モンテ・デ・ビザンヌは、激坂のつづら折りが続く難度の高い山岳です。

フルームの総合優勝は決定的と言える展開となってきました。

むしろ2位以下の表彰台争いがここに来て激化しています。

2位モレマから、24秒差でイェーツ、45秒差でキンタナ、1分5秒差でバルデ、1分8秒差でポートとなっています。

モレマは、調子があまり良くないのか、第17ステージの山岳でも遅れてしまいましたし、本日の山岳TTでもタイムが伸びませんでした。

モレマが表彰台を守り切ることが出来るかどうかが見どころです。

調子の良さそうなバルデとポートが、総合上位陣に攻撃を仕掛けて、タイム差を奪う展開になるのではないか(なってほしい)と予想します。

また今大会ではフランス人の優勝者が一人もいません。願いも込めて、明日のステージ優勝予想はジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ)を推したいと思います。超級山岳からのダウンヒルでのアタックに期待です。

明日第19ステージは、スカパー・J Sportsで20:55から中継開始予定です。

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