最終更新:2017.1.29
ついにゲットしました!
念願の折りたたみ自転車です。
そもそも、わたしが自転車に興味を持ってロードバイクを買うキッカケとなったのは、折りたたみ自転車なのです。
当時はいろいろ検討した結果、最速の自転車がベストと判断し、ロードバイクを購入しました。
今回は、実用性・携帯性にすぐれた自転車が欲しかったので、ブロンプトンを購入しました。
ブロンプトンについては、以下の記事で徹底的に解説しています。
1000キロ近く走ってみて感じたことをレビューします!
※1回間違って、250kmくらい走ったところでリセットしちゃいまして、今は800kmくらいです。
所有するブロンプトンのスペック
- ブロンプトンP6R
重量:約13kg
変速:6段(内装3段×外装2段)
ハンドル:Pタイプ
こんな形のハンドルになっています。
上部を握って走るのが基本で、空気抵抗を減らして楽をしたい時、長い直線や上り坂で出力をあげたい時に下ハンを握ります。車輪の小さな小径車で下り坂を飛ばすことは、あまりおすすめ出来ません。
折りたたみ機構については、こちらの動画を参照してください。
慣れないわたしでも30秒くらいでたたむことが可能です。
直線での加速性能は抜群に良い!
小径車ゆえ、漕ぎ出しは非常に軽いです。
軽すぎて慣れるまではフラフラしました。
というよりは、低速域(時速10km以下)では、直進安定性に欠けますね。
これは物理的に車輪が小さいため、ジャイロ効果が弱くなるので、直進安定性に欠けるという物理的な問題なので仕方ないです。
時速10kmくらいから安定して走れるイメージです。
しっかり踏み込むと、時速30kmくらいまではサクッとスピードが出ます。
停止状態から時速30km出すスピードは、もしかしたらロードより早く到達出来るような感覚さえあります。
漕ぎ出しの軽さと加速性能が高く、思っていた以上の走行性能を発揮しているなと思います。
巡航性能は、車体の重量の影響でロードより30%程度劣る印象
あくまで自分の感覚での話なのですが、同じくらいの出力でどれだけスピード出るのか検証してみました。
ロードなら時速35kmくらいの出力のイメージ、脚への負荷でブロンプトンをこぐと、時速25〜28kmくらい出ました。
やはりロードに比べて20〜30%ほど走行スピードが減少するようです。
ロードなら7〜8kgくらいのところ、ブロンプトンは13kgほどの重量があるため、重量差がそのまま巡航性能に影響しているようです。
これも個人的な感覚ではありますが、ブロンプトンは時速30km以上から、というより最も重いギヤの回り心地があまりよろしくないように感じます。
時速35km、時速40kmと出すのは、豪脚の持ち主でも難儀するように感じました。
そもそもブロンプトンは、時速40kmに到達するような高速域での走行性能を求められていません。日常の移動手段としての活用を想定して作られた製品ですので、時速20km前後での巡航性能は十分に持っています。
長距離走行には向いていない
ロードバイクの場合、ドロップハンドルの様々な箇所を握って、負荷分散しながら漕ぐことが出来ます。
ブロンプトンの場合、ハンドルを握る部分は上ハンドルと下ハンドルの二箇所のみであり、またブレーキやシフターを操作出来るのは上ハンドルのみです。
このため、下ハンドルを握る機会はそれほどないことが分かりました。
特に都内の道路を走る際は、よほど見通しの聞く幹線道路の直線でもない限り、ブレーキから手を離したくないので、ほとんど上ハンを握ることになるでしょう。
そこで、最近は↓のようなエアロポジションで乗ることがあります。
ブロンプトンの場合、この状態から腕を引くと、ブレーキに手がかかるので、下ハン握っている時よりは安心してエアロポジションを取ることが出来ます。
そのため、メッセンジャーバッグやリュックを背負って移動すると、お尻に負荷がかかりやすいので痛くなってきます。
ロングライドには向いていないのかなと思います。
そもそもブロンプトンは長距離移動するなら、電車に乗せちゃえば?みたいな思想のもと設計されているので、長距離走行性能を求めることはお門違いです。
わたしの目安では一日50kmくらいまでなら幸せに乗ることが出来ると思います。
毎日20〜30km乗るくらいであれば、非常に快適に乗り続けられる感覚があります。
小径車でロングライドでも快適に走行したいのであれば、ドロップハンドル搭載したTyrellのFXシリーズや、BIKE FRIDAYのPocket Rocketなどをおすすめします。
輪行時にブロンプトンの力は最大限に発揮される
わたしは「By Way SACC」という輪行袋を購入しました。
http://bromptonjunction.jp/products/detail.php?product_id=353
わたしの場合は、大容量のメッセンジャーバッグを持って自転車に乗るため、持ち運び時はコンパクトにたためて軽量でカバンに入ればいいやって考えです。
この輪行袋は非常に軽量で、ブロンプトンをたたんでから覆いかぶせるだけという超イージーな仕様になっています。
駅構内を移動する際は、キャリアを出しておけばコロコロ転がせてラクチンですし、電車に乗り込む前にキャリア部分を覆いかぶせれば、鉄道会社の輪行規定に反することもありません。
そして60cm×30cm×30cmというスーツケースサイズのコンパクトさが、車内での置き場所に困ることがほとんどありません。
ロングシートに座れるなら、足元に置けば周りの迷惑になることはありませんし、ドア付近に置いても邪魔になりにくいと思います。
唯一問題点があるとすると、13kgという重量は決して軽くはないので、非力な男性や女性にとって階段の登り降りは少々難儀するかもしれません。
ここに関してはブロンプトンを軽量化するより、自身を鍛えて重たいものでも軽々と持ち上げられる筋力を鍛えた方が早いなと感じました。
キャリアで荷物を運ぶ際はサイズに要注意
例えばダンボールなどをキャリアに乗っけて運ぼうとすると、ペダルを漕ぐ際にかかとが荷物にぶつかることがあります。
その場合も、ペダルを母指球で漕ぐのではなく、かかとで漕げば、干渉せずに漕ぐことも可能でした。
低重心なブロンプトンは、適当な漕ぎ方をしても時速10km程度出ていればわりと安定して走ります。
大きな荷物を載せる場合は、数キロ走って交通機関を併用するのが、ベストチョイスと言えそうです。
整備をほとんどしなくても問題ない
1000kmほど走行したにも関わらず、前輪は未だ空気を入れたことがありません。
後輪は一度だけ空気を入れました。
800kmくらい走った時に、念のために購入したお店で点検してもらいましたが、何の異常も見つかりませんでした。
その際に店員さんは『まあ、壊すほうが難しいですよね〜』と言っていました笑
また、ほとんど整備しなくても走れちゃうので、いざ何かトラブルがあってお店に持ち込んだ際に、店員さんが『こんなになるまで放っておいたんですか!?って驚くことが多いです』とも言っていました。
なので、1000kmに1回くらいは整備しましょう!
やはりブロンプトンは最強の実用車だった
まとめると、
- 漕ぎ出しの軽さ、時速25kmくらいまでの加速性能の高さ
ストップ&ゴーの多い都心部での使い勝手が非常に良いです。
- 時速20km前後での十分な巡航性能
10km程度の移動なら一瞬に感じる使い回しの良さがあります。
- 折りたたみが簡単で輪行が楽に出来ること
困ったら電車に乗ればいいという気楽な運用が可能です。
- 極力整備が不要でメンテナンスがラクチンなこと
1000kmに1回くらいは整備しましょうね。
ということで、最強の実用車であるという触れ込みに偽りなしでした!
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- ブロンプトンについては、こちらの記事でも解説しています。
- 大切な自転車には、最強の鍵で守りを固めましょう。
- 自転車乗るならメッセンジャーバッグがおすすめです。