「ガルパンはいいぞ」
という言葉を初めて聞いたとき、頭をよぎったものは
コレです。
『機動戦隊ガルパン』*1みたいな、スーパーロボット系なんだろうなと、ずっと思っていました。
数ヶ月前くらいに劇場版の『ガルパン』が、とても評判いいらしいとTwitter界隈で盛り上がりを見せていました。
わたしはガンダムは好きで、ロボット系のアニメなら多少なりとも耳に入って来てもいいはずなのに、「面白いロボット系アニメがあるぞ」みたいな噂を全く聞きません。
「ガルパンはいいぞ」と言われても、「へえ、そうなんだ」と我関せずでした。
ところが、どうやらスーパーロボット的な話ではなく「ガールズ&パンツァー」の略らしいと知るに至ります。
最近Amazonのプライムビデオを見ていたら、「ガールズ&パンツァー」が無料で視聴出来ることに気付きました。
ということで、全く「ガールズ&パンツァー」を知らない、ズブのド素人が「ガールズ&パンツァー」を見てみたら、どんな感想を抱くか、自分自身興味が出てきて、事前に何も調べずに視聴してみた感想を書いてみます!
視聴直前の印象
「パンツァー」という言葉から、戦場で活躍する女性を描く話かなというイメージを持っていました。
ミリタリー服を着た、かわいい女の子キャラたちがロケットランチャーやサブマシンガンをかかえて躍動するような話かなと思っていました。
第二次世界大戦のドイツ戦線で活躍した女性部隊*2をモチーフにしているのかなあとか。
シリアスな内容で、ものすごくリアルに描かれているのに、作画が素晴らしい、女性キャラたちがかわいいから、人気を博しているのかなとイメージしていました。
さて、プライムビデオの概要説明を見てみますと
戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。
戦車を使った武道「戦車道」!?
華道とか、茶道とか、柔道とか、剣道とか、その並びで「戦車道」ってこと??
もう分からん。と思い、すぐさま視聴開始ボタンをクリックしました。
派手な戦車がよく動く
こんな派手な色の戦車があるわけないじゃーん!
しかし、会話が無駄にかしこまっていて、ミリタリーに詳しくないわたしでも、きっとこれは本格的な戦車戦術の話をしているんだろうなと思わせるものがありました。
女の子キャラたちが、いちいち女の子っぽい
女子校が舞台となっているため、登場キャラはほとんど女の子です。
ほぼ全員が、普通の女子高生って感じのしぐさ・言葉遣い・服装・ライフスタイルなのです。
ただし、時折「三式中戦車が…」「いいなあ回転砲台」「ヤークトティーガーが…」*3みたいな、専門用語が飛び交うことに違和感しかないです。
キャラが多すぎて覚えきれない
序盤から何十人ってレベルで登場キャラが出てくるため、全然覚えられません。
何だろう?幻想水滸伝かなって思いました。
ひとまず、主要キャラは何とかわかってきたぞ、という感じで中盤に入って行きます。
何これ?アツいんですけど
5話から、全国大会が始まります。
司令官として覚醒しつつある主人公が、バチッと戦術を決め、少ない戦力で強豪校を打ち破っていく姿がふつうにアツいです。
「全車0985(当然、マルキューハチゴーと言う)の道路を南進」「38(サンハチ)TはC1024(イチマルニヨン)R地点に」「全車128(ヒトフタハチ)高地に」など喋る女子高生への違和感も無くなってきます!
戦車を野球に、女子高生を男子高生にしたら、普通に甲子園を目指す野球アニメだ
展開がアツいです。
ただただ、アツいです!
もうね、すげえ先が気になんの!
これどうすんの!?
アーッ!そうやるのね!天才だ!!!
などと、一人盛り上がっていたら、明け方になっていました。
だが後悔はしていない。
話題になる理由がよくわかった
戦車というド直球ミリタリーネタを、女子高生という全く似つかわしくない両者を合わせたことで、非常にマイルドにとっつきやすく仕上がった作品になっています。
「ガールズ&パンツァーに登場した戦車一覧」とかWikipediaにあったら、1日中見ていられるような気がしますし、「ガールズ&パンツァーの登場人物一覧」とかも1日中見ていられるような気がします。
戦車も登場人物のどちらもキャラが立っていて、ちょいちょいストーリーに関係なさそうな小ネタも入ってきて、最後まで視聴者を飽きさせる暇もつかないほど、一気見出来ちゃう内容でした。
まだ見てない方もAmazonプライム会員になら、無料で視聴可能ですので、ぜひ見てみてください。
最後に、これだけ言わせていただきたいです。
「ガルパンはいいぞ」
劇場版も見たくなりました。