はじめたての人にこそ知っておいて欲しいことです。
独自ドメインに切り替えて1周間ほど経過しました。
今のところ、変える前と後とで体感的に変わったことはほとんどなくて、このタイミングでやっておいて良かったなあという感想です。
結論だけ言うと、ブログでちょっとでもお金欲しい(月に1万円とかでも)と思っている人は、独自ドメインに変えるメリットは大きいのでやれる時にやっておいた方がいいと思います。
今回、わたしはブログ始めて3ヶ月くらいのタイミングで、独自ドメインに切り替えました。
どうせ変えるんだったら、あらかじめ知っておけば良かったなと思うことがあったので、それらの体験を踏まえて行った作業をまとめてみます!
なお、本稿の目次を作業のTODOリストとして活用出来るよう意識してつくりましたので、ご参考にしてもらえればと思います。
独自ドメインとは何か?
一つのドメインを長期間使い続けると、検索に強くなりやすい
独自ドメインに限らず、ブログのURLは我が子のようなものです。
1年、2年と真面目にブログを運営していくと、ドメインの強さが成長して高まって行きます。
ドメインの強さってのは簡単に言うと、検索サイトで上の方に表示されるってことです。
検索して、10ページ目に表示されるよりは、3ページ目に表示された方がアクセスされやすく、
3ページ目よりは1ページ目に表示された方がアクセスされやすいわけです。
アドセンスの収益は「PV数×クリック率×クリック単価」で決まるので、単純にPV数が増えることはいいことです。
アドセンスだけでなく、各種アフィリでお小遣い程度稼ぎたいって場合でも、PVは無いよりあった方がいいです。
独自ドメインを取ると無用な争いを避けられる
だったら、独自ドメインを取らずに「○○○.hatenablog.com」でも良いじゃんと思いますが、この「○○○.hatenablog.com」のドメイン名は「hatenablog」となります。
よって、「○○○.hatenablog.com」も「×××.hatenablog.com」も「△△△.hatenablog.com」も同じ「hatenablog」というドメインの一つと判断されます。
Googleの仕様によると、検索の上位ページには同じドメインのサイトを複数以上*1表示しないという措置が取られているそうです。
自分よりも強い「hatenablog」ドメインのブログがいくつかあったら、検索の上位ページに自分のページが表示されることはありません。
「hatenablog」ドメインのブログは相当数あるはずで、それら全員がライバルとなってしまい、無用な争いが起きます。
そこで独自ドメインを取得することで、この無用な争いをせずとも上位ページへの表示を目指せるのです。
ここがはてなブログを使っている人にとっては、大きなメリットになるかと思います。
独自ドメインのコストパフォーマンス
わたしの場合は、年間1100円ほどで独自ドメインを取得しました。
またはてなブログで独自ドメインを活用するためには、「はてなブログPro」にする必要がありますが、こちらは月額700〜1100円くらいで加入出来ます。
ざっくり言えば、毎月800〜1200円ほどの投資で独自ドメイン+はてなブログProによる運営が可能となります。
なので毎月お小遣い程度に稼ぎたい目標金額が1200円以上ならば、独自ドメイン+はてなブログProに変えない手はないと、わたしは考えます。
それ以上目指したい場合は、言わずもがなです。
これはわたしの感覚ですが、月に1200円くらいの広告収入で元を取ることだけを考えるなら、SEOとか一切考えずとも記事書けば出来る数字だと思っているので、決して難しい話ではないと思います。
ブログを1年以上続ける気がない人と1200円以上稼ぎたくない人は、独自ドメインもはてなブログProも向いてないのでやらない方がいいですね。
1、独自ドメイン移行にあたり行った作業〜事前作業編〜
1-1 独自ドメイン名を考える
わたしは「akisane.com」にしました。
ブログタイトルは今後変更する可能性が高かったので、ブログ名にリンクしたドメイン名をつけると後々微妙な気持ちになると思ったので、ハンドルネームとひも付けました。
専門サイトを運営している方は、サイト名とひも付けてもいいと思います。
ここで決めるドメイン名は一生モノだと思って、一生変わらないであろう名前をつけることをおすすめします。
また「.com」「.net」「.xyz」みたいなトップレベルドメインと呼ばれるドメインも選択することになりますが、個人的には無難な聞き馴染みのある「.com」「.net」などをおすすめします。
「○○○.xyz」と言われても、パッと変なサイトじゃね?って思って、あまり踏みたくないURLと思っちゃいます。
人間で例えると、「.com」や「.net」が「太郎」とか「花子」って感じで明らかに人ってわかるもので、
「.info」や「.tokyo」は「翔平」とか「沙織」みたいなわれわれの世代風な感じの名前で、
「.xyz」や「.click」は「星凛」とか「煌人」みたいなキラキラネームって感じのイメージで考えて貰えれば、いいかと思います。
トップレベルドメインは、万人に伝わる無難なものを選んでおいた方がいいと思います。
それぞれを選ぶことによるSEO的な差はよく分かりませんし、調べましたが結論は出ていないように見えました。
人間の感覚で馴染みやすいものを選ぶことをおすすめします。
1-2 実際に独自ドメインを取得する
わたしはお名前.comで取得しました。
ムームードメインでも問題ないと思いますので、お好みで使いやすそうなサイトを選んでいただければいいと思います。
ここで取得する独自ドメインというのは「akisane.com」のようなものを指します。
「www.akisane.com」というURLになっていますが、「www.」は後から設定するものなので、独自ドメインを取得する際に「www.akisane」とかで検索したりして混乱しないように気をつけてください。
重ね重ね言いますが、独自ドメイン代に年間1000円程度、月々100円程度の出費は安いものです。
無難なトップレベルドメインを選択することをおすすめします。
最後に注意点としては、「Whois情報代行サービス」の申し込みを忘れずに行いましょう!
「Whois情報代行サービス」は自分たちのプライバシーを守ってくれるサービスだと思ってもらえればと思います。
超重要です!
また、お名前.comの場合、いろいろキャンペーンがやっているようですが、メールサービスとかOfficeとかには一切チェック入れずに申し込みました。
え?何これ?と思う人は、確実に不要なサービスだと思いますので、迷ったらNOで行きましょう。
1-3 はてなブログProに入る
「アクセス解析」や「記事の管理」などがある、ダッシュボードのメニューの「はてなブログPro」から申し込むことが出来ます。
どうせやるなら、一番安い「2年契約」で腹くくってブログに打ち込みましょう!笑
1-4 アナリティクスとSearchConsoleを関連付けておく
こちらのサイトの「独自ドメインに変更する前にやっておくこと」を一読して、やっておくことをおすすめします。
アナリティクスとSearchConsoleを導入していない方は、この際入れてみましょう!
※なお、各サイトで出てくる「Googleウェブマスターツール」というものは、「Google SearchConsole」のことです。
経緯は分かりませんが、サービス名が変わっているようです。
1-5 独自ドメインになることで修正が必要なHTMLやWebサービスを確認しておく
わたしの場合は、
- はてな読者登録ボタンのHTML
- Feedly追加ボタンのHTML
- MilliardのHTML
- Twitterのプロフィール
- Newspicksのプロフィール
にURLが入っていたので、修正が必要なことがわかりました。
ボタンのカスタマイズなどしている場合は、HTMLをメモ帳などのテキストエディタに貼り付けて、旧URLで検索すると漏れなく調べることが出来るのでおすすめです。
また、登録している各ASPのURL変更のやり方を一通り調べておきました。
さあ、ここまで準備したらいざ本番です!
万が一、設定にミスったりした場合に影響が少ないように、アクセス数の少ないであろう深夜や、早朝、昼下がりくらいの時間に作業することをおすすめします。
2、独自ドメイン移行にあたり行った作業〜移行当日編〜
2-1 はてなブログに独自ドメインを設定する
こちらのサイトの「お名前.comでの設定」から先を参考に実施しました。
「CNAMEレコード」とか「DNSレコード」って何?って思う人もいるかもしれませんが、詳しい説明は抜きにして、はてなブログに独自ドメインを設定するために必須な作業と思ってください。
レコードの設定が完了したら、「www.akisane.com」をブラウザに入力して、はてなブログの「Not found」のページになるまで、自分の場合は土曜の午後に作業して5分くらいでなりました。
ちなみに、なぜこの作業が必要かと言うと、
はてなブログを独自ドメインで利用する - はてなブログ ヘルプ
こちらの公式情報に
※はてなブログでは、サブドメインを使用しないexample.comでブログを運用すると、ドメイン名の仕組み上、トラブルの原因になることがあります。取得したドメインの前に、必ずサブドメイン(blogやwwwなど)を付加してください。
とあるので、やらなきゃいけないんだという認識です。
2-2 SearchConsoleとアナリティクスに新ドメインの設定を行う
再びのこちらのサイトを参考にしました。
わたしは、サイトマップ送信には
- sitemap.xml
- sitemap_index.xml
の両方を念のために登録しておきました。
また、サイト所有を確認するためにheadに埋め込んだHTMLは、所有権の確認が完了したら削除しておきました。
2-3 Amazonアソシエイトにサイト追加の連絡をする
http://www.arikawashuhei.com/entry/2015/10/28/070000www.arikawashuhei.com
Amazonアソシエイトはサイト単位で申請しないと怒られるらしいです。
この場合は、独自ドメインへの切り替えも含まれます。
ということで、上記サイトを参考にしながら下記文章を送ってみました。
『いつもお世話になっております。
私の運営しているサイト(http://○○○.hatenablog.com)のURLを変更することにいたしました。
こちらのURL(http://www.△△△.com)を追加させていただきたいです。
ご審査お願いいたします。
以上です。
よろしくお願いいたします。』
すると、その日中にはAmazonさんから返信があり、「追加しました」とのことでした。
返信文を読む限り、こちらで設定することは何もなさそうなのですが、念のために「Webサイト情報の確認」に新URLを追加しておきました。
2-5 各ボタンのコードを変更する
わたしの場合は、はてな読者登録ボタン、Feedly、MilliardのHTMLに埋まっているURLを変更しました。
2-6 各SNSに記載しているURLを変更する
Twitter等SNSに記載しているURLを変更しておきます。
わたしの場合はNewspicks、TwitterのプロフィールのURLを変更しました。
2-7 他のASPのURL変更を行う
それぞれ登録しているASPごとにやり方が違うので確認して、変更しておきましょう。
参考までにわたしの場合は以下のASPを変更しました。
- アフィリエイトB
「登録情報管理」→「サイト情報」→「URL変更」から変更できます。
- nend
「広告枠の管理」→「サイト/アプリ」にて一覧に表示されている新ドメインに変更したサイトをクリック→「サイト名】【サイトURL】を変更したい場合はこちらからお問い合わせください。」から変更依頼を行う。
時間が経つと、新URLに変わっていました。
- バリューコマース
画面上部の「設定」→「サイト情報」→「編集する」から変更できます。
- 忍者AdMax
左メニューの「広告枠設定」→表示された画面の「広告枠名」から自分のブログに貼り付けている広告を選んで1つずつ変更します。
よくある質問
アドセンス等の文中に挿入しているコードは変更しなくていいの?
変更しなくて大丈夫です。
少なくとも、アドセンス・アフィリエイトB・Amazonアソシエイト・nend・バリューコマース・忍者AdMaxは、コードを差し替える作業は不要でした。
代わりに、各サイトでのURL変更の手続き・設定は必要です。
旧URLをブックマークやFeedly等で登録している人はURL変更しなくて大丈夫なの?
旧URLにアクセスがあった場合は、新URLに自動的に転送するように設定されています。
わざわざ変えずとも問題はないと思いますが、アクセス経路が「ブックマーク→自サイト」という経路ではなく、
「ブックマーク→旧URL→自サイト」という流れになるので、もしかしたらアナリティクスで集計するデータに多少の影響はあるかもしれません。
わたしは誤差の範囲内であると思ったので、新URL登録のお願い等の連絡は一切しませんでした。
スペシャルサンクス
本記事を作成するにあたり、上記手順には実際に活用したサイトのURLを貼っています。
しかし、それらのサイトに到達するするために参考にさせていただいたサイトがいくつもあります。
感謝の気持ちを込めて、そちらのサイト様も紹介させていただきます。
http://www.birumendesu.com/entry/2016/03/05/124544www.birumendesu.com
まとめ
事前に何の作業を、どのサイトを参考にしながらやればいいかまとめておいたので、実際の作業当日は滞りなく実行できました。
本稿の目次をTODOリスト代わりにしてもらえるよう意識してつくりました。
1から2の項目をコピーして自分なりに活用してもらえれば幸いです。
また、わたしのように複数サイト確認して、何が正しい手順なのか確認する人もいるかと思いますので、そういった方にとって役に立つコンテンツになればと思います。
一人でも多く、ハッピー独自ドメインライフを送る方が誕生することを願うばかりです。
*1:2つ以上という説もあるし、3つ以上の場合もあるそうです