成人男性の一日の塩分摂取目安量は8.0g未満だそうです。*1
なお、味噌ラーメン一杯には塩分10g入っているそうです。
※参考:http://suzie-news.jp/archives/14256
ほとんどラーメンが一撃で厚労省の目安摂取量に達するような世の中で、塩分量をいちいち気にして食事をするほうが、よほどストレスに感じて早死にしてしまいそうです。個人的にはそう思います。
そこで、わたしは運動を組み合わせて、発汗による塩分の体外排出を積極的に行っています。
汗の塩分濃度は0.3〜0.9%と言われているそうです。
※参考:ランニングの発汗で塩分がどれだけ排出できるのか調べてみよう
1.0kg汗をかけば、間の0.6%の濃度だったとしても、6gの塩分を体外に排出出来る計算になります。*2
つまり、わたしはこう解釈します。
『めっちゃ運動するなら、しょっぱいもの食べてOK!ただし水分補給は忘れずに♪』と。
何なら、生命維持活動において塩分は必須ミネラルの一つですからね。
というわけで、今回訪れたお店は『こってりラーメン なりたけ 池袋店』です!
こってりラーメン なりたけ 池袋店
ジュンク堂書店の近くに、昨年1月にオープンしたラーメン屋です。
元々は、千葉県内に本拠地を置く店で、名古屋にも1店舗、海外にも1店舗と徐々に拡大しているようです。
わたしは、錦糸町店によく通っていたのですが、池袋にも出店したことを知り、ずっと行きたいと思っていました。
スープは醤油・味噌・辛旨の3種類です。
錦糸町店には『みそつけめん』もありましたが、池袋店はラーメンのみのようです。
ドギツイ一杯を食べたいので、『みそもやしらーめん』をオーダーしました!
注文時に背脂の量をコールする
二郎と違って、店員さんが丁寧に「脂の量はどうしますか?普通で多めに入っていますが」と聞いてくれます。
パンチ力のある一杯を求めていたので、『ギタギタ』でお願いします。
そうして、やってきたのがコチラ!!
見た目はいわゆる味噌ラーメン風です。
横からのアングルです。もやし増しにすると、なかなかの量が盛られていることが分かります。
スープは背脂が溶け込んでいて、「ギタギタ」を越えて「ドロッドロ」です。
麺はスタンダードな中太麺となっています。
チャーシューは薄切りながら、今にも崩れそうなほど、ホロホロの一枚が乗っていました。
ドロドロスープと、中太麺の相性はバッチリ
レンゲを使う必要もないほどに、中太麺にドロンドロンのスープがベトベトに絡みつくので、クドいほどに味噌と背脂のワンツーパンチの雨あられを浴びせかけられます。
スープの絡んだ麺を口に運ぶたびに、ビリリ!と来ます。
もはや『舌先が痺れるような美味さ』ではなく、あまりの塩辛さに単に理性が身体に警告を発しているだけだと思います。
ところが、このしょっぱさの裏から、なんとも形容しがたい快感の波が押し寄せてきます。『もう一杯!もう一杯!』という声なき声と共に、欲望のままに、ひたすら麺をすするのです。
もはや口内は、ソニーの新型ゲーム機・プレイステーション3発売日の家電量販店のように、大混乱です。味噌ラーメンってレベルじゃねぇぞ、と。
やがて全身から汗が吹き出てきます。スープの暑さだけが原因じゃないです。このまま塩分を体内に入れてはいけないんだと言わんばかりにです。
ちなみに、もやしは『なりたけ』自慢の味噌ベースに背脂やスープを加えて、軽く炒めてから盛り付けされています。
つまり、「もやし」こそしょっぱさの元凶であり、どんぶりの中に減塩の楽園は一切ありません。
どこを取ってもしょっぱく、何をしてもしょっぱい。鬼畜のような一杯と戦いながらも、無事に完食しました。
『ごちそうさま』の声と共に、店の外に出てみると、わたしの頬を吹きぬける風に一抹の爽快感を得えながら『また来よう』と思うのでした。
絶大なる中毒性にご注意!
『なりたけ』に来る度に「ラーメンとは何か?」ということを考えさせられます。
明らかに厚労省の基準値を上回っているであろう塩分を摂取しながら、ハッキリとしょっぱさを自覚しながらも、決して割りスープで薄めることなく完食する自分の存在は矛盾しかありません。
屈指の高血圧大国である日本において、軽々と基準値を上回る塩分を取らせるラーメンの存在は害悪であるのだろうか?
ならば、これほどまでに人々を熱狂させるのは何故なんだろうか。
禅問答のような問いかけに、『なりたけ』は自身の見解を、しっかりと表明していました。
ーーー 脂 は 旨い ーーー
「月」に「旨」と書いて「脂」
霜降り肉や大トロ・脂の乗った旬の魚など、
私たちが美味しいと感じる食べ物には脂が多く含まれています。
(中略)
ラーメン本来の旨さを追求した充実の一杯をどうぞご賞味ください。なりたけ
『なりたけ』はシンプルに、自身が「旨い」と思う一杯を提供しているに過ぎません。
ラーメンに限らず料理には、「自分はコレが一番だ!!」という主張の押し付け合いの側面はあると思います。
『なりたけ』は背脂ギタギタにしたショッパい一杯がウマい!と思って出しているだけです。
わたしは、それがウマい!と思うから、通っているだけです。
ラーメンとは何か?に対する、わたしの答えは「ウマい食べ物」です。
ウマいから食べに行く。それ以上でも、それ以下でもありません。
そして、この「ウマい食べ物」を食べ続けて行きたいので、わたしは運動を欠かすことは出来ないと改めて思うのでした。
店舗情報
なりたけ 池袋店
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池袋店のほか、
・津田沼店
・本八幡店
・千葉店
・錦糸町店
・名古屋店
・バリ店
があります。
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