いよいよ、来週の26日夜からオランダへ旅立って来ます!
今回の旅のお供はコイツです!
我が愛車のブロンプトンと共にオランダの大地を疾走してきます!
1ヶ月前にもオランダ旅行で観光したいところをまとめた記事を書きました。
あれから、いろいろとネタを収集して、折りたたみ自転車があるという利点を活かした観光スポットを調べたので、わたしの備忘録も兼ねて書いてみます!
締め切り大堤防
オランダは国土の4分の1が海抜0m以下の低地にあります。
堤防を築き、干拓をして、国土を確保してきた歴史があるのです。
オランダ国内最大規模の堤防が「締め切り大堤防」と呼ばれるものです。
全長32km、幅90m、高さ 海抜7.25mの大堤防が敷かれています。
地図上部の赤いところが「締め切り大堤防」です。地図上で見ますと、その堤防の巨大さがよく分かります。
堤防の内側は「アイセル湖」という人工湖となり、ウナギの養殖が盛んだそうです。
元々は戦時飢餓対策として、干拓して農作地を確保するために、締め切り大堤防の敷設に乗り出しました。
しかし、完成してからというもの、ちゃんと計算するとそこまで農作地が無くとも、国民の食糧はまかなえることが分かり、干拓せずにそのままだそうです。
堤防上には、サイクリングロードと高速道路が並走しています。
この堤防は正直景色を観る以外に、やることがないと思います笑
自転車の交通量も少ないと思われます。果てしない直線を、誰にも邪魔されずに疾走することが出来る快感は、なかなか味わえるものではないでしょう!
唯一、難点があるとすると、大堤防の端から最寄り駅まで18kmあることです。
大堤防の中間地点にあたる「ブレーザンドデイク」までは、最寄り駅の「アナ・パウローナ」から片道33kmです。
晴れの日にガツッと走ってきたいなと思います!
なお、アムステルダムからアナ・パルローナ(Anna Paulowna)駅までは、1時間ちょいで行けるようです。運賃は12.5ユーロです。
キンデルダイクの風車地帯
オランダといえば、風車の国というイメージがありますね。
かつては1万基以上あった風車ですが、今では1000基ほどまで数を減らしています。
キンデルダイクには19基の風車が存在します。
オランダならでは景色が見られるのですが、難点はアクセスです。
キンデルダイクのある自治体内に鉄道は走っておらず、バスか船(!)でのアクセスしかありません。
そこで自転車です!
一番の最寄り駅であるBarendrecht駅から、自転車で15.7kmです。
さらにキンデルダイク観光には、自転車がオススメだそうです。
参考:必見!オランダの世界遺産「キンデルダイク」の風車写真が想像以上に素敵 | RETRIP[リトリップ]
交通手段にもなり、観光手段にもなるという、一石二鳥なケースですね!
なお、キンデルダイクは、勝海舟や福沢諭吉らがアメリカに渡った時に利用した「咸臨丸」が製造された場所でもあります。
アムステルダムからBarendrecht駅までは、1時間半で行けます。運賃は16.6ユーロです。
アムステルゴールドレースでお馴染みの「カウベルグ」を登ってみる
つい先日に行われた自転車ロードレースの「アムステルゴールドレース」。
その勝敗を決する場所が最終盤で登場する「カウベルグ」の登り坂です。
伏兵の一撃!アムステルゴールドレース終盤だけ見たレビュー|あきさねゆうの荻窪ドーム(別館)|note
↑ひっそりとnoteでレースレビューを書いてます笑
オランダは国土のほとんどが平坦な低地ですが、ベルギーやドイツとの国境付近の場所では、このような丘が存在します。
「カウベルグ」はマーストリヒト条約で有名な、マーストリヒトが最寄り駅となります。
このようなルートをたどれば、アムステルゴールドレースの通りに丘を登ることが出来ます!
海外のグーグルマップは、高低差が分かるので、非常に使い勝手がいいですね〜。「カウベルグ」以外にも一つ、結構な坂道があるようです。
気分は完全にフィリップ・ジルベールです!
「ジルベールのアタック!誰もついてこれない〜!!」みたいな脳内実況で、ロードではなくブロンプトンで行ってきます笑
なお、アムステルダムからマーストリヒトへは、直通電車で2時間半で行けます。お値段は25.6ユーロです。
さらに、ちょっと足を伸ばせば、お隣ベルギーのリエージュまで電車で30分ほどで行けます!
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのスタート地点・ゴール地点観光もありですね〜。
アントウェルペン観光
アントワープのことです。自分も「アントウェルペン」って馴染みがない感じがします。現地では「アントウェルペン」って感じに発音しないと通じない気がするので「アントウェルペン」で記載することにします。
もはやベルギーではありますが、「タリス」と呼ばれるヨーロッパの新幹線に乗っていけば、アムステルダムから片道1時間13分で行ける場所です。運賃は50ユーロです。
EU圏内の国々であれば、煩わしい出国・入国手続きなしに移動出来るので気軽に隣の国にも行けちゃうのが素晴らしいですね。
ベルギーのいいところは、オランダより圧倒的にメシがうまいことらしいです笑
チョコレートやワッフルなど、甘いものも充実していますね。
また、アントウェルペンは、フランダースの犬の舞台にもなった場所です。
ネロがずっと憧れていたキリストの絵が飾ってある大聖堂があります。
その絵を書いた画家である「ルーベンス」の家も観光スポットでしょう。
観光地+買い食いしやすい甘いもの+自転車のコンビネーションは、最強です!
電車+自転車でどんなところにも行ける気がする
オランダが低地で平坦な大地であることを最大限活かす自転車との相性が素晴らしいです。
その上、このエントリーの隠れメッセージでもあるのですが、オランダの鉄道網がよく発達しています。尚更、自転車と好相性です。
ちなみに、わたしの保有するブロンプトンは折りたたむと、こんな感じになります。
オランダの鉄道は、折りたたみ自転車であればカバーもかけずにこのまま持込可能なんです。*1
あとは、盗難されないよう気をつけるだけです!
そのために、わたしは最強の鍵を買ったのですから…!
という感じで、オランダ旅行満喫してきます!いえい!
この本が、最も勉強になりました。
相棒については、こちらの記事で解説しました。
*1:通常の自転車もカバーをかけずに持込可能だが、混雑時は乗車不可らしい