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花粉症シーズン到来!市販の目薬を買う時は「この成分」を見よ!

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目って、むちゃくちゃ大事なパーツだと思うのです。

こうやってパソコンに向かって文字を入力し、みなさまのブログを拝見出来るのも目のおかげであり、わたしの目が正常に文字を文字として認識して脳で変換がうまく行っているからです。

変換した結果、どのようにアウトプットするかにおいて、まだまだ齟齬があるとは思いますが、それは本稿とは関係のないことなのでここでは言及いたしません。

とにもかくにも、目が人間にとって非常に重要なことは間違いないでしょう。

ところが、花粉症というほとんど不治の病に冒された者は、花粉が目に飛び込むことによる痒み・充血・炎症に毎年毎年悩まされています。

痒いからといって、ついつい目をかきすぎることでうっかり結膜炎、結膜浮腫、網膜剥離になることもあるみたいです。
それだけは絶対に避けねばならないと、痒みを耐え忍ぶ辛い日々を送っているかと思います。

しかしながら、痒いものは痒い。目を取り出して洗えたらいいのに!と思うこともしばしば。
こんなに大変なら、もう春なんて来なくていいと思ったのは、わたしだけではないはずです。

そんな目の悩みを解消するには至らなくても、対策として非常に優秀なものが「目薬」です。

薬局に行けば驚きの200円くらいから販売されていて、高いものでも1500円くらいです。

ここで冷静に考えるのです。
目薬と言っても、目に直接化学薬品を入れるってことだよな、ということについてです。

200円の目薬は安かろう悪かろうで目に良くない成分が入っているのではないか。
はたまた1500円の目薬には、果たして本当に意味のある成分が入っているのだろうか。

このことを気になってから、目薬が差せなくなってしまいました。

しかし!様々な調査の結果、目薬を買う時にここさえ押さえておけば間違いない!というポイントを見つけました。

今回は、市販の目薬を買う際に、意識すべきポイントについてお伝えしたいと思います。

※免責事項

本記事は、あくまで医療的な資格を一切持たない一般ピープルによる、個人的な調査と個人的な体感に基づくシェアであります。

よって、本記事の内容を実践して「失明した」「視力が低下した」「痒みがおさまらない」「目がチカチカする」「春が来る前に彼女にフラれた」「保育園落ちた」等の影響があった場合、「目がチカチカする」ことは本題に対して前置きが長いことが原因の可能性もあるので次回から前置きを短くすることを善処しつつ、「彼女にフラれた」方は愚痴なら聞くことは可能ですが、その他の影響については、当方一切の責任を負いかねますので、どうかご了承くださいませ。

『塩酸テトラヒドロゾリン』の有無をチェックせよ!

成分に「塩酸テトラヒドロゾリン」が”入っていない”目薬を選びましょう。

以上!

って感じです。
これだけでは味気ないので、少々解説をしていきます。

『塩酸テトラヒドロゾリン』って何ですか?

分子式C13H16N2·HCl。分子量236.74。という化合物です。

「HCl」はいわゆる「塩酸」という強酸性の化合物です。
単体ではヤバいやつです。

余談ですが「NaOH」という化合物は「水酸化ナトリウム」という、これまたヤバいやつです。

この二つのヤバいやつを全く同じ濃さで全く同じ量を混ぜ合わせる、なんと不思議!食塩水になります!

『NaOH+HCl=H2O+NaCl』という化学式が成り立ち、この「NaCl」というものは「塩化ナトリウム」と呼ばれる化合物で、いわゆる「塩(SIO)」ってやつです。

それぞれは劇薬なのに、劇薬同士を混ぜると人間にとって必須成分でもある「塩(SIO)」になるなんて不思議ですよね。

このように、複数の物質が化合して全く別のものになる性質、またはその状態のことを「塩(EN)」と言います。
ややこしいのですが「塩」と書いて、「えん」と読みます。

ではでは、この「C13H16N2·HCl」という物質も、何かと塩酸で割った物体で、「塩(EN)」だから安全なのでは?と思います。

「C13H16N2·HCl」と「NaCl」を見比べると一つ違いがあります。

そうです、「○○+HCl」の形なのか、「○○+Cl」の違いです。

「○○+HCl」の形の化合物を、「酸性塩(EN)」と言い、水に溶けると酸性を示します。

「塩酸テトラヒドロゾリン」以外にも目薬の成分を見ると、「硫酸何とか塩」とか書いてあるので、『「塩」ってことはしょっぱいのかなあ?目にしみるのかなあ?』とお悩みの方も大勢いらっしゃるかと思いましたので、補足させていただきました。

しみるかどうかは、別問題なので実際の効能について見て行きましょう。

では、「塩酸テトラヒドロゾリン」の効能は何か?

テトラヒドロゾリンは主にアドレナリンα受容体作動薬として作用し、眼の結膜の血管を収縮させる。これは眼への刺激物による充血を抑える効果がある。
テトラヒドロゾリン - Wikipedia

点鼻薬として鼻腔内の腫れによる鼻詰まりの解消、点眼薬として結膜(白目部分)の充血の抑制、傷薬として止血、などの効果がある。
また痔治療のための座薬などでは患部の血管を収縮して血流を抑え、有効成分を患部に長く留めるために用いることがある。
塩酸テトラヒドロゾリン ‐ 通信用語の基礎知識

「血管収縮剤」という成分が入っています。点眼すると、血管を強制的に収縮させるので、充血が引き、赤かった目が白くなります。
充血をとる目薬のワナ | 川本眼科(名古屋市南区)

というように、眼球の血管を一時的に収縮させて、見た目を白くする薬なようです。

つまり、充血や炎症、痒みに対してほとんど効果がなさそうです。

「塩酸テトラヒドロゾリン」の副作用について

血管収縮剤は見た目だけ充血をとる薬で、病気そのものを良くしているわけではないからです。
(中略)
しかも、血管収縮剤を連用していると、薬の効果が切れたときに、かえって充血してしまうという現象がおきます。このことを「リバウンド」と言います。
 
充血するので、充血を取ろうとして血管収縮剤をさす→効果が切れたときもっと充血する→充血を取ろうとして血管収縮剤をさす→・・・・
 
こういう悪循環がおこって、いつも目が充血している人もいます。こういう場合、常用していた市販の目薬をやめるだけで、充血がほとんど解消してしまうこともあります。
充血をとる目薬のワナ | 川本眼科(名古屋市南区)

緑内障(失明または症状悪化のおそれがある)
厚生労働省:医薬品のリスクの程度の評価と情報提供の内容等に関する専門委員会の第10回資料

“緑内障”に関する禁忌項目がある医薬品リスト
(中略)
テトラヒドロゾリン
病気禁忌01(緑内障の禁止薬)

とあります。

下二つのサイトは見にくいのですが、要は「緑内障の人にテトラヒドロゾリン使うと何かしら問題がないとも言い切れません」という感じです。

緑内障の人は「失明または症状悪化のおそれがある」のに対し、健常な人には問題ないと言い切れるかどうかも疑問です。

このことを知って、わたしは「塩酸テトラヒドロゾリン」を含まない目薬を選んで使うようにしています。

実践編!わたし流目薬の活用法

ぶっちゃけ、目薬なんてなくても水でもいいと思っています!

生水を持ち歩いて、適宜目に差すという方式でもいいのですが、生水を常温で持ち運ぶと別の菌とか繁殖していそうで、なんだか嫌だなあと思うわけで、市販の目薬なら変な菌も増殖しなさそうだし、という理由で使っています。

そして、200円とか安いものよりは1000円以上するもの方が、極端に変なものは入っていないだろう、という予想の元、1000円〜1500円ゾーンで「塩酸テトラヒドロゾリン」の入っていない目薬を使っています。

最終的にはあまり科学的な選び方ではないですね。

そして、目薬を使う時に意識していることは、

1、目薬を差したら、3秒以上目をつむって、むやみに眼球を動かさない
2、ティッシュやハンカチなどで、あふれた液体を拭き取る

ということです。

イメージは目薬を差して、花粉を浮かせて拭き取る感じです。

目をパチパチさせると、花粉やゴミがまぶたの裏とかに行っちゃう気がして嫌なのでしません。

この一連の作業により、わたしの体感的には目がかゆいなあというのは、ほとんど即座に収まります。

本当はゴーグルみたいな眼鏡をして物理的にシャットアウトする方がいいのかもしれませんが、裸眼で春を過ごしたい方は、目薬をうまく活用してハッピースプリングカーニバルを共に過ごしましょう!