先日放送し、大好評だった二郎キャス*1のおかげで、わたしの二郎欲が強まっていました。
その中で、『らーめん大(DAI)』は何ですか?と、キリヲさん(フロムムサシノ)に聞いてみました。
「元々は二郎 堀切店で、独立した店」と教えてもらいました。
それなら、ちゃんと総帥の下で修行した人がやっているお店なのかな?と思いましたが、「あの頃はのれん分けの基準が曖昧だったから、どうなんだろう?」とのこと。
もう、実際に食べてみないと分からないなと思いました。わたしの近所で『らーめん大(DAI)』はよく見かけるので、ずっと気になっていたこともあり行ってみることにしました。
どうせなら杉並区内のらーめん大に行ってみようと高円寺店へ
3回食べるとのフレーズは『かむくら』を思い出しますね〜!
ただし、かむくらと違って、『らーめん大』は二郎系であれば濃厚こってりなスープなはずです。
かむくらは、非常にあっさりとしたラーメンですので。
メニューは通常のラーメン以外にも、塩ラーメンやつけ麺があることが特徴的です。
ちなみに、わたしが訪れた高円寺店では、『煮干しらーめん』『味噌らーめん』もありました。
初回訪問なので、ベーシックに『らーめん(並)』に「こま切れ豚」「たまねぎ」をトッピングしてみました。
らーめん並+にんにく+こま切れ豚+たまねぎ
見た目はいい感じです!
美味しそうな豚ちゃんが、こんもりと盛られていますね〜。
横からのアングルも一枚。
「こま切れ豚」は荻窪二郎でいただいたチャーシューの破片みたいな「ほぐし豚」を想像していたのですが、普通に細かく切った豚って感じでした。
↑写真上部に鎮座している肉片が、荻窪二郎でいただいた「ほぐし豚」
二郎三田本店で培った、肉→麺→野菜の順で食べてみる
まずは豚を、スープにつけたり、刻みにんにくを添えながら食べて行きます。
うん!しっかりと味がついていてうまいです!
豚本来の肉感と言えばいいのでしょうか、牛さんとは決定的に違う食感の違いがハッキリと分かって、美味です。
最初に、ほとんど全ての豚を食べましたが、まったくクドくなく、何ならもっと豚が欲しい!と思うほどでした。
実際に、もっと豚を盛ったら、わたしの胃袋では死亡確定ですけどねw
豚が終わったら、天地返して、麺を冷ましながら食べるのがわたしのテクです。
アツい麺をふーふーしながら食べると、お腹にたまりやすい気がするんですよね。
ちなみに麺は、二郎と同様にぶっとい、ごわっとした麺です。
噛みごたえがある麺なので、胃の中に流し込みたいところを、ついつい噛んで味を満喫してしまいます。
ここで味変アイテムを紹介しましょう!
「らーめんタレ」「お酢」「カレー粉」「黒こしょう」「白こしょう」「一味唐辛子」です。
わたしは「黒こしょう」が世界で一番好きな調味料なので、「黒こしょう」をかけてみます。
よくある缶に入った胡椒ではなく、ペッパーミルですりながら入れることが出来る新鮮な胡椒です。風味も最高です!
胡椒フェチにはたまらん!
麺に胡椒をかけて食べている最中に、「あ、豚にもこしょうをかけて食べておけば良かった!」と若干後悔しました。
続いて「カレー粉」!
クドくなりそうなので、少量をかけてみました。
それでも、カレーのクドさが気になったので、わたしはあまり好きではないかもですね。。。
という感じで、半分くらい食べた時点で、「コレは行ける!」と確信し、味わいながら無事にフィニッシュ!
スープの中に沈んだ、たまねぎや麺をすくって食べる余裕を持ちながら完食です!
『らーめん大』が、二郎の小ラーメンと比べて、量が少ないだけかもしれませんが、わたしの二郎系を食べるスキルが徐々に向上してきたことは実感しています!
二郎系は食後感が重要
毎回二郎を食べ終えた後に思うことは「こんなに満腹なのに、もう二郎が食べたいと思っている自分がいる」ということです。
焼き肉とか、ケーキをたらふく食べた状態では、「もう焼き肉は当分いいや」「しばらくケーキの顔も見たくない」みたいな気分になることが多いのに、二郎では不思議とそうはなりません。
この不思議な魅力に取り憑かれているわたしですが、「らーめん大」を食べた後に思ったことは、「また『らーめん大』を食べたい!」ではなく、「やっぱり『二郎』を食べたい!」でした。
ここから得られた教訓は、『二郎を期待して二郎系に行くな』です。
もちろん、二郎の魅力を忠実に再現しているインスパイア系のお店もあると思いますよ。
ただ、「らーめん大(DAI)」を食べて感じたことは、二郎を真似た二郎系として売っているわけではないのかなと感じました。
お店のホームページにも「元祖 堀切系」みたいなことを唄っていますし、海外志向が強かったりと、二郎とは違うメンタリティで経営されていることは明らかです。
さらに「らーめん大」の中でも直営店とFC店とあって、高円寺店はFC店でした。こういった違いも、味やメニュー構成に影響を与えているような気もします。
というわけで、「らーめん大」は一般的には二郎系のカテゴリだと思いますが、二郎ではありません。二郎系というカテゴリに当てはめることなく「らーめん大」は「らーめん大」として食べた方が幸せでしょう。
なので、また「らーめん大」として、食べに行きたいなと思いました。
『煮干しらーめん』とか普通に気になりますもん〜!
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キリヲ先生と初ランデブーした、神保町二郎のレポと見せかけて、本気のジロリアンの文化について書いたルポタージュです。
聖地・三田本店に行った時のレポート記事です。
西荻窪の二郎インスパイアのお店の食レポです。
*1:当社比