2016年3月19日、わたしの第二のバースデーとなることでしょう。
記念すべきラーメン二郎デビュー戦が行われたその日です。
初戦は、まわりに釣られてうかつに『野菜マシ』なんてコールしたものだから、3回途中6失点KOという散々なデビュー戦となりました。
即刻、二軍行きを命じられたわたしは、名伯楽と運命的な出会いを果たします。
キリヲさん@Sameomiとの出会いです。わたしのデビュー戦のレポートを見て、わたしの中の光るものを見つけたようで、Twitterで絡んでくださいました。
その際に、わたしの人生を変えたと言っても過言ではない名言が生まれます。
@saneyuu これだけは言えます、、、二郎はテクニックです。ちょっと慣れたらすぐに美味しく食べれますよ!はてなブロガーらしからぬブログなので胸焼けを起こさぬようお気をつけください!(笑)
— From武蔵野toThe二郎 (@Sameomi) 2016年3月21日
『二郎はテクニック』
「ラーメン二郎=量が多い=大食いの才能が必要」という方程式が成り立つと思っていたわたしには、『二郎はテクニック』なんて全く考えたことの無かった概念です。
キリヲさんご同行のもと、神保町店にてラーメン二郎の指導を受けました。
二郎との向き合い方、二郎の攻略法、二郎の歴史、二郎の文化…etc.
それらを吸収したわたしは、一軍に昇格しデビュー戦以来の荻窪でリターンマッチに挑みます。
結果は、6回3失点で見事初勝利を飾りました。
このようにして、わたしの二郎ライフは始まったのでした。
さて、2016年にラーメン二郎を計26杯、のべ10店舗でいただきました。
2016年の記録を残す意味で、2016年に食べたラーメン二郎で打線組んでみたいと思います。
2016年に食べたラーメン二郎で打線組んでみた!
1番、センター、品川
生活圏にあるお店であることも幸いして、7回訪問しました。
便利だからという理由だけではなく、シナジ独特のさっぱりとしたスープ(※当社比)は、少食なわたしへのダメージを極限まで低下してくれます。
7回行って、7回ともブレ無しという、二郎らしからぬ安定感の高さが魅力です。店員さんは無愛想だけど、めちゃくちゃ良い仕事してます。
更にトッピングのネギを入れると、まるで別人のような長打力を発揮します!
ただし、弱点は肉です。肉を目当てで品川に行くと、少しガッカリするかもしれません。
2番、ショート、桜台
様々な事情を抱えていそうなお店ではありますが、桜台の助手さんによるワンオペとは思えない、素早く丁寧な仕事から繰り出される至高の一杯は絶品。
ふわとろのお肉に、濃すぎず薄すぎない絶妙なバランスのスープと、ドロドロせずバキバキしないちょうどよい茹で加減の麺のハーモニーがトリプルマッチしています。
長打力、ミート力、守備力、すべてでハイレベルなパフォーマンスを発揮しています。
なかなか営業時間が合わなくて、1度しか訪問していませんが、最寄りの二郎なので今後ともお世話になりたいです。
3番、キャッチャー、荻窪
美しい豚、美しいアブラ、美しい盛り付け。丼から華麗さを感じさせるにもかかわらず、本性は猛烈な攻撃性を持った虎です。
ちゃんと頼めば一見さんにも優しく接してくれる、ハートフルなお店ではありますが、知らずに常連ぶって『大豚』など注文してしまうと悲劇です。
人間の食べ物とは思えない破壊的な麺量に無残にも殺戮されることでしょう。
しかし、用法用量を守っていただけば、トップレベルの肉のクオリティ、思わず完飲したくなるスープ、そして二郎の一番の魅力は麺であると何度も確信させてくれる麺が、ジロリアンたちを巧みにリードします。
調味料として昆布ポン酢とゆずポン酢を置いている唯一の店舗であり、最近は『マヨネーズではない』という調味料もあるとのこと。
わが故郷に鎮座する偉大なお店です。2016年は8回訪問しました。
4番、ファースト、三田
圧倒的大存在。純然たる本家本元。全ての二郎愛好家が集いし聖地。
それが三田本店です。
ラーメン二郎創始者の総帥こと山田拓美氏によるオペレーションは、二郎ファンなら必見です。
世界一美味しい三田の水道水を飲みながら、異常なまでカエシでべちょべちょになった重量感あるどんぶりをカウンターから下ろす洗礼を受ければ、あなたも立派な二郎フリークスを名乗ることが出来ることでしょう。
総帥の神々しさに、対戦する投手は思わずコントロールを乱してしまうでしょう。
2016年は3回訪問しました。定期的に行きたいです。
5番、サード、神保町
神保町、神の子、恐ろしい子。
綺麗に盛られた見た目に反して、スープの中に隠れる絶望的なまでの野獣性に、失神寸前になりながら食べきった記憶しかありません。
あれほど苦しい思いをしながらも、以降23杯の二郎を食べるに至るキッカケをわたしに与えてくれたお店です。
恐怖感がたたって、1度しか訪問していませんので、成長し力をつけたわたしの力を試す意味でも、再訪したい店の一つであります。
6番、DH、西台
店主さんの巧みなロットコントロールが炸裂し、言われるがままに着席・着丼とあいまった西台です。
二郎の魅力である肉・麺・スープ、全てで高い基準を達している上に、店主さんと常連さんの掛け合いすら希少な調味料になっていました。
一時期、都営三田線の耐震工事の影響で、店舗移動の憂き目に遭いましたが、現在は仮店舗で元気よく営業中とのこと。
こちらも訪問は1回のみです。近くには3回くらい行っているのですが、タイミング悪く1度しか行けていません。
7番、ライト、目黒
噂が噂を呼び、恐ろしい店として警戒されている目黒店でしたが、普通に並んで普通に注文して普通に食べれば何てことはない優良店です。
むしろ、二郎の中では控えめな麺量がデフォな店で、『小豚』でも90球で完投勝利をしたかのような余裕が感じられる一杯でした。
肉は噛みごたえのあるタイプで、わたしの好みではありませんでしたが、麺とスープはドンピシャで胃に突き刺さるレーザービームそのものでした。26回の訪問の中で、最も完飲に近づいた一杯です。
こちらも1回のみの訪問です。
8番、セカンド、仙川
多くのファンが集う屈指の人気店舗です。わたしが訪問した中で最も並んだお店は桜台でしたが、次点は仙川でした。
下調べなしに訪問し、様子見で『ニンニク』のみコールしたところ、スープが薄くて薄くて辛かったです。
薄いと言っても、アブラっぽさは強いので、麺量の多さも相まって後半はフラフラになりながら、何とか完食しました。お肉もあまり良いイメージがなかった出来でした。
ブレの問題もあるでしょうし、仙川は『カエシ』コール必須とのアドバイスも受けたので、再訪してリベンジしたいところです。
ということで、1回のみの訪問です。
9番、レフト、池袋
歌舞伎町、小滝橋、新橋と並ぶ繁華街にそびえ立つ繁盛店舗です。
それゆえ、回転重視のオペレーションは、品質の低下を招いていると言われがちですが、池袋は言うほど悪くはないと思っています。
立地の良さから、3回訪問していますが、二郎の肉感・麺質・スープを十分に堪能することが出来ています。
とはいえ、他にもっと良い二郎はあるよね、というのが正直な感想です。
池袋店にはエンドランとかバントとかのサインを出したくなるお店です。つなぎ役として今後も期待しています。
投手、ひばりヶ丘
『野菜』コールをせずに、天高くそびえる野菜の塔の美しさに見惚れていると、野菜の下からふいに現れる究極の豚にハートを鷲掴みされました。
紛うことなき絶対的エースとして、ヒバジはその地位を確立しました。たった1度の訪問でです。
『ヒバジはいいぞ』おじさんたちの『ヒバジはいいぞ』と言う気持ちがよくわかりました。
次は豚ダブルを頼んで、圧倒的ふわとろ豚を堪能しつくしたいと思います。
2017年に行きたい店舗
二郎が持つ宗教的な側面を否定することは出来ないが、わたしにとっては単純に最も美味しい食べ物であり、エネルギー源であります。
二郎デビューしてから本当に体調が良く、ニンニクを含む野菜の力を実感するばかりです。
何よりラーメン二郎を通して生まれた出会いにも感謝です。
2017年は、これまで以上にいろんなお店に行ってみたいです。
- 新代田
- 関内
- 千住大橋
- 相模大野
- 小金井
- 野猿
- 上野毛
- 藤沢
あたりに行ってみたいです。
自転車で二郎ツアーするも良し、普通に電車で行くも良し。
当ブログは決してジログではありませんが、今後もラーメン二郎に通っていきたいと思います。
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本家ラーメン二郎を越える一杯がそこにある!当然、富士丸にも通い続けます。
『東京に住んでいるなら、わざわざ二郎インスパイアに行く必要はない』と言われがちなラーメン大ですが、この煮干しラーメンはとても良かったです。