最終更新日:2017年10月2日
私が5年以上愛用しているメッセンジャーバッグ『TIMBUK2(ティンバック2)』は、たくさんのモノを収納して運べるので、自転車のみならず日常的にヘビーユースしています。
わたしはこの『Classic Messenger』というタイプのMサイズを使っています。
5年以上にわたって、バッグローテーションの1番手のエースバッグとして使い倒して来ました。取り回しなど、便利なのは間違いないです。
ただ購入する際に、実際どれくらい荷物を入れることが出来るのか気になりました。なのでMサイズがいいのかLサイズがいいのか非常に迷った記憶があります。
カタログ値で『21リットル』とか言われても、実際にどれくらい入るのかはなかなか想像しにくいです。
そこで、何かイメージしやすいものでメッセンジャーバッグの容量を測ることは出来ないかと考えたところ、我が家には刃牙シリーズが全巻揃っているので、漫画の単行本を使おうと思い立ちました。
何となく『範馬刃牙』の字面がカッコいいので、シリーズ3部にあたる『範馬刃牙』を使って測定してみます。
ということで、TIMBUK2の収納力を徹底分析します!
わたしの愛用するTIMBUK2(ティンバック2)のClassic Messenger Bag Mサイズ
2011年頃のモデルなので、TIMBUK2の文字ではなく、ロゴマークのみがプリントされています。現行モデルではロゴマークに加え『TIMBUK2』という文字が入ったタグが貼り付けられています。
バッグの中は、このような感じになっています。
ポケット部分などを除く本体は、コーデュラ素材でつくられているため、非常に頑丈かつ汚れに強くなっています。
内部も外部も、ウェットティッシュやボロ雑巾でガンガン水拭きすることが出来て、お手入れもラクチンです♪
こんな風に、ペンケース代わりにも使えます。ペンケースを持ち歩くことは一切なくなりましたね。
ポケット上部のジップ部分の中にも、たくさんのポケットを備えています。
実際はこんな風に使っていませんが、サイズがわかりやすそうなものを入れてみました。細々としたものは、ほとんどこのへんのポケットに収納して使っています。
実際に漫画の単行本を収納してみた
わさわさ入れて行きます。
無理やり押しこめば、あと2冊くらい入りそうでしたが、25冊入れることが出来ました!
25冊入れた状態はこんな感じです。上部にもう一段入れることが出来そうですね。
『範馬刃牙』は全37巻なので、足りない分は4部の『刃牙道』を使っていきます。
『刃牙道』の最新11巻まで入れても、若干余裕があったので『外伝ピクル』も入れてみました。
ということで、『範馬刃牙』全37巻+『外伝ピクル』1巻+『刃牙道』11巻の計49冊入れることが出来ました!
この状態で、フタを閉じてみると、、、
ちゃんと閉じました!
真上から見ると、くっきり四角くなっています笑
この状態で背負ってみると、、、
自撮りの限界でした。。。
めちゃくちゃ重いですが、きちんと背負うことが出来ます。
もし刃牙シリーズをブックオフに売却しようと思ったら、3往復で全巻売れることがわかりました。*1
カタログ値に対して、実寸値はどうなっているか
Classic Messenger Bag クラシックメッセンジャー - TIMBUK2公式ホームページ
現行モデルは、
・サイズ:高さ31cm×トップ幅46cm×ボトム幅37cm×奥行き18cm
・容量:21リットル
となっています。
『範馬刃牙』などを49冊入れた状態で、寸法を測ってみます。
まずは横幅(トップ幅)です。
背表紙の刃牙が気になりますが、だいたい40cmくらいです。
続いて、縦幅(奥行き)です。
だいたい20cmくらいですね。
そして高さを調べるために、いったん『範馬刃牙』を取り出して計測します。
24cmくらいでした。
ということで、40cm×20cm×24cmの直方体の体積が、実容量に限りなく近くなるはずです。
計算すると、19,200cm3(立方cm)です。
リットル換算に直すと、19.2リットルとなります。
ということで、カタログ値21リットルはだいたい正しそうと言えるでしょう。
言い換えるとTUMBUK2のカタログ値21リットルのメッセンジャーバッグには、『範馬刃牙』が49冊入ることが分かりました。
28リットルのLサイズには、65冊、14リットルのSサイズには33冊、9リットルのXSサイズには21冊、入るのではないかと思います。
お手持ちのコミックスを、いい感じの直方体に並べれば、およその実容量が分かるのではないかなと思います。
余談ですが、TIMBUK2の防水性について
コーデュラという素材は完全防水素材で、一切の水を通しません。
ですが、TIMBUK2は完全防水かと言われると、違います。
『範馬刃牙』49冊入れた状態の横からの写真です。
端っこの部分を下から撮ると、、、
すき間が見えます。
めくると、刃牙がチラ見えします。
ちなみに、『範馬刃牙』を一段目まで25冊入れた状態で、フタを閉めると、、、
明らかにすき間が出来ちゃっています。
中身が詰まっていない方が、すき間が出来やすい構造になっているのです。
実際、雨が降るなか使っても、たいていの雨は防ぐことが出来ます。
土砂降りの中を自転車で走ったりすると、すき間が上の方を向くために、バッグの中まで水が進入することはあります。
この点はTIMBUK2の弱点かもしれないので、防水性を期待して購入する場合は気をつけてください。
※追記
防水性について、読者様よりご指摘をいただきました。
こんにちは。ブログを拝見してリプライしました。私もTIMBUK2のクラシックメッセンジャーを愛用しているのですが、最新版の商品では口のところにマチがついて隙間ができにくい構造になっており、より完成度が向上してますよ!
— ドゥン (@doxun) 2016年6月17日
最新版の構造では、この弱点が改良されているようです!
唯一と言っていい不満点が改良されたとなると、ますますTIMBUK2の優位性が高まります。
実際に様々な荷物を入れながら、5年間使ってみた感想
『範馬刃牙』を49冊入れた状態では、手提げ袋か何かに入れて片手で持つことに比べたら、相当楽に運ぶことが可能ではありますが、この状態でロングライドに出たり、街中を歩くのは避けたいレベルの重さです。
前傾姿勢の取りやすいロードバイクに乗りながら、メッセンジャーバッグを背中で背負って重量を緩和するのが、プロのメッセンジャーのやり方です。
しかし、前傾姿勢の出にくいクロスバイクや折りたたみ自転車でメッセンジャーバッグを背負ったり、自転車から降りて歩く際には、背中で背負うことが出来ないので、左肩にほとんどの重量がのしかかり、肩が痛くなりやすいし疲れやすいです。
それに、背中で背負ったとしても重いものは重いです。
『範馬刃牙』49冊というような、ものすごい量の荷物を運びたい時は、メッセンジャーバッグよりリュックサックを活用するほうが個人的にはおすすめです。
↑30リットルタイプのリュックです。オルトリーブは完全防水な点も見逃せません。
そうでない場合は、背中のバッグをスルッと、身体の前に寄せて中身にアクセス出来る使い回しの良さが光ります。
もし、TIMBUK2の日常利用も考えている場合は、Lサイズは過剰な大きさになるので、個人的にはMサイズ以下で検討することをおすすめします。
Mサイズでもいざというときには、かなりの量を運ぶことが出来るので、わたしはLサイズが欲しいなと思ったことはないですね。
通常のショルダーバッグと違って、自転車に乗った時のフィット感が段違いなので、自転車乗りのバッグと言えばやはりメッセンジャーバッグでしょう!
TIMBUK2で迷っている方の一助となれれば幸いです。何か分からないこととかあれば、Twitter・コメント等で気軽にお問い合わせください。
ちなみにオランダ旅行の相方は、もちろんTIMBUK2でした。
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*1:『グラップラー刃牙』全42巻、『グラップラー刃牙 外伝』全1巻、『バキ』全31巻、『バキ特別編SAGA』全1巻、『範馬刃牙』全37巻、『範馬刃牙 外伝ピクル』全1巻、『刃牙道』全18巻の計131冊を、49冊ずつ運ぶと、3往復で完了!