もはや題名の通りなんですけど、凄くないですか?
一般的なラーメン屋は、製麺所的なところで打った麺をその日に仕入れて、冷蔵保存するなりしながら、使っていくものだと思います。
それでも十分に美味しいですし、世の中の流行っているラーメン屋の多くは、このスタイルだと思います。
ところが、今回訪れた「麺や 七彩」というお店では、店内でなんと注文を受けてから、小麦粉に水を混ぜるところからスタートするのです。
では、延々とラーメンが出てくるまで待つのかというと、正味15分くらいで出てきました。
そもそも並んでいたお店だったので、着席してからはものの数分です。
打ち立てってレベルじゃない究極の打ち立ての麺を堪能してきたので、レポしたいと思います。
「麺や 七彩」はどこにあるのか?
最寄駅は八丁堀駅です。
日比谷線の改札出てから3分くらいで着きます。
完全にビジネス街なので、平日は多くの人が行き交っているかと思いますが、わたしが行ったのは休日だったので街中は閑散としてました。
しかし、「麺や 七彩」は食べログの「TOP5000」に選出されるほどの有名店舗なので、休日の昼下がりに訪れたにもかかわらず、6名くらい並んでいました。いやはや、さすがです。
メニューは「煮干し喜多方ラーメン」と「つけ麺」の二種類です。
「喜多方肉そば(煮干し)」が1070円だったので、こちらをオーダーしました。
また麺の量は普通・中盛り・大盛りから選べて同じ値段でした。
究極の打ち立て煮干し喜多方ラーメン
全景
ドーンッと、二種類のチャーシューが乗っております。
中央におりますのがローストビーフ風のお肉3切れと、ブロック状のチャーシューが7〜8切れ乗っています。
チャーシューのアップはこちらです。
そして、細切りのメンマが添えられています。
スープ・麺・チャーシュー・メンマという非常にシンプルな構成です。
その打ち立ての麺はこれだ!
幅広のちぢれ麺になっています。
まさにさっき切りましたと言わんばかりのランダムな縮れ具合に、機械では絶対に作り出すことの出来ない人智の力を感じます。
そして麺を食べてみますと、今までに味わったことのない感触です!
コシがあるという表現は適切ではありません。芯があるという表現も適切ではありません。
わたしの脳裏によぎった言葉は「新鮮」でした。
麺から新鮮さが伝わったのは、短くはない我が人生で初めての出来事です。
スープはこんな色
ところどころ浮き上がっている細かい粒子は全て煮干しの破片です。
凪ほどではありませんが、がっつり煮干しを使っていることが伝われば幸いです。
なおスープを飲み干すと、かけすぎたコショウのように煮干しの破片が大量に沈殿していました笑
比類なき打ち立て出来立てホヤホヤの麺は必食の価値大あり
まるでアトラクションのように、店内では注文受けてから麺をつくる姿を見ることが出来ます。
見ていればわかるのですが、信じられないことに作り置き一切なしのガチの打ち立てです。
それでいて1杯1000円弱から食べることが出来るという値段設定も信じられません。
また店内もラーメン屋らしからぬ白を基調としたオシャレなつくりになっていて、本当に流行って力のあるお店は細部まで徹底的にこだわるのだなと感じさせられました。
次はつけ麺にチャレンジしたいですね!
(2016.3.14追記)
ちなみに、熟成しない理由は「ねかさない方が小麦の香りが生きる」という店主の考えあってのことだそうです。
『dancyu 2月号』を見て、行ってみようと思ったお店でして、そちらの記事に店主のコメントが掲載されていましたので引用します。