最終更新日:2017年10月3日
サイクリング、通勤、カジュアル使いのどの場面にも対応できる、汎用性だけでなく機能性にも優れたリュックを探していました。
こちらの記事で、自分が欲しいリュックをピックアップしました。
非常に悩みましたが、クローム(CHROME)のロストフ(ROSTOV)の購入を決断しました。
決め手となったポイントや、実際に使用してみたレビューを書いていきます。
徹底的な汎用性が何よりも重要
以前はTIMBUK2のメッセンジャーバッグを使っていました。
ヘビーユースしてボロボロになったこともあり、次は気分を変えてリュックにしようと思っていました。
メッセンジャーバッグにも、リュックにも言えることなのですが、重要なことは汎用性です。
会社に行く時も、お出かけする時も、サイクリングする時も、一つのカバンを使いまわすことが出来たら、荷物の入れ替えをしなくて済むので楽です。
一つのカバンを使いまわすことで、ポケットティッシュを忘れたり、目薬を忘れたりと、不便な思いをせずに済みます。
となると、派手なデザインでは会社に持っていきにくく、かと言ってビジネスライクな見た目では街にお出かけしたくないですし、それらがサイクリング中に快適な背負い心地でなければ困ります。
リュック10選の記事でも書きましたが、わたしがリュックに求める条件は
- 軽量である(1kg以下)
- 背中部分の防水性能が高いこと
- 全体の防水性能は高い方が好ましい
- 容量は大きい方が好ましい
- スポーティすぎない見た目であること
という5点です。
クロームのロストフは、
- 重量は約700g
- EVA素材を使用したバックパネルは分厚く、防水性能は極めて高い
- ジッパー部分は特に止水加工はされていないが、ナイロン製の本体は防水性能は高い
- 容量は23Lだが、本体部分が広く作られているので見た目以上の収納力がある
- シンプルにブラックなデザインは、ビジネスシーンでも使えないことはない
と、わたしがあげた条件をしっかり満たしています。
CHROMEのロストフ(ROSTOV)を選んだ決め手は3つ
ブランドイメージが良い
『サイクリング』『カジュアル』『ビジネス』の、どのシーンでの使用を重要視しているかというと、
サイクリング:60%
カジュアル:20%
ビジネス:20%
くらいのイメージで、サイクリング重視で考えていました。
元々使っていたTIMBUK2のメッセンジャーバッグを買う時に、クロームのメッセンジャーバッグも気になっていました。
本場のメッセンジャーの御用達ブランドというイメージの良さに加えて、クロームのメッセンジャーバッグには特徴的なフロントバックルが搭載されています。
※http://www.chromeindustries.jp/shopdetail/000000000263/ct9/page1/recommend/より
『CHROME』の赤いロゴマークが単純にカッコいいなと思いました。このアイコンが決め手になっています。
メッセンジャー御用達ブランドという信頼性の高さ
重たい荷物を大量に快適に安全に運ぶ機能性が、メッセンジャーが使うバッグに求められる要件です。
そして、リュックを使うメッセンジャーも少なくありません。実際に、都内で見かけるメッセンジャーは半数以上がリュックではないかと思いますし、本場のメッセンジャーたちもリュックを使っていると思います。
クロームの主力商品はメッセンジャーバッグというイメージがありますが、リュックもメッセンジャーからの支持も受けている製品に違いないと思いました。自転車乗りのためのリュックとして作られていて、背中の汗の問題、防水性能、背負い心地など、徒歩での使用を前提とした製品とは性能が段違いだろうと思って購入しました。
実際に使ってみて、非常に背負い心地が良く、自転車乗りのことをしっかりと考えられて作られたリュックだなと思いましたので、この推測は間違っていませんでした。
そういった意味で、ORTLIEB(オルトリーブ)のコミューターデイパック シティと最後まで悩みましたね。
サイドポケットとサブポケットにアクセスしやすい使い勝手の良さ
左のショルダーストラップを肩から外した状態で、リュックを右半身方向から身体の前面に回せば、サイドポケットとサブポケットに簡単にアクセスできます。
サイドポケットには、家の鍵や自転車の鍵を忍ばせ、サブポケットには財布やポケットティッシュを入れています。
アクセス頻度の高い小物をササッと取り出せる点は、快適にリュックを運用する上ではとても重要なことです。
今では、サイドポケットにABUS(アバス)のディスカスや飲みかけのペットボトルを差し込み、サイドポケット上部のループ部分にカラビナを通して家の鍵とディスカスの鍵を装着しています。
メイン収納部にアクセスせずとも、日常生活の大半の行動をそつなくこなせるようになったことが、とてもストレスフリーです。
実際に使ってみた感想
荷物を満載に背負っても、自転車で走行しやすい
先日、どれくらい荷物が入るのか試す良い機会がありました。自転車に乗って実家に帰省したとき、リュック満載になるくらい色々なものを貰いました。
その時は、以下のものを収納できました。
・レトルト食品×4箱
・カップ麺×2
・レトルトご飯×3p
・箱チョコレート
・切り餅1kg
・焼きのり
・漬物1p
・着替え(アンダーウェア、靴下、インナーウェア、シャツ)
・充電池
・Kindle Paperwhite
・目薬
・手帳、ノート
・ケーブル類×2
・ボールペン
・サイクルグローブ
・ポケットティッシュ
・自転車の鍵(ケーブルロックとABUSのディスカス)
・財布
・Macbook Air
・MCAの電源ケーブル
隙間なく収納しても、見た目はスッキリしています。
重量を測ってみました。
本体が700gほどなので、約7kgの荷物を収納出来たことになります。
この状態で背負って、ロードバイクで走りました。
チェストストラップで身体に密着した状態で固定出来るので、荷物がフラフラ揺れるようなことはなく、ペダルをこぎやすかったです。
もちろん物理的に7kgの重りを背負って走ることは、楽な状態ではないのですが、メッセンジャーバッグで同様に7kg背負って走るよりは楽だし走りやすいなと思います。なぜなら、背中とリュックの接触部分、バックパネルが分厚いEVAフォームで覆われているからです。
内部の荷物がゴツゴツしていても、背中に違和感を感じることはほとんどありません。そのため、長時間走行しても疲れにくくなっているなと感じました。
この荷物を満載にしても背負いやすい点が、クロームのロストフの最大の長所です。
そもそのの本体重量が軽いので、日常生活においては背負っていることが気にならないほど軽いです。一方で、お買い物や旅行の時は大量の荷物を収納することが出来て、なおかつ背負いやすさをキープ出来ています。
あらゆるシーンでの使い勝手が良く、非常に汎用性に優れた逸品であると言えましょう。
あえて、良くない点をあげるとすると、小物の収納がしづらいこと
メイン収納部内の背面側には、小物を収納できるポケットがいくつかあります。
先程の写真の荷物の中で言うと、
・充電池
・目薬
・手帳、ノート
・ケーブル類×2
・ボールペン
あたりを小物用ポケットに収納するのですが、量が増えるとすぐにかさばります。
すると、メイン収納部を圧迫することになり、荷物をMAXまで詰め込もうとする際に邪魔になります。比較的小さなものを底面部に敷き詰めてから、大きなものを上部に収納する、と言った工夫が必要です。
メイン収納部の背面側でなく、トップ側に小物の収納部があればより使い勝手が良いのになあと思います。
ただ、工夫次第で何とかなることなので、実使用においてはそれほど問題はないです。
当面は、クロームのロストフを愛用します!
とにかく使い勝手が良いので、通勤・徒歩でのお出かけ・サイクリング・旅行と、あらゆるシーンで使いまわすことが出来ます。生活をシンプルにするという要件を、ここまで満たしてくれるとは思いませんでした。
ボロボロになるまで、クロームのロストフと共に移動して、荷物入れて、使い倒していきたいと思います。
汎用性の高いリュックを求めているなら、クロームのロストフは激推しです。
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