ファイナルファンタジー6はトータル14名の個性的なキャラが登場し、公式いわく全員が主人公となっています。
それぞれに豊富なセリフが用意されていますが、専用のイベントもたくさんあります。
それだけ、各キャラに対する愛や思い出が深かったりそうでなかったりするのも、FF6の大きな特徴と言えましょう。
今回は、FF6の各キャラのテーマ曲と共に、個人的に印象的なセリフを載せて、わたしのキャラ愛を語り尽くしたいと思います!
ファイナルファンタジー6の登場キャラ
ロック ぼうけんか
ど・ろ・ぼ・う?
俺を呼ぶならトレジャーハンターと言ってくれ!
泥棒と呼ばれるとお怒りになる、トレジャーハンターのロックです。
ぬすむコマンドを使え、序盤からパーティキャラとして操作していきますし、装備も優秀なものが多く、恐らく大勢の方が最後までスタメンだったと思われるキャラクターです。
パーティ画面の横顔を見る限り、相当なイケメンな気がします。
セリスも実質一目惚れだったわけですしね。
幾度と無く耳にすることになるロックのテーマ曲、FF6の世界観にいい意味で似つかわない明るいアップテンポの曲です。
FFRKをやっている人は、装備召喚画面でガチャ引こうか引くまいか悩むときに、死ぬほど聞くことになる曲でおなじみです。
エドガー マシーナリー
マッシュ
父上のくれたコインで決めよう。
表が出たらおまえの勝ち。
裏が出たらおれの勝ち。
好きな道を選ぶ。
うらみっこなしだぜ。いいだろ?
めちゃめちゃカッコいいですよね!
弟思いで責任感の強いエドガーです。
フィガロという国王を務めながら、女性をすぐナンパしちゃう軽い感じも素敵です。
国王でブラコンでナンパ師という、ギャップ萌えってやつですね。
序盤から貴重な全体攻撃であるオートボウガンを使えたり、と「きかい」アビリティが強力だった印象です。
こちらも終盤までスタメンなことが多いキャラクターだと思います。
マッシュ モンク
ひっさつわざを選んで
ひだり みぎ ひだり Aだ!
ひっさつわざがどれも強力すぎるマッシュです。
先ほどのエドガーの実弟です。
最強必殺技である「むげんとうぶ」のコマンド入力が難しすぎて、しょっちゅうミスしていた記憶と、斜め下の入力は上下左右入力すれば斜め下とみなされることを知り、一気に不動のスタメンになったことを覚えています。
本来なら「左、左上、上、右上、右、右下、下、左下、左」というコマンドですが、
「左、上、上、右、右、下、下、左、左」で発動しちゃう仕様だったのです。
おかげで、終盤は夢幻闘舞連発ゲーになっていたのは、わたしだけではないはずです。
バルガスや師匠のダンカンとのイベントがいつまでも記憶に残っていますね。
マッシュのテーマ曲はエドガーと共用で「エドガー・マッシュのテーマ」なので、おなじみヒャダインさんのラップを載せておきます。
シャドウ アサシン
俺にかまうな。
早く行け!
もう暴走は止まらない!
魔大陸で彼を置き去りにしたことあるひと!ハイッ!
でお馴染みのシャドウです。
いや、初見では絶対にわからんですよ。
あんだけ焦るような状況で、待ってたらシャドウ来るとは思わんでした。
インターセプターという犬を連れている設定だけはなぜかFF8のリノアに引き継がれました。
しかし、このシャドウにはいろんな設定が隠されていて、衝撃を覚えますし、最後の最後で涙必至のシーンがあります。
なんだかんだで、FF6にシャドウあり!という感じで、結果非常に目立っているキャラだなと思います。
カイエン サムライ
いや……
せっしゃは、何もしてやれなかった。
あの時も…… そして、今も……
せっしゃは、ふがいない男でござる。
ゲージをためて発動する「ひっさつけん」ですが、待つ時間の割に効果がいまいちなこともあり、終盤ではスタメン落ちでした。
古風な武士で刀をひっさげて「ひっさつけん」という響きは燃えるものがあるんですけどね。
しかし、調べてみると「必殺剣 烈」がFF6のダメージソースの中で最強だそうです。
知らなかったー。
カイエンと言えば、夢のダンジョンの印象が強いですね。
やたら難しい印象で最後の方まで行く気が起きない感じでした。
レーヴ・ソーニョ・スエーニョの三兄弟戦に、「おまえに乗り移ってやる」でお馴染みのアレクソウルと、なかなか強ボスとの戦いもあって、非常に記憶に残っています。
ガウ やせいじ
ガウガウ、おれガウ!
みんなのなかま!なかま!
またいっしょに、たびをするー!
ガウのテーマ、いい曲ですよね〜。
ガウの優しさが全面に表されている名曲です。
獣ヶ原のBGMの方がどちらかと言うと、ガウのテーマだと思いがちですが。
そして、何よりにもとびこむ・あばれるを極めると、実質的な最強キャラと言っても過言ではないらしいです。
というのも、わたしは全然使いこなせていなかったので、ガウは最弱級キャラとなってしまいました涙
セリス ルーンナイト
ふ……
あなたが守ってくれたの?
何の希望もない私を助けて一体…
このバンダナは? もしや…
ねえ、あなた今どこから来たの?
あなたの傷を手当てしてくれた人は生きているの?
ねえ答えて…あの人は…
生きているのねロック…!
セリスは思い出ありすぎて、ヤバいですね。
ロックとの邂逅、オペラ劇場でのマリアの熱演、セッツァーとのコイントス、シドおじいちゃんへの魚などなど、特に崩壊後の世界では実質的な主人公でした。
シドへの魚のイベントも、当然のように初見ではまずい魚ばっか食わせて、おじいちゃんを死なせてしまいます。
しかし、ストーリー的にはそっちの方がセリスの悲劇的な側面が際立って、感情移入しやすいのかなあとも思いますし、悲劇的なシーンに合わせて、このセリスのテーマが流れることでもう本当にヤバいですね。
本当に細かいところまで考え抜かれて作られているなと感じます。
ティナ まどうせんし
わたし… 戦う!
なんとなく…わかりかけたの…
私の中にめばえていたのはきっと…
…… ……
「愛する」 ということ…
今ある命だけじゃなく、これから生まれてくる命もたくさんある。それを守るためにも!
パッケージにも載っている本当の主人公です。
ですが、世界崩壊後は仲間に加えずともクリア出来ちゃうというFF歴代主人公の中でも特別な存在と言えましょう。
ちなみにFFで女性主人公は6のティナと13のライトニングだけです。
そう言った意味でも稀有な存在ですね。
ティナのテーマはフィールド曲にも使われていて、FF6の世界観を見事に壮大な曲で表していて、屈指の名曲だと思います。
何時間でも聞いていられる曲です。
セッツァー ギャンブラー
羽を失っちゃあ
世界最速の男になれないからな。
また夢を見させてもらうぜ。
ファルコンよ。
最終ダンジョンへの必須メンバーの一人である世界最速の男・セッツァーです。
この人、最初はめんどくさい奴だなあ、なんかいけ好かないなあという印象だったんですけど、ダリルのイベントからは評価激変しました。
上にもあるセリフを決め、FF6で最高にテンション上がるBGMと言えば、「仲間に求めて」ですね。
その音楽と共に、ファルコン号が浮上するシーンは未だに鳥肌立ちます。
今見ると、あのつくりの飛空艇で海から浮上するってことは、デッキの上に主人公たちびちゃびちゃですし、無事じゃ済まないだろとも思いますが、思い出補正で無かったことにしましょう。
モグ モーグリ
ぬいぐるみじゃないクポー!
癒し系アイドルのモグですね。
モーグリはFF定番のキャラクターではありますが、パーティメンバーとして加入するのはFF6が唯一です。
最初に仲間にする際に、金の髪飾り欲しさにモグを谷底に落とす奴はわたしが許しません。
エンディングでの「ぬいぐるみじゃないクポー!」はFF屈指の名言だと思います。
ストラゴス あおまどうし
いや、知らぬ。知らん 知らん…
わしゃ な~んも 知らんゾイ。
ゾイ。が語尾につく、70歳のおじいちゃんです。
変な宗教にハマって塔のまわりをウロウロしたり、ジジイジジイ連呼されたりと、いまいち見せ場のないストラゴスです。
そんな彼の唯一の見せ場が、ヒドゥン戦です。
年甲斐もなくはしゃぎまくるおじいちゃんかわいいです。
リルム ピクトマンサー
オルトロス「そんな…
それじゃまるで……
まるっきり タコじゃん!」
(戦闘終了)
リルム「ね? 見てくれた?
リルムも立派に戦えるよ。
ジジイよりは役立つんじゃない?」
10歳の幼女・リルムです。
リルムといえば、オルトロスとの絡みでしょう!
FF6の萌えキャラことオルトロスと、リルムのイベントで「まるっきりタコじゃん!」で戦闘終了はウケましたw
幼女という特性を活かした、数々の名(迷)シーンを生み出した貴重なキャクターです。
また「あやつる」を使うことが出来るので、青魔法のラーニングにも便利でした。
ゴゴ ものまねし
では、俺も世界を救うというものまねをしてみるとしよう。
前作FF5で衝撃的な登場をした「ものまねし」ジョブでして、その際に戦うボスが「ものまねし ゴゴ」でした。
FF5の「ものまねし」ジョブはかなり最強クラスでして、どれだけMPを消費する召喚獣でも、銭投げでもなんでも完コピしてしまう能力でした。
その「ものまね」コマンドを使えるとあって、期待をしていたわけですが、FF6のゴゴはなかなか使い勝手が難しかった印象です。
他のパーティキャラのコマンドをセット出来るとあっても、基本タコ殴り・たまに魔法みたいな戦術でだいたいクリアしてきた身としては、コマンドの合わせ技よりもステータスの低さが気になるようなキャラでした。
今、こうして調べてみると、使い勝手というよりは可能性が広がるキャラだなあとは思います。
ウーマロ ゆきおとこ
親分の命令…
おれ…あんたたちの仲間!
よ ろ し く!
なぜかモグを親分と慕っているウーマロです。
パーティキャラクターにもかかわらず、ゆきおとこなので、一切操作が出来ず、自動的に攻撃をする変わったキャラです。
ただし、ステータスは通常より高めに設定されているため、それなりに戦力になります。
FF6は全部で14名のキャラが登場するのですが、ラストダンジョンには3つのパーティをつくって突入します。
1パーティ4名のため、14-12*3=2名がお留守番となるわけです。
たいていはガウとウーマロがベンチを温めることになるのですが、わたしはガウとストラゴスだったような記憶があります。
まとめ
当時の記憶が正しいかどうか、いろいろ調べながら書いているのですが、当時は知らなかったことたくさんあるんだなーと思い、iPhone版のFF6も出ているのでまたやりたくなっちゃいましたね。
FF5以前と比較すると、とにかくキャラがよく動きます!
リルムのところに記載したオルトロスとのイベントなんて、戦闘シーンの中で行われるものです。
FF5でもギルガメッシュとの戦いで戦闘中に喋ったり、デジョンをくらって「あーれー」なんてものもありましたが、画面内を動き回る演出はFF6が初めてでしょう。
スーパーファミコンという容量に相当制約があるハードにもかかわらず、これだけのキャラ・イベント・BGMを入れ込んでいて、本当に細かく作り込んであることに驚きです。
また、ここでは紹介しなかった曲以外にも超名曲がまだまだたくさんあります!
「決戦」「アリア」「魔導研究所」「死闘」「妖星乱舞」「蘇る緑」などなど。
FF7からは、ポリゴン全盛時代に突入していくので、ドット絵RPGの最高峰と言っても全く差し支えないFF6はやはり名作だったなと改めて思う次第でした。
あなたの好きなキャラは誰でしょうか?
ぜひ、キャラ愛を聞きたいです!