最終更新日:2017年10月5日
個人的に新しいリュックを探しているので、備忘録がてらまとめてみます。
わたしがリュックに求める条件は、
- 軽量である
自転車で長時間背負うことがあるため、軽ければ軽いほど評価は高い。マックス1kgを目安に。
- 背中部分の防水性能が高いこと
わたしは猛烈に汗をかくため、薄いナイロン生地だと汗が貫通してしまうので、バックパネルが厚めのクッション材等で遮断されているか注目。
- 全体の防水性能は高い方が好ましい
突然の雨に濡れてダメになるようでは困るが、完全防水でなくてもOK。
- 容量は大きい方が好ましい
最低限11インチのMac Book Airが入ればOK。ポケットティッシュ、充電ケーブル、自転車の鍵等の小物を入れるスペースもあると尚良し。
- スポーティすぎない見た目であること
会社にも背負って行けて、カジュアルにも使えて、なおかつサイクリングにも使えるものが理想。カラーはブラックを第一に考える。
という感じです。
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)、シャトルデイパックスリム
- クローム(CHROME)、スカルベク(SKARBEK)
- クローム(CHROME)、ロストフ(ROSTOV)
- シマノ(Shimano)、T-25 サイクリングバッグ
- STARTTS(スターツ)、USUAL MODEデイパック
- TIMBUK2(ティンバック2)、Showdown Laptop Backpack(ショウダウンバックパック)
- コロンビア(Columbia)、トカト25II
- グレゴリー(GREGORY)、ボーダー25(Border 25)
- オークリー(OAKLEY)、ESSENTIAL DAY PACK
- オルトリーブ(ORTLIEB)、コミューターデイパック シティ
- まとめ
- 補足
- こちらも合わせてどうぞ
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)、シャトルデイパックスリム
重量:★★☆☆☆
850g
背中:★★★★☆
クッション材でカバーされているので、比較的安心できるレベルでしょうか。
防水:★★★☆☆
公式サイトには具体的な防水等級の記載はありませんでした。
リュックの生地に使用している「コーデュラナイロン」は、撥水性はありますが、防水性は長時間水分に触れていると浸水することもあります。わたしの使用している『TIMBUK2』のメッセンジャーバッグも「コーデュラナイロン」を使用していて、背中にべったり汗をかいたまま背負い続けると、バッグ内が若干湿っぽくなります。
なので、短時間の雨に打たれるレベルであれば、そこまで気にするほどのない防水性能と見て良さそうです。
※参考:シャトルデイパックスリムは女性が使える?レインカバーはある? | GADGET CARRIERS Hack GCH ガジェット キャリア ハック
専用のレインカバーも用意されているようで、完全防水とは言えないようです。
容量:★★☆☆☆
サイズ:45×27×12cm、容量:18L
メイン収納部は、パソコンや書類を仕分けるコンパートメントがついています。
サブ収納部には、小物を収納しやすいように、機能的な配置となっています。
分厚いモノや大きなものを入れるには適さないですが、細かいものの収納力は高いので、日常使いには便利そうな印象を受けました。
総合評価:★★★☆☆
シュッとしたデザインで、ビジネスシーンでは遜色なく使えることでしょう。
『THE NORTH FACE』のロゴも控えめな点も好印象です。
収容力が少ない点が気になります。同じラインで、容量がアップした『シャトル デイパック 25L』というモデルもありますが、こちらはメイン収納部が二つに分かれていて、箱物のような大きなものの収納には向いていないです。
PCやファイル・書類等、薄めのものを多く収納する方にはおすすめなデイパックではないかと思います。
クローム(CHROME)、スカルベク(SKARBEK)
重量:★★★★☆
630g
背中:★★★★☆
しっかりとしたクッション材に覆われているため、安心できる性能かと思われます。
防水:★★★★☆
『耐水性に優れた1050デニールナイロン』を使用しています。
生地自体の防水性能は高いと言えましょう。
ただし、先を折り曲げてフタをする構造となっているため、土砂降りの雨に打たれて下からも雨水が跳ね返ったり、チャック部分に水が溜まったりするほどの大雨の時には、浸水の可能性も無きにしもあらずと言えましょう。
容量:★★☆☆☆
サイズ:幅28×高さ41×マチ15(cm)、容量:18L
内部にはPCスリーブもどきと、小物を収納するポケットがいくつかついています。
外側にも2つ深めのポケットがついていますが、ジッパー等で密閉は出来ません。
少ない容量ながらも、最小限の収納力を持ち合わせていると言えましょう。
総合評価:★★★★☆
クロームのマニフェストには『自転車で通勤するクリエイティブな都市生活者のために、便利で耐久性のあるプロダクトを作るという決意に迷いは一切存在しない。』とあります。
自転車中心に利用する人にとっては、抜群に快適な利便性、特に背負い心地は良いです。
容量さえ問題なければ、総合性能は非常に高いモデルと言えましょう。
クローム(CHROME)、ロストフ(ROSTOV)
重量:★★★★☆
約700g
背中:★★★★☆
EVAフォームと呼ばれる柔軟性と弾力性を持つスポンジが背中に配置されています。
浸水の恐れは、ほとんど無いように見えます。
防水:★★★★☆
生地は1050デニールナイロンで、ウレタンコーティング止水ジッパーが付いています。
一般的に止水ジッパーは、完全防水とは言えませんので、土砂降りの雨に打たれ続けた時には、浸水の可能性もあります。
ですが、全体的な防水性能は高いと言えましょう。
容量:★★★★☆
サイズ:幅30×高さ47×マチ15(cm)、容量:23L
PC用のコンパートメントだけでなく、ペンホルダーやペットボトルホルダーも備えています。
また、スニーカーやプラモデルなどの箱物も収納できるだけの容量を持っています。
総合評価:★★★★★
文句なしの総合性能の高さです!
ハーネスを留めるストラップは、フックで留められるようになっていて、楽ちんでした。
背中のフィット感が抜群で、さすがクロームと言えましょう。
※最終的に、このクロームのロストフを購入しました!
シマノ(Shimano)、T-25 サイクリングバッグ
重量:★☆☆☆☆
1025g
背中:★★★★☆
ベンチレーション機能もついた、バックパネルを搭載していて、背中の汗が貫通する心配はほとんど無さそうです。
防水:★★★★☆
メイン部は100%ポリアミド(ナイロン)とのことで、高い防水性能を兼ね備えているわけではなさそうです。
ただ、レインカバーが標準装備されているので、激しい雨の時にはレインカバーを装着することである程度の雨を防ぐことは可能なので、総合的な防水性能は高いと言えましょう。
カバーと本体の間から進入する雨水を100%防ぐわけではないので、完全防水とは言えないでしょう。
容量:★★★★★
容量:25L
15インチのPCまで収納可能なポケット部がついています。
また、ファスナーを開くことで、+5L容量を増やすことも出来ます。
自転車部品メーカーのシマノらしく、ヘルメットホルダーやアイウェア等の傷をつけたくないものを収容するためのポケットも装備されています。
総合評価:★★★☆☆
クロスハーネスというバックパックシステムを搭載していて、背負った時の安定度は非常に高いです。重量は1kgオーバーしていますが、フィッティングが良いため、重さはそこまで気にならなかったです。
※参考:体幹を包むフィットでストレスフリーなライドを シマノ バックパック H、R、Tシリーズ - 新製品情報2015 | cyclowired
しかし、見た目があまりにもスポーティなので、ビジネスシーンでの利用には少々抵抗を感じます。
カジュアルシーン、自転車で使う分には申し分ない性能を持っていると言えますが、個人的には評価★3つとさせていただきました。
STARTTS(スターツ)、USUAL MODEデイパック
重量:★★☆☆☆
840g
背中:★★★★★
ハーネス、バックパネルともに厚めのメッシュ加工となっています。
また、リュックを横にして、スーツケースの取って部分に装着できるようになっているため、収納部とバックパネルの間にすき間が存在する点も汗の貫通をブロックする意味では重要です。
ほとんど汗の貫通の心配はないと言えましょう。
防水:★★★★☆
※参考:【動画】<実験>土砂降りの雨の中にSTARTTSのバッグを置いて比較テストをしてみました。STARTTSのバッグは本当に台風・雨に負けないのか?
上記リンクの動画を見るのが、一番分かりやすいです。
完全防水とは言えずとも、突然の土砂降りに降られても安心出来る防水性能を持っています。
容量:★★★★★
サイズ:H43×W29×D18 cm
リットル表記はありませんが、メイン収納部は『クロームのロストフ』と同レベルに思えました。
さらに『機能的で多彩なポケット』が搭載されていて、大きなモノから小物まで収納で困ることは無さそうな充実ぶりです。
総合評価:★★★★★
こちらも素晴らしいバッグです!
これだけ豊富なポケットがついていて、1kgを下回る重量と高い防水性能を兼ね備えていて、素晴らしいの一言に尽きます。
個人的には、バッグの内側が青い生地というデザインがとても気に入りました!写真以上に実物の発色は鮮やかな青色でした。
TIMBUK2(ティンバック2)、Showdown Laptop Backpack(ショウダウンバックパック)
重量:★☆☆☆☆
960g
背中:★★★★☆
メッセンジャー御用達ブランドなだけあって、ベンチレーション機能を備えたバックパネルを搭載し、通気性も良く汗が貫通する恐れは低そうです。
防水:★★☆☆☆
生地には630デニールオックスフォードナイロンを使用しています。
特別、防水機能も謳われていませんし、生地に触れてみた感じでは撥水加工はされているが防水性能は普通という印象です。
容量:★★★★☆
サイズ:41.5cm×トップ幅28cm×ボトム幅28.5cm×奥行き15cm、容量:22リットル
容量だけでなく、大中小と大きさの異なるポケットを兼ね備え、収納力は高いと言えましょう。
総合評価:★★★★☆
わたし自身、TIMBUK2のメッセンジャーバッグを愛用しているため、TIMBUK2への印象が非常に良いです。
※参考:TIMBUK2のメッセンジャーバッグにはどれくらい荷物が入るの?コミックを入れてみて測定してみた
こちらのメッセンジャーバッグがボロくなってきたこともあり、今回新たにメインで使うバッグを買おうと考えているのでした。
なぜメッセンジャーバッグにしないのかと言うと、何となく次は性能の良いリュックがいいなあと思ったからです。
こちらのモデルは、やはり防水性能が気になるところです。正確な性能は把握しきれていませんが、あまり高くないように見える点はマイナスです。
なお、本記事ではブラックのモデルをピックアップしましたが、カラーバリエーションは非常に豊富です。
コロンビア(Columbia)、トカト25II
重量:★★★★★
540g
背中:★☆☆☆☆
バックパネルには薄めのクッション材が入っていますが、背中の汗が多少貫通しそうな心配になる厚さでした。
防水:★★★☆☆
防水性能に関する表記はありません。
生地はポリエステル製で、上部フラップ部分がメイン収納部への雨の進入を阻むので、そこまで防水性能は低くはないような印象を受けました。
容量:★★★★☆
サイズ:50cm×29cm×17cm(H×W×D)、容量:25L
メイン収納部の空間の大きさは抜群です。
ただし、細かいポケットがメイン収納部のPCスリーブもどきと、上部フラップ部分しかないため、細々としたものを入れるのには工夫する必要があります。
総合評価:★★☆☆☆
背中が心配なのと、小物を収納するのに難儀しそうな点がマイナスです。
ですが、非常に軽量で大容量入るモデルである点は素晴らしいです。
どこに重点を置くかで評価の変わるモデルと言えましょう。
グレゴリー(GREGORY)、ボーダー25(Border 25)
↑ブラックもあります。
重量:★☆☆☆☆
1000g
背中:★★★★★
分厚いメッシュ加工されていて、汗の貫通の心配は全く無さそうです。
防水:★★★☆☆
特別、防水機能は謳われていません。
生地は840デニールポリエステルが使用されていて、撥水性はありそうだけど、防水性能は普通という印象でした。
容量:★★★★★
サイズ:33×48×15㎝、容量:25L
メイン収納部は二つに分かれていて、片方にはPC・タブレット専用のスリーブが装着されています。
小物を収納できるポケットも豊富についていて、収納力は非常に高いです。
総合評価:★★★☆☆
バッグとしての性能は悪くないと思うのですが、メイン収納部の使い勝手がいまいちそうに感じました。
THE NORTH FACEの『シャトルデイパックスリム』と同様に、薄めのものを収納する人にとってはオススメのバッグだと思います。
オークリー(OAKLEY)、ESSENTIAL DAY PACK
重量:★★★★☆
640g
背中:★★☆☆☆
バックパネルはメッシュ加工されていて、普通の厚さといった印象です。
防水:★★☆☆☆
特別、防水機能は謳われていません。
生地はポリエステル、ポリ塩化ビニルが使用されていて、上部フラップ部分が雨をさえぎるので、防水性能は低くはないと思います。
容量:★★★★☆
サイズ:28cm × 45cm × 14cm、容量:18L
リュックのほぼ全てがメイン収納部となっているため、18Lという数字以上の収納力を持っています。
しかし、PCを入れるスリーブもどきのポケットが1つあるだけで、小物を収納する部分がほとんどありません。(表のジップ部分はメイン収納部へアクセスするもの)
唯一、上部フラップ部分には、オークリーらしくサングラスを格納するのに適している不織布に覆われたポケットが装備されています。
総合評価:★★☆☆☆
コロンビアの『トカト25II』と同様の評価です。
軽量さに加え、サングラス収納可能というオリジナリティは持っていますが、小物の収納に難儀しそうな点がマイナスでした。
オルトリーブ(ORTLIEB)、コミューターデイパック シティ
重量:★★★☆☆
760g
背中:★★★★★
ある程度のベンチレーション機能のあるバックパネルを搭載していますが、そもそも生地が完全防水に近いレベルで水を通さない素材なので、汗の貫通を心配する必要は全くありません。
防水:★★★★★
IP64という抜群の防水性能を備えています。
ファスナー付きの外部ポケットは非防水となっているので注意ですが、メイン収納部は緊急時に浮き輪代わりに使うことも可能だとも言われています。(実際にやらないでくださいね)
容量:★★★☆☆
サイズ:H50xW30xD15.5cm、容量:21L
メイン収納部にはPCやタブレット、小物を収納できるスリーブがついています。
※参考:ジャーマン防水バッグ
背面にU字ロックや、尾灯を装着することも出来ます。
総合評価:★★★★★
本場のメッセンジャーも愛用するオルトリーブが、自転車通勤者用に制作したモデルです。
背負い心地もバッチリですし、何より圧倒的な防水性能の高さが光ります。
唯一の弱点は、小物収納スペースが少ないことなので、どう運用するかは考える必要がありそうです。
まとめ
軽さを重視するなら『クロームのロストフ』。
収納力を重視するなら『スターツのデイパック』。
防水性能の高さを重視するなら『オルトリーブのコミューターデイパック シティ』。
ということで、この3つで悩んでいます。
今回、ネットと実店舗で30〜40種類のバッグをチェックして調べましたが、あまりにも種類が多すぎてキリが無いので全てをチェックすることは断念しました。
それくらいベストな一つを見つけるのは本当に大変なことです。
軽量・背中の汗・防水性能・PCが入る収納力の4項目を重視する人にとっては、他の選択肢を切り捨てても問題ないと言えるほど、わたしなりに厳選した10モデルだと言えます。
非常に悩みましたが、最終的には『クロームのロストフ』に決めました!
詳細レビューも書きましたので、検討している方は是非ご覧ください。
補足
調査したブランド・メーカーについて
デザイン的な好みや、ブランドへのイメージの問題で全く調べていないメーカー・ブランドもあります。
例えば、吉田カバン、ミステリーランチ、アークテリクスとかは、あまり好きではないので全く調べていません。
ザ・ノース・フェイスもさほど好きではないので、比較的ザ・ノース・フェイスっぽくないモデルをピックアップしています。
ドイターは素晴らしいメーカーなのですが、見た目がスポーティすぎるため、今回は対象外となりました。
という風に、多分に個人の趣味嗜好が反映されているので悪しからず。
重量について
重量1000gで★1つと評価していますが、リュックサック全体から見れば、重量1kgは軽い部類だと思います。相対評価で★1つとしています。
逆に540gで★5つとしていますが、世の中にはもっと軽いリュックも存在します。
しかし、自転車で使うとなるとバックパネルが薄すぎて使い勝手が悪いことが多いので、軽量すぎるモデルは調査していません。
防水性能について
実際に水をかけて調べるわけにはいかないので、素材をもとに一般的なイメージで性能を判断しています。
もしくは、ネット上で詳しいレビューがあればそちらを参考にしました。
あまりレビューがないものが多かったため、防水性能について判断しかねるモデルについては、あえて低めに評価しました。
こちらも合わせてどうぞ
現在、わたしが愛用中のメッセンジャーバッグです。収容能力の高さをわかりやすく説明するため、『刃牙シリーズ』のコミックをひたすら入れてみました。
最終的に購入した、クロームのロストフのレビュー記事です。