『オンライン英会話ネイティブMainichi Eikaiwa』の無料体験レッスンのレビュー依頼を受けました。
実際に無料レッスンを受けてみて感じたことや、『Mainichi Eikaiwa』がどんなサービスかレポートします。
『オンライン英会話ネイティブMainichi Eikaiwa』とは?
ビヨンド・ビジネス・ジャパン株式会社が提供するオンライン英会話サービスです。
この会社のビジョンは、以下の通りです。
ビヨンド・ビジネス・ジャパン株式会社のビジョンについて
日本の自然、日本の歴史、日本の文化、日本人が世界に誇る様々な魅力を効果的に伝えられる人材を育成することが弊社の使命でございます。外国語での日本人のコミュニケーション能力の向上、日本企業の更なる国際的な活躍と成功、日本人と外国人のより深い国際交流の実現に欠かせないコミュニケーション能力を多くの日本人が身に付けられるよう、欠かせない語学学習と外国語コミュニケーションサポートをいたします。
ホームページのナビゲーションバーの「運営会社の紹介」をクリックすると、真っ先に飛び込んで来るのが、この文章です。
単純に『英語圏の人々と会話が出来る能力』を養成することが目的ではないことが、強烈に伝わります。
近年、日本への観光客は増加傾向にあります。しかし、それらは日本人が諸外国に積極的にPRした結果ではなく、日本に訪れた外国人が『日本はいいぞ』と広めてくれた結果だと、個人的に思います。
ビヨンド・ビジネス・ジャパン株式会社の社長も、名前から察するに日本人ではなく外国人の方でしょう。直接メールでやり取りさせてもらった限りでは、ごくごく自然な日本語・漢字表現を使っていて、会社のビジョンから感じたことも含めて、日本が好きな方なんだろうなあと勝手に想像しています。
わたしは、将来的に日本は観光を主要産業にしていく必要があると思っているので、『日本人が世界に誇る様々な魅力を効果的に伝えられる人材を育成すること』は、国益に適っていると思いました。
素敵なビジョンを持ったビヨンド・ビジネス・ジャパン株式会社の『Mainichi Eikaiwa』の知名度拡大に貢献できたらいいなと思い、本依頼を受けようと思いました。
とはいえ、わたし個人が英会話を学びたい理由
一つは海外旅行でもっと現地の人と円滑なコミュニケーションをとりたいと思ったからです。
2016年5月にオランダ旅行に行ってきました。
初老のおじいさんに「レディボーイ」と声をかけられ、ハイネケンをおごってもらった話 - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット
こちらの記事で、その時のエピソードの一つを紹介しています。現地の人との交流が、想像以上に面白くエキサイティングでした。
英語で伝えることに関しては、知ってる単語のつぎはぎやGoogle翻訳を使いながら話せば何とかなりますが、聞く方はそうは行きません。
もう一つは、わたしの趣味である自転車レースとメジャーリーグを楽しむ上で英語力が必要だからです。
わたしが知りたい自転車レースの情報やメジャーリーグの情報は、日本国内にはほとんどありません。海外メディアの情報が質・量ともに日本のサイトを圧倒しています。
海外メディアの記事であれば、Google翻訳をしながら内容を理解することは難しくありません。しかし、レースや試合の実況・選手へのインタビュー・ドキュメンタリー動画となると、もはやお手上げです。
だからこそ、英会話力をアップさせたいと思いました。特にリスニング能力を鍛えたいです。
オランダには8日間ほど滞在しましたが、初日と最終日とでは、リスニング能力は段違いにアップしていました。継続的に英語を耳にすることが、リスニング能力の維持・向上には必要不可欠であるという体感があります。
海外旅行に行かずとも、お手軽に英語を耳にすることが出来るオンライン英会話は、わたしにとって最適な学習ツールなのです。
『Mainichi Eikaiwa』の体験レッスン受講の流れ
『無料体験レッスンの申し込み』から、簡単に行うことが出来ます。
ただし、『Mainichi Eikaiwa』では、スカイプを使ったレッスンを行っています。体験レッスンの申し込みにあたっては、スカイプの利用環境とスカイプidが必須となります。
申し込みの際は、講師の国籍や日本語能力の有無を希望することが出来ます。
相手が日本語を話せるという甘えを断って、レッスンに臨むことも可能ですし、海外に在住のネイティブ講師のレッスンを受講することも可能です。自分のレベル・学習目的に応じて、最適な講師を幅広く探すことが出来ます。
申し込みが完了すると、先方から具体的な日程と講師の調整をしてくださるので、あとはレッスン当日を待つのみです。
なお、わたしは『日本語がある程度できるイギリス人講師』を希望しましたが、スケジュールが合わなくて、『日本語がある程度できるカナダ人講師』となりました。
『Mainichi Eikaiwa』で受けられるレッスン
無料レッスンの先の話ではありますが、わたしが希望する『日常英会話レッスン』『旅行英会話レッスン』だけでなく、
『ビジネス英会話レッスン』『IELTS、TOEIC、TOEFLなど各英語試験対策レッスン』を受講することも可能です。
ライトに英会話を磨きたい人から、仕事でジャンジャンバリバリ英語を使いたい中上級者の方にも適した内容となっています。
レッスンは毎回違う講師の方に教わるのではなく、担任制をとっています。
最初は3人の講師を選んで、お試しレッスンを受けます。その中で最も自分に合うと感じた講師が担任となって、以降は毎回その講師のレッスンを受けることが可能です。同じ講師のもとでレッスンを受けることで、自分の弱点を把握してくれる上に、自分の目的に合わせた最適なレッスンを提供してくれます。
例えば、わたしのように海外旅行でのコミュニケーション力アップや、海外メディアの情報を理解できるようになりたいという目的であれば、
- 旅行したい地域に詳しい講師から、現地の情報を教えてもらいながらレッスンする
- 現地のニュースや出来事をシェアしてもらいながらレッスンする
ということも出来るのです。
個別に詳細にレッスンをカスタマイズ出来ることが『Mainichi Eikaiwa』のメリットの一つと言えましょう。
いざスカイプで体験レッスン開始
第一声は『Hello!』
時間になると、講師の方からスカイプ電話を発信してくれます。
通話ボタンをタップして、スカイプ電話に出ると、
『Hello!』
と言われました。
やはり、最初から英語なんだわ、という当たり前の事実を確認しつつ上ずった力のない声で『は、はろー』と返します。
『I can’t see you.』みたいなことを何回か言われて、ビデオ通話に切り替える必要があると感じたので、ビデオ通話ボタンをタップします。
そうして、画面の向こう側に現れた人物は、スティーブン・スピルバーグ監督をもう少し若くした感じの、気の優しそうなおじさんでした。
レッスンは既に始まっています。スピルバーグさんは『Where 〜〜 live 〜〜?』みたいな質問をして来たので、今どこに住んでるの?的な意味だと判断し、『I live in Tokyo.』と答えます。
若干の静寂が訪れたので、同じ質問で返す技を駆使して、『Where are you live?』と尋ねます。liveの後に「in」が必要ではないか、「are」じゃなくて「do」ではないか?など、自信なさげに問いかけます。
若干文法が間違っていたとしても、そこは英会話レッスンの講師です。ちゃんと汲み取って、『I live in Hokkaido.』と答えてくれました。まだ細かい文法の訂正など無く、この時点ではわたしの英会話レベルを測っているように感じました。
北海道なんだ〜、と思い、スピルバーグさんが今どこに住んでるのか聞きたいと思って『What is the city in Hokkaido?』と返します。(たぶん、これも意味間違ってる)
すると『ダーテー』と答えられました。「ダーテー??」と思い、即座に頭の中で推測すると「函館」の「だて」説が浮上して、『Hakodate?』と聞き返すと、『No no. Date. Nearly Toya-ko』と返されました。
なるほど、わたしは知りませんでしたが『だて』という街が洞爺湖の近くにあるのねと思い、マッハでGoogle Mapsで検索かけると、『伊達市』は確かにありました。
ちなみに、伊達市は雪があまり積もらない街で住みやすく、「スカロップ」がうまいとのことでした。「スカロップ」はステーキみたいな料理のことかな?と思いきや、前後で『Seafood』とも言っていたので、「スカロップ」って何ぞ??と思い、「す、スカロップ??」と聞き返すと、『HOTATE』と教えてくれました。「Scallop」は「帆立」でした。
あと、『めちゃくちゃ大きな蟹がとても美味しいんだよ!君は食べたことある?』と聞かれたので、『No, I never eat. Only wacthing at Aquarium.(一度も食べたことないけど、水族館でなら見たことある)』と話したら、『HA HA HA!』と笑いを取れました。いい感じ。
というように、レッスン序盤にもかかわらず、頭フル回転で非常に日常的な会話をギリギリのところで成立させていきました。
徐々に会話のレベルが上がっていく
お互いに自己紹介を含めた会話と、わたし自身の英語スキルを把握したのか、次のステップに進みました。
『何のためにオンライン英会話を受けようと思ったんだ?』とスピルバーグさんに聞かれます。
冒頭に書いたことが、わたしの目的ではありますが、英語で伝えることは無理だと秒で判断し、『海外旅行が好きで、現地の人ともっと話せるようになりたいから』と伝えました。
『今までどこに行ったことある?』みたいな定番の話から、スピルバーグさんがメキシコに行ったときの話をしてくれました。
『数年前にメキシコに行ったとき、現地のツアーガイドが日本人だったんだ。なんだけど、その日本人はアフロヘアーで肌も黒くて、メキシコ人よりメキシコ人っぽくて笑えたよ!』
みたいな話から、
『メキシコには世界一大きいピラミッドがあるんだ。大きすぎて、山みたいになっているんだよ。』
なんていう豆知識まで披露してくれます。
いやいや、ギザの大ピラミッドの方がデカいんじゃないの?と思い、後でネットで調べてみたところ、
一見ただの丘のように見えるが、実は巨大なピラミッドなのだ!
5~8世紀頃メソアメリカ文明の時代に作られたもので、その大きさは底辺400メートル、高さ55メートル。メキシコ最大であり、世界的に有名なエジプトにあるギザの大ピラミッド(底辺230メートル×高さ146メートル)と比べても、高さは劣るものの容積では勝っている。
※「誰も知らない!?世界最大のピラミッドはメキシコ・チョルーラにある」より抜粋
とのこと。ギザの大ピラミッドは高さでは世界一ですが、体積ではメキシコに世界最大のピラミッドがあったということは、初めて知りました。
さらに、『日本にもストーンヘンジがあるんだよね〜。』みたいな話もしてくれます。
ただ、スピルバーグさんも名前を忘れてしまったようで、『奈良にあるんだけど、名前が思い出せない』と言いながら、Google検索を始めます。
『酒船石だ!』と言いながら、スカイプのタイムラインに「Japan – Mysterious Megalithic Sites Of Sakafune-ishi and Masuda Iwafune」のサイトのURLを送ってくれました。
そんなトリビアを聞いたりしながら、体験レッスンの25分はあっという間に過ぎていきました。
『もし継続してレッスンを受けたいなら、URL送るから参考にしてね』的なことを言われ、スカイプのタイムラインにURLを送信してもらい、レッスンは終了しました。
『オンライン英会話ネイティブMainichi Eikaiwa』の最大のセールスポイントは講師の質!
さて、25分間の体験レッスンで強く感じたことは、『Mainichi Eikaiwa』が最もアピールしているネイティブ講師の質です。
『伊達市は比較的温暖で雪が積もりにくいから住みやすい』
『メキシコには巨大ピラミッドがある』
『日本のストーンヘンジは奈良県にある』
といった、豆知識レベルではありますが、会話していて教養を感じるシーンが多かったです。
わたしの英語のレベルに合わせて、わたしが四苦八苦しながら伝えた表現を、適切でシンプルな英語に置き換えてリピートしてくれたりします。
かと言って、何でもかんでも教えてやるぜ!みたいな姿勢ではなく、あくまで受講者の自発性を重んじて、拙い英語でも一生懸命伝えようとする心意気を汲み取ってくれるようなコミュニケーションでした。
新しい発見と、コミュニケーションする楽しさが凝縮された、刺激的な25分間でした。英会話力を向上させたいと思い受講しましたが、今の心境は『もう一度、あの刺激的な時間を味わいたい』という気持ちに占められています。
ただ単に、英語を勉強するだけでなく、教養のある講師とのコミュニケーションを通じて、新しい発見と刺激を得ていく楽しさを提供しているのだなと思いました。
『Mainichi Eikaiwa』のサイトでも、『当スクールのすべてのレッスンはネイティブな講師が担当いたします。魅力的な人間性を持ち、コミュニケーション能力があり、人生経験があり、高い学歴と豊富な指導経験がある講師を厳選し、採用しております』と謳っています。
たかが体験レッスン、されど体験レッスン。わたしにとっては『Mainichi Eikaiwa』が大事にしている理念を感じ取るには、十分な25分間でした。
教養のあるネイティブ講師と共に、質の高いレッスンを受けたいのであれば、『Mainichi Eikaiwa』がおすすめです!