パイナップルってどんな時に食べますか?
わたしは果物としてのパイナップルは大好物で、最近はドライフルーツのパインを買ってヨーグルト・シリアルと混ぜてまいう〜ってやってます。
少なくとも確実に言えるのは、ラーメンやニンニクと一緒に食べる人は少数だということ。
酢豚にパインは欠かせないでしょ!みたいな人が少数いるレベルでしょう。
ところが世の中には、ラーメンとパイナップルを一緒にしてしまったお店があるんです。
常識的に考えれば明らかにNOな組み合わせであろう、パイナップルラーメンをつくっている西荻窪のラーメン屋さんに行ってきました!
問題のラーメン屋とは?
店名が「パパパパパイン』ですよ?
ふざけてるとしか思えませんし、ホームページを見てもテンションが非常に高い!
「パイナップルをラーメンに入れちゃいました★」
の語尾の「★」ですよ。「★」を書いちゃうようなテンションです。
ところが、食べログやラーメンDBでの評価も非常に高くガチな店なようです。
物は試しだと思い、実際にお店に行って食べてみました!
パパパパパインはどこにあるか?
JR西荻窪駅南口を出て右に行きますと、1分ほどでお店に着きます。
道中、東京でもトップレベルにカオスな西荻窪駅前の闇市の面影の残る飲み屋街に漂う、焼き鳥の香りに心を奪われながらたどり着く必要があります。
早めの時間帯に行ったので、行列はありませんでした。
店内6〜7席とカウンター席のみの小さなお店ですので、早めに行って良かったようです。
店外の食券機を見ると、
- パイナップル海老塩ラーメン
- パイナップル塩ラーメン
- パイナップル醤油ラーメン
- パイナップル塩つけめん
- パイナップル醤油つけめん
- 冷やしパイナップルラーメン
など、ありました。
とにかくパインのゴリ押しなので、全部のせは「いっぱいん」って書いてあります。
ということで、「パイナップル醤油ラーメン」の「いっぱいん」にしてみました!!
これが問題のパイナップルラーメン!
ででーーーん!!
中央の山盛りパイナップル!
パインたちが浸かっているのは、紛れもない醤油ベースのラーメンスープ!
ネギ、ほうれん草、海苔たちの存在が、本来は然るべき姿なのに、なぜか違和感を感じてしまうこの佇まいです。
パインそばに添えられる白いものは、生クリームなんぞではなく味玉です。
パインの下に隠れているのが肉厚なトロトロチャーシューです!
パイナップルたちをすくってみると、紛れなきパイナップルの果肉そのものです。
麺は細麺のストレートでして、さっぱりした醤油ラーメンにはよく合います。
どうやってパイナップルを食べればいいか分からず店主さんに聞いてみた
「これ、どうやって食べればいいんですか?」
とストレートに質問したところ、店主さんは笑いながらに
「普通に召し上がっていただいて大丈夫ですよ笑 他のお客様は最後に残してデザートにする方もいれば、肉と一緒に食べる方もいますね」
とのこと。
ということで、いろんなものと一緒に食べながら満喫する作戦で食べてみることに。
まずは基本となるスープを単独で味わってみます。
うむ、スッキリとした味わいで美味しい!
この時点でパイナップルのほのかな甘味がスープに溶け込んでいるのか、しょっぱさだけでなく甘さが際立つ独特な風味です。
続いて、果肉と一緒にスープ・麺をすすってみます。
「う、うまいぞ!?!?」
確実にパイナップルはパイナップルの味がします!
するんですけど、なぜかラーメンによく合う、としか言いようがない未体験な出来事が口の中で起きています。
では、チャーシューと一緒に食べてみると、、、、うまいいいいいい!!!!
フルーツの甘みが肉の味わいを加速させている、そんな印象を受けました。
というより、チャーシューが単体でめちゃくちゃ美味いです!
チャーシューだけでも、間違いなく都内トップレベルの美味しさですね。
味玉は、、、、ぱ、、、パイナップルの味がするう〜〜!!
黄身がパイナップル味なんです!
姐さん、これは事件です!
そして、卓上には「パイナップルラーメンにはニンニクがとても合います。ご希望の方は、、、」なんて書いてあります。
『にんにくください』
と貰ってみました。
すりおろしのニンニクです。これを、、
パインに乗せて、スープ・麺と一緒に食す!
うおおおおおお!うめええええええ!!!
姐さん!事件です!!
パイナップルラーメンとニンニクが合うはガチでした。
すっごく美味しいです。
そんなこんなで不思議な味わいを堪能しながらKK(完食完飲)しました。
ごちそうさまでした。
まとめ
想像を絶する意外性のある美味しさでした!
パイナップルとラーメンが合うの?ってクエスチョンが解決すると、
冷静に考えてスープふつうにうめえなあ。
冷静に考えてチャーシューのクオリティ高くない?
冷静に考えてパイナップル自体、普通に美味しいよ。
ってな感じで、決してキワモノ系ではなく素材一つ一つこだわりぬいて、考え抜かれてつくられた「パイナップルラーメン」という完成品です。
公式HPを見ると、
店主は高田馬場の有名店「渡なべ」にて五年間修行。
(中略)
そこで、美味しいのはもちろん、本当の意味でココでしか食べられない。そして
「お客様を驚かせ、楽しんで頂きたい。」
をモットーに、試行錯誤の上の考案されたのが、一見 エッ!? とも思わせる、店主の大好きなパイナップルとラーメンを融合させた
パイナップルラーメンなのです。
とあります。
「渡なべ」にも先日行ってきたのですが、ここもガチなラーメン屋です。
我々がパイナップルラーメンにクエスチョンを投げかけているものではなく、店主がラーメン業界に対して「ラーメンとは?」というクエスチョンを投げかけた意欲的なメッセージ性のあるラーメンだったのです。
スープも、パイナップルメインでつくっていて、動物性の素材を一切排除しているとのこと。
確かに食べ終わって数時間後には、家系ラーメンが食べたくなるくらいラーメンを食べた感じはしませんでした。
非常にヘルシーで女性ウケも良さそうです。
斬新にして、意欲作である『パイナップルラーメン』を、ぜひご賞味あれ!