綺麗な写真を撮りたい。
より動きの速いものをブレずに記録したい。
遠くの景色や被写体をアップで写したい。
という思いが募る日々でした。
コンパクトデジカメと、iPhoneを駆使しながらやり繰りしてきましたが、いよいよ限界を感じたのでミラーレス一眼を購入したのです。
機種は、ソニーのミラーレス一眼『α6000』です。
初めての一眼カメラなので、なるべく安く、そして上記の「綺麗に」「動きが速くてもブレない」「遠くまでズームできる」という要件を満たした一台が『α6000』なのです。
試し撮りもかねて、いま話題の多摩動物公園に動物たちを撮影しに行ってきました!
わたしは何かのフレンズではないので、そういった事情には疎いです。
単純にいろんな動物たちを撮って楽しみつつ、カメラの性能と使い方に慣れようという趣旨ですので、あしからず。
ゾウのスプラッシュと、チンパンジーのターザン
入場料が600円と、著名な水族館等に比べると格安と思える金額が動物園の魅力ですね。
園内はアフリカ園・オーストラリア園・アジア園の3つのゾーンに分かれており、それぞれ特徴的な動物たちを見ることが出来ます。
いま話題のサーバルキャットもこのゾーンにいます。
とにかくオートフォーカス(以下、AF)が柵に合ってしまい、なかなか目当ての被写体にピントを合わせることが出来ません。
動物園での撮影は、柵との格闘とも言えるかもしれません。
というわけで、サーバルキャットは全く綺麗に撮れずでした。
続いて、フラミンゴです。
フラミンゴの群れも柵越しにいるので、再び柵にピントが合っちゃう現象に悩まされました。
どうにもならないので、「動物園 撮影 柵」で検索して調べてみました。
『柵に出来るだけ近づいて撮れ』とのことでした。
なんて、単純。
柵に近づいた上に、ズームしてみると、あら不思議!
柵が消えました!
柵にAFが合わないように、出来るだけ近づいた上で、遠くの被写体をズームしてAFすると、まるで柵が消えるかのように撮ることが出来るのです。
序盤でテクを身につけられて本当に良かったです。
背景もちょこっとぼかしながら、スマホや手持ちのコンデジでは撮ることが不可能な写真を撮れて嬉しいです。
お次はゾウさんです。
がっつりズームすれば、皮膚のシワも鮮明に写ります。
ゾウさんは、鼻を使って水を飲み、余った水はスプラッシュする習性があるようなので、決定的瞬間を収めたくなりました。
ここでは、『α6000』の特徴である連写機能を使います。
秒速11連写が可能な上に、1枚撮影するごとにAFを合わせてくれるため、高速で動く物体を撮影するには最適なのです。
そうして捉えた一枚がコレ。
連写機能って画質が落ちたりするものだとばかり思っていたので、通常撮影時と全く同等のクオリティなことに感動です。
餌をはむキリンさんたちや。
餌をはむゼブラさん。(ズィブラではない)
ズームすることで、より動物らしい写真が撮れるなと思いました。
チンパンジー山にやってきました。
ここでは、大人から子供まで大きさや動きのキレも様々なタイプのチンパンジーが暮らしています。
とりわけ人目を引く一匹がいました。
名を「フブキくん」といいます。
ひときわ小柄な体格を活かして、とにかくすばしっこい動きを見せています。
さらに、やんちゃでいたずらっ子な性格のため、他のチンパンジーにいたずらを仕掛けては、ブチ切れられるようなことを繰り返しています。
ロープを使って、ターザンのような動きを見せようとしたので、決定的瞬間を収めるべくカメラを構えます。
決まった!
実に良い写真が撮れたと思います。
個人的には、この日のベストショットです。
この一枚だけは、画質を落とさず貼り付けてみました。
一眼カメラは、ただ綺麗な写真を撮るだけではないです。
ストーリーを切り出す作業なんだなと感じます。
カメラの魅力に取り憑かれ始めました。
世界一怠慢な動物だと思うカンガルーとタスマニア島の悪魔
続いてオーストラリア園に向かいました。
ここではカンガルーに会えます。
昔、オーストラリア旅行した際にも動物園に訪れました。
カンガルーに餌をあげて、触れ合えるようなゾーンがありましたが、そこでのカンガルーたちは微動だにしません。
餌をあげようにも、全く興味を示さず、そのへんに生えてる草をカンガルーの口元に近づけると、ようやく食べてくれるような始末。
コイツらは世界一怠慢な動物だわ。
わたしは、そう思いました。
多摩動物公園にいるカンガルーも例外ではありません。
ほぼ全員が、この有様です。
周囲に糞をまき散らしながら、セクシーポーズのようなスタイルで寝転んでます。
仕方がないので、ここではアートフィルター機能を使ってみます。
様々な視覚効果を加えた状態で撮影することが出来ます。
例えば、このような感じです。
何だか3D画像のような感じに仕上がりました。
こちらは、色を濃くしています。
カンガルー園を離れて、コアラを撮ってみました。
これもアートフィルター使って撮ってみましたが、あまり意味がなかったようです。
ちなみにコアラの睡眠時間は20〜21時間とのこと。
毒性の強いユーカリの葉を消化するために必要な時間なので、睡眠時間が足りないと死んでしまうそうです。
そして、ずっと前から見たいと思っていたタスマニアデビルの登場です。
このような四足歩行系の動物にありがちな、夜行性で昼間はほとんど寝ている、ということはなく、小さな体躯を活かしてちょこまかと動き回っていました。
ガラス越しの撮影なので、全体的に白みがかかっていますね。
どう対策をすればいいのかは、まだ分かりません。
ベストショットはこちら。
「こっち見んな」って感じですかね。
いや、もっとこっち見て欲しいんですけど。
もしも、荒野でサイと対峙したら絶対に死ぬと思う
最後はアジア園です。
といっても、一番広いエリアなので動物の種類も非常に豊富です。
とりわけ印象に残ったのはサイです。
ずんぐりむっくりな体型ではありますが、スーパーヘビー級のレスラーのごとき威圧感を感じます。
荒野をさまよっている時などに、うっかりサイの縄張りの中に入ってしまったら大変なことです。
ちなみにサイのマックススピードは時速50キロです。
ウサイン・ボルトですら時速44キロほどなので、サイに追いかけられたら逃げ切ることは不可能でしょう…。
普段は温和そうな表情をしているので、決して怒らせることのないよう気をつけましょう。
こちらはオシドリです。
左の地味な色している方がメスで、右の鮮やかな方がオスです。
大変仲が良い夫婦を示す「おしどり夫婦」という言葉の語源の通り、オシドリはオスとメスが一対になって常に行動を共にしています。
中には、自由に動き回るメスを、ひたすら追いかけるオスというカップルもいました。
見ていて飽きない鳥たちですね。
身体の大きなインコです。
何か、デジカメのサンプル画像によく出てきそうな青と黄色のコントラストが美しいです。
インコって小さくてかわいいみたいなイメージでしたが、このサイズのインコもカッコよくて素敵です。
毛づくろいしている猿と小猿です。
ちなみに、この写真を引き伸ばして一部を切り取ってみると、
こんな感じです。
さらに引き伸ばしてみると、
さすがに、粗く見えます。
画質が良いと、大判でプリントアウトしても細部まで美しいです。
つまり、ミラーレス上の小さな液晶画面で見ても、綺麗に写せたがどうか判別しにくいです。
家に帰ってから、パソコンやモニター上の大画面で見てから判断した方が良さそうです。
買ってよかった『α6000』!
良い買い物が出来ました。
写真なんてスマホで十分じゃね?と思っている時期もありました。
実際に安いコンパクトデジカメ程度と比較するなら、携行性に優れるスマホのカメラで十分かと思います。
しかし、ミラーレス一眼を使って撮影してみると、両者の差は圧倒的です。
ミラーレス一眼にかぎらず、一眼クラスの良いカメラを使うと、「綺麗に記録する」という目的から逸脱して、ストーリーを伝えたいというようなアート精神がくすぐられます。
このへんがカメラが楽しい理由なのかなあと、ほんのり味わうことが出来ました。
いま、『スタートαキャンペーン』が実施中で、最大10000円のキャッシュバックを受けることが出来ます。
望遠レンズ付きのキットが、通常のズームキットとほぼ同じ価格で購入出来るので、非常にお得です。
キャンペーンは、5月7日までとなっているので、検討中の方はお早めに。
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