いま巷で話題の『私を構成する9枚』を選んでみました。
動画を載せて、紹介して行きます。
選択基準はフィーリングです。
なので、思い出の深さが非常に影響していますので悪しからず。
『vertical infinity』T.M.Revolution
生まれて初めて新譜で買ったアルバムです。
確か高校3年生でもうすぐ大学に入学というタイミングだったと思います。
自分は音楽をよく聞くようになったのは、
高校生になってからで遅いと思います。
とりわけハマったのが、当時流行していた
機動戦士ガンダムSEEDの主題歌にもなった
『INVOKE』です。
機動戦士ガンダムSEED 第一OPテーマ『INVOKEーインヴォークー』Full ver.
そのSEEDの続編であるSEED Destinyの第一期OP曲が
本アルバムに収録されている
『ignited』でした。
Gundam Seed Destiny Op 1 Ignited
これぞ、T.M.Revolutionと言った浅倉大介の電子サウンドと
西川貴教のハイトーンボイスが詰まった至極の一曲です。
アルバム曲としては、
『CHASE THE THRILL』って曲がめちゃくちゃカッコいいです。
西川貴教の魅力は何といっても、
『声量オバケ』とも称されるパワフルな声でしょう。
もの凄い高い音域で、肺の空気が全て無くなるんじゃないか?
というほどのロングトーンでかつ、
ビブラートがハンパなく正確で、
LIVEでのスタミナも抜群で、
音も外さないという最強の歌手です。
個人的には日本一の技量の持ち主だと思っています。
『BLACK LIST』Acid Black Cherry
Acid Black Cherryは
Janne Da Arcのボーカルのyasuが始めた
ソロプロジェクトです。
Janne Da Arcも大好きなのですが、
リアルタイムで聞いていたのはABCなので、
こちらをピックアップしました。
代表曲とも言える『Black Cherry』が収録されています。
Acid Black Cherry / Black Cherry
妖艶なメロディ、エロティックな歌詞、
そしてハイスピードでyasuのハイトーンボイスの連発と、
この曲に、ABCの魅力が全て詰まっていると言っても
過言ではありません。
アルバム曲からは
『DRAGON CARNIVAL』という曲をオススメします。
Acid Black Cherry 2011 FreeLive W Encore1「DRAGON CARNIVAL」
yasuが大ハマりしていたモンスターハンターを歌った曲でして、
わたしもモンハンをやっていたこともあり、印象深い一曲です。
yasuのボーカルは、
子音をハッキリ発音するところが、
なんだか心地よいです。
特にタ行の
『た』を『つぁ』という風に、
『と』を『つぉ』って感じで発音するところが好きですね。
心地よいとしか表現しようのない、
自分にとってのツボです。
子音にも注目して聞いてもらいたいです。
『RAY』BUMP OF CHICKEN
アルバムのタイトルにもなっている
『ray』という曲が好きすぎて、
こちらのアルバムをピックアップしました。
私が思うBUMP OF CHICKENの魅力は、
分かりやすい歌詞と、透き通る声の藤原基央さんのボーカルです。
『ray』のラストにある
○×△どれかなんてみんなと比べてどうかなんて
確かめる間もないほど生きるのは最高だ
あんまり泣かなくなっても誤魔化して笑っていくよ
大丈夫だあの痛みは 忘れたって消えやしない
大丈夫だこの光の 始まりには…
君が居る
というメッセージを聞くと、
いろいろあっても頑張ろうという気持ちになります。
このアルバムではないのですが、
『ロストマン』という曲も大好きです。
この曲の終盤に出てくる
破り損なった 手造りの地図
シルシを付ける 現在地
ここが出発点 踏み出す足は
いつだって 始めの一歩
というメッセージも、
前向きになれる言葉です。
BUMPの曲はどれも、「う~ん、何かあったのかな?」と思わせる何かがあって、
それでも受け止めて、受け入れて前に進もうという風に聞こえます。
藤原基央さん自身で歌詞を書いて、
曲を書いて、優しく歌い上げる。
という全てが好きです。
『ぶっ生き返す』マキシマム ザ ホルモン
学生時代にめちゃめちゃハマりました!
このアルバムの中で好きなのは『糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィ』ですね。
Maximum the Hormone - 糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィ
ギターの亮君と、メインボーカルのダイスケはんと、
ドラマーのナヲが、3人とも結構な割合で歌うのが大きな特徴です。
この曲はボーカル3人の特徴がこれでもか!とふんだんにちりばめられていて、
歌詞も比較的分かりやすいストーリーが見えます。
他にも、
デスノートの主題歌になった『絶望ビリー』
アカギのエンディング曲になった『アカギ』
おそらくこの曲で全国区になった『恋のメガラバ』
など、ホルモンの代表曲が詰まっていて素晴らしいアルバムになっています。
ホルモンの魅力は
一回聞いただけでは何て言ってるか分からないであろう歌詞、
それらの歌詞一つ一つに全て意味があるという、
マキシマムザ亮君が天才すぎるところです。
中でも一番アツいなって思う曲は、
これまたアルバム外なのですが、
『F』という曲です。
この動画が非常によく出来ていて、
パッと見ドラゴンボールのフリーザを歌っている曲にしか聞こえないですが、
時の独裁者をフリーザと見立てて歌っているようにも見えます。
この曲がリリースされたのは2008年7月のことで、
同年3月から4月頃にかけて何があったかというと、
チベットでの騒乱です。
声高にフリーチベットと叫ばれていた時代です。
そのことを考えて、もう一度曲を聞くと、
『フリーザフリーザ』と連呼しているところが、
『Free TIBET Free TIBET』に聞こえてきます。
しかし、当の作詞・作曲者である亮君はそんなこと一言も言っていません。
というあたりが、ホルモンの魅力の一つです。
どう解釈するかは、あなた次第と投げているところが素敵です。
『Art of Life』X JAPAN
このアルバムは収録曲がなんと1曲のみです!
その1曲が29分の長編曲なのです。
バラードあり、
TOSHIのハスキーボイスあり、
Xを代表する高速ドラムあり、
HIDEとPATAのツインギターソロあり、
TOSHIKIのピアノソロあり、
オーケストラあり、
歌詞はYOSHIKIの半生を綴ったもので、
何でも入っているX至極の1曲です。
何回聞いても鳥肌が立ちます。
ピアノソロが終わって、
再び5人で演奏をし始めるところがヤバいですね。
ビジュアル系という言葉を世に生み出したのが、
このX JAPANというバンドです。
1993年にこんな曲が発表されていることに驚きです。
X JAPANのスケールの大きさを知っちゃうと、
他のビジュアル系バンドがどうしても小さく見えます。
それだけ偉大だったと言えましょう。
X JAPANの全てが詰まった渾身のアルバムは必聴です。
『The name of the ROSE』D
そんなX JAPANの影響をモロに受けているのが、
Dというビジュアル系バンドです。
本アルバムの代表曲かつ、
同バンドの代表曲でもある
『闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア』が収録されています。
ボーカルのASAGIの多種多様な声が魅力です。
ビブラート、デスボイス、ファルセット、
どれを取っても一流で、
本曲にはそれら全てが詰まっています。
こんな長ったらしい名前なのですが、
ASAGIがほぼすべての曲の作詞をしていて、
このテンション・この世界観で
何と現在までずっとブレずに来ています。
ブレないどころか、加速している印象です。
一言で表すと壮大な曲が多く、
クラシック音楽も志向していたX JAPAN・YOSHIKIの影響を感じ取れます。
知名度は高くないですが、
ビジュアル系の中でイチオシの存在です。
『Candlize』矢井田瞳
一転、女性ボーカリストからの選出です。
ぼくが音楽にハマるきっかけをつくったのは、
実はこの方なのです。
2001年のF1中継のエンディングテーマを歌っていて、
その曲がファイナルファンタジー7のテーマ曲に似ていて、
とても印象に残っていました。
また、別のところで有線で何気なく流れていた曲があり、
フレーズが頭に残るなあと思っていて、
たまたま適当に見ていたカウントダウンTVで、
その曲が矢井田瞳の『Look Back Again』だと分かり、
それがきっかけで聞くようになりました。
矢井田瞳の力強いボーカルと、
明るいメロディが素敵ですね。
『Look Back Again』が収録されている本アルバムですが、
他にも名曲揃いというか、全曲名曲と言っても過言ではない、
究極のアルバムです。
たいていのアルバムには、
この曲は聞かなくてもいいかな、って曲が1曲はあるものですが、
このアルバムにはそれがありません。
そんな中でも、あえてお気に入りをあげるとしたら、
『贅沢な世界』です。
本人の音源が見当たらないので、
貼ることが出来ないのですが、
TSUTAYAでもいいのでぜひ聞いて欲しい曲です。
『Once』Nightwish
フィンランドのモンスターバンドである
Nightwishです。
シンフォニックメタルと称される
全盛期は、初代ボーカルのターヤ・トゥルネンが脱退する
2004~2005年頃でしょう。
その時にリリースされたアルバムが、
本アルバムです。
1曲目の『Dark Chest of Wonders』から、
バンドの世界観が炸裂しています。
Nightwish - Dark Chest Of Wonders (Lyrics e traduzione)
初めて聞いたときには、まさに驚愕の一言がふさわしい衝撃を覚えました。
こんな重厚なメタルの音に、美しい女声のオペラボイスが響き、
オーケストラとマッチしている、
こんな音楽があるのかと驚きました。
そして、
2005年フィンランドの首都ヘルシンキで行われた
世界陸上の開会式でも演奏された『Nemo』です。
このアルバムだけでなく、
他のアルバムも名曲揃いです。
Nightwishは1曲目に一番アツい曲を持ってくるので、
それだけでも聞いて欲しいなと思います。
・1stアルバムの1曲目『Elvenpath』
・2ndアルバムの1曲目『Stargazers』
・3rdアルバムの1曲目『She Is My Sin』
・4thアルバムの1曲目『Bless the Child 』から2曲目『End Of All Hope』の繋ぎが神
www.youtube.com
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Nightwishの音楽は、
地球上でNightwishのみがやっている音楽で、
唯一無二と言えるでしょう。
心からオススメ出来ます。
『BUTTERFLY』L'Arc~en~Ciel
9枚目のトリを飾るのはラルクです。
いろんな名盤がある中で、
あえて近年のアルバムをあげました。
ラルクと言えば、90年代の
『flower』『HONEY』のイメージが強いと思います。
もちろん、その時代のラルクも最高に良いのですが、
最近のラルクもかなり良いんです。
わたしが好きなのは
『GOOD LUCK MY WAY』です。
hydeのセクシーな歌声と、底抜けに明るいメロディが特徴です。
普通に良い曲です。
いつ聞いても良い曲ですね。
他には、『CHASE』という曲もめちゃくちゃカッコいいです。
hydeのボーカルも素晴らしいのですが、
わたしはtetsuyaの高音コーラスも、
曲に厚みを持たせる重要な要素と思います。
ノリノリで聞ける『CHASE』も非常にカッコいいです。
近年のラルクもとても良いので、
ぜひ聞いてみてください。
まとめ
軽い気持ちで書き始めたら、
想いがあふれて止まらなくなりました。
それだけ選りすぐりのマイベストをあげたつもりです。
共通しているのは、
・メロディアスな曲
・速めの曲
・壮大な曲
・クラシック要素が入っている
と、自分のツボなのかなと思いました。
『私を構成する9枚』
やってみると面白いですね。