現在、開催中のツアー・オブ・ジャパンの第一戦、堺ステージを観戦してきました!
日本国内で行われるUCIツアーの中では、ジャパンカップが最上位カテゴリで、ツアー・オブ・ジャパンは2番目に高いカテゴリのレースです。
そのため、海外から参戦するチームも多く、今年はUCIワールドチームであるランプレ・メリダも参戦!このランプレ・メリダには、新城幸也(あらしろゆきや)という日本人選手が所属しています。
新城幸也選手は、現役の日本人プロ自転車選手の中で、最も凄い選手なのです!
大げさに言えば、自転車界のイチロー。正確に言えば、ロッキーズ時代の松井稼頭央か、レイズ時代の岩村明憲のような凄さです!共にワールドシリーズに進出しますが、ワールドシリーズ制覇してなく、レギュラーだけど主砲ではないという感じです。
新城選手も、2016年シーズンからランプレ・メリダに所属していますが、前年まではユーロップカー、ブイグテレコムに所属し、自転車レース最高峰であるツール・ド・フランスに5回出場しています。2010年のツールでは、敢闘賞を受賞し、特別なゼッケンを背負ってレースを走ったこともあります。
↑赤いゼッケンは敢闘賞の証。その日で一人だけが付けることを許される特別な称号。
さらに、ツール・ド・フランスと並ぶグランツールであるジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャにも出場し完走。三大ツールを完走した唯一の日本人選手です。
今年の2月に落車のため、左大腿骨骨折の大怪我を追いました。リハビリを経て、今回のツアー・オブ・ジャパンが復帰戦です。
そんな新城幸也を見るために、はるばる大阪は堺まで行ってきました!
大阪府・堺市の大仙公園周回コースが会場
堺国際クリテリウム
まずは、ツアー・オブ・ジャパンに先駆けて、午前中に国際クリテリウム大会が行われました。
ランプレのピンクのジャージ目掛けて、適当に写真を撮りまくっていたら、集団内で走行する新城選手を偶然撮れました!ほとんど視認は無理なくらい高速で走行しています。
レース終了後、クールダウンがてら一周走っている際に、日本人選手と談笑しながら走る新城選手です。
ちなみに一番左の選手は土井雪広選手です。この人もブエルタ・ア・エスパーニャを完走したことがありますし、ナショナルチャンピオンの証である赤いラインがジャージに入っています。
真ん中の選手は吉田隼人選手です。吉田選手は名門・鹿屋体育大学出身のスプリンターです。
レース終了後は、このようなテントで選手たちは休息しています。大きな大会であれば、豪華な設備付きのチームバスで休息します。
新城選手は記者の取材を受けている様子でした。
こんな間近で、新城選手が見れることに感激していました!
そうこうしていると、クリテリウムの表彰式が始まりました。結構な賑わいです。
再び、ランプレのテント付近に行ってみると、
おっと、
うおおおおお!
サイン会キターーッ!!みんな一緒に写真を撮ってもらったり、握手してもらったりしています!
一方その頃、ステージではツアー・オブ・ジャパンのチームプレゼンテーションが行われていました。MCはシャンプーハットがしていました。
が、そんなことより、新城選手と直接話せるチャンスです!!
ひょおおおおお!!!新城選手とツーショットですよ!!ええええ!
マジで生きてて良かったと思いました。ここ数年で最も感動しました。一生の宝物にします。
何とか喋ろうと思って、「ツールには出るんですか?」と聞いたら、「分からないです。走れればね。(足の回復状況次第)」と答えてくださいました!
もっと、「フレッシュ・ワロンヌの解説最高に面白かったです!」とか「こないだの浜ちゃんの番組の妊娠八ヶ月ウケましたw」とかマニアックなこと言えば良かった、と後悔。
でも、至福の時間でした。
重ね重ね言いますが、わたしにとってはイチローと写真撮るようなレベルの出来事なのです!
いよいよ本戦・タイムトライアルを観戦
午後にツアー・オブ・ジャパン第1ステージとなる大仙公園周回コースを使ったタイムトライアルが行われました。
コーナーを攻めるユナイテッドヘルスケアの選手。
愛三工業レーシングの選手。結構なスピードでコーナーを曲がっています。コーナーならスピード落とすから、写真撮りやすいはずだと目論んでいましたが、かなり難しかったです笑
新城選手は最後の方のスタートで、わたしは残念ながらスケジュール的に見ることが出来ませんでした。
しかし、プロの走りをこれだけ間近で見ることが出来て、とても楽しかったです!
ツアー・オブ・ジャパンは6/5の東京ステージまで毎日開催
第1ステージ 【堺】
5/29(日)13:35
大仙公園周回コース
2.65㎞(個人タイムトライアル)
獲得標高 = 10m
第2ステージ 【京都】
5/30(月)9:25(セレモニーラン)
セレモニーラン:5.5㎞(普賢寺ふれあいの駅→同志社大学京田辺キャンパス→普賢寺小学校)
普賢寺小学校前→けいはんなプラザ周回コース<パレード3.4㎞> + <4.2㎞ + 16.8㎞ x 6周 = 105.0㎞>
獲得標高 = 1,836m
第3ステージ 【美濃】
5/31(火)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース<パレード4.0㎞> + <11.6㎞ + 21.3㎞ x 6周 = 139.4㎞>
獲得標高 = 1,218m
第4ステージ 【いなべ】
6/1(水)9:30
阿下喜駅前→下野尻交差点→農業公園(梅林公園)周回コース<パレード2.8㎞> + < 9.1㎞ + 15.2㎞ x 8周 = 130.7㎞>
獲得標高 = 1,650m
第5ステージ 【南信州】
6/2(木)9:15
飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前<パレード7.3㎞> + <12.2㎞ x 10周 + 1.6㎞ = 123.6㎞>
獲得標高 = 2,580m
第6ステージ 【富士山】
6/3(金)8:45(セレモニーラン)
セレモニーラン:13.2㎞(小山町生涯学習センター→須走商店街→ふじあざみライン入口)
ふじあざみライン入口(10:00)→富士山須走口5合目
11.4㎞(ヒルクライム)
獲得標高 = 1,147m
第7ステージ 【伊豆】
6/4(土)9:30
日本サイクルスポーツセンター周回コース
12.2㎞ x 10周 = 122.0㎞
獲得標高 = 3,750m
第8ステージ 【東京】
6/5(日)11:00
日比谷シティ前→大井埠頭周回コース<パレード1.2㎞> + <14.7㎞ + 7.0㎞ x 14周 = 112.7㎞>
獲得標高 = 100m
総走行距離 = 747.45㎞
総獲得標高 = 12,291m
という全8戦で行われます。
ジャパンカップ以外で、ワールドチームの走る姿を見る機会もとても貴重です。
とにかく、新城選手を生で見ることが出来て、感激の嵐でした!!
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