諸事情により、Bluetoothイヤホンが必要になったため、『SoundPEATS QY8』を購入しました。
これまで使ったBluetoothイヤホンの不満を全て吹っ飛ばす、コスパ最高のイヤホンでしたのでレビューします。
※購入に至る経緯が長いので、本体のレビューにのみご興味ある方は、目次の『SoundPEATS QY8 レビュー』まで飛ばしてからお読みください。
購入に至った経緯
これまで使ってきたイヤホンは、高くても5000円程度のものでした。今までで一番お気に入りの音質は、SONYの『EXTRA BASS』のインナーイヤホンです。
数年前に使っていたものなので、現行モデルと形状も違いますが、価格帯はだいたい↑くらいのものでした。
しかし、耳から下げたケーブルが色んなところに引っかかって、イヤーピースが紛失する事態が数ヶ月に1回くらいのペースで発生するため、使わないようになりました。
そうして、たどり着いたイヤホンがiPhoneの純正イヤホンでした。
ケーブルがどこかに引っかかっても、スッと耳から外れるだけでケーブルへのダメージも少なく、何か物が無くなることもなく、それなりの音質で十分快適な音楽ライフを送ることが出来ていました。
手持ちの携帯がiPhoneだったこともあり、長年iPhoneの純正イヤホンを使用していました。
先日、iPhoneのケースを買い替えた際に、7専用のケースが6sにも使えそう!と思って、7専用のケースを購入してしまったがために、イヤホンジャックにイヤホンが刺さらないという事態に直面しました。
あまりにも良いケースなので、この際Bluetoothイヤホンを導入しようと思い、購入するに至りました。
とはいえ、初めてのBluetoothイヤホンではありません
純正イヤホンとはいえ、耳から垂れているケーブルは、時として邪魔になることが多いです。ケーブルレスのBluetoothイヤホンには興味があって、何機種が試していました。
最初に買ったのはレシーバータイプのBluetoothイヤホンです。
結局、耳からケーブルが垂れる状況が変わらないことに途中で気付き、使い勝手の悪さに使用する機会が減りました。
次に購入したのが、耳掛けタイプのBluetoothイヤホンです。
耳掛けタイプだと、サングラスやメガネと干渉してどちらかしか使えないこと、出力される音量が大きすぎて、ミュージックプレイヤー側の最小音量が最適な音量であること、何よりも音質が曇ったようなシャカシャカする音で不快だったことが原因で使わなくなりました。
求めるBluetoothイヤホンの条件
・ケーブルがスッキリしているもの(耳掛けや首掛けタイプでないこと)
・ある程度、音質が良いこと(iPhone純正イヤホン程度で十分)
・電池が5時間以上持つこと
・5000円以内であること
という条件で探していたところ、『SoundPEATS QY8』がピッタリだと思いました。
SoundPEATS QY8 レビュー
開封の儀
漆黒でカクカクした良さげな箱に包まれています。個人的に、カクっとした箱状の物体が好きなので気分が高揚します。
中にはケースが入っています。製品や付属品を取り出したあとは、イヤホンケースとして、ちょっとした小物入れとして活用できます。
大中小の3種類のイヤーピースやフックなどが付属しています。
本体部分が大きそうに見えるが、フィット感良し
電池の持ちや、音質の向上を図ると、どうしても本体部分が大きくなりがちです。
QY8も見た目は大きそうに見えますが、フィット感は非常に良いです。
ちょっと頭を激しく振っても、全然落ちそうにありません。耳の中で本体を支えている円形のゴム部分が良い仕事をしていますね。
ここまではバッチリです。重要なのは、音質が及第点かどうかです。
わたしは音質厨ではないが、QY8は音質が良いと思った
わたしは、移動中や室内で音楽を聞いたり、動画鑑賞の際にイヤホンを使用する程度のライトなユーザーです。全くオーディオマニアではなく、そこそこの値段でそこそこの音質であれば十分だと考えています。iPhoneの純正イヤホンで十分満足していたくらいです。
その自分がQY8のイヤホンで音楽を聞いてみると、まず重低音がよく響いていることに驚きました。
かつて愛用していたSONYの『EXTRA BASS』シリーズを思い起こすような、ハートに響く重低音です。J-POPよりも、ロックやメタル寄りの音楽が好きなタイプなので、重低音重視の音質はありがたいです。
Bluetoothイヤホンなんて、音質ショボいものばかりだろうと思っていたら、そんなことは無かったです。というか、個人的には想像の5倍くらい良い音質だったので驚きと感動が大きすぎました。
一応、普段はあまり聞かないクラシックと、J-POPとも聞き比べてみました。
QY8の音質聴き比べ
・X JAPAN の『DAHLIA』
HIDEとPATAのツインギターが響き渡って、最高ですね。TOSHIのボーカルもクリアに聞こえます。
ドラムのシンバル系の音が若干シャカシャカするのが気になります。
・AKB48 の『ヘビーローテーション』
アイドルの音楽を聞く方が重視することは、恐らくギターやベースの音ではなく、アイドルの歌声ではないかと思います。
重低音重視のQY8では、楽器隊の音質の良さが耳によく入ります。
かと言って、声がシャカシャカして聞こえるようなことはないので、イコライザの調整で聞きやすくなるのではないかと感じました。
・ワーグナーのタンホイザー序曲
コントラバスカッコよすぎいいいいい!!!!という感じでした。
高めの金管楽器が若干弱い感じがしないでもないような、という印象です。
冷静に聞くと、諸々気になる点は出てきますが、総じてiPhoneの純正イヤホンよりグレードアップしている印象を受けます。
恐らくは、大半の人が耐え難い音質と感じるようなことは無いのではないかなと思います。こだわりがある人は、もう少し高いイヤホンを探した方がいいかなと思うレベルです。
音量の調節範囲も広くて使い勝手が良い
だいたい適量なボリュームに設定した時の、音量のカーソル位置は真ん中よりちょい低めくらいです。
iPhoneの純正イヤホンですと、真ん中よりちょい高めくらいがちょうど良い位置だったので、iPhoneの純正イヤホンに比べてるとQY8の音量は多少大きめになっているようです。
音が小さすぎるとか、大きすぎるみたいな心配は無用です。
電池は5時間持つが、充電の際のキャップを外すのが大変
わたしのライフスタイルでは、1日5時間持てば十分です。その代わり、毎回充電するようにしています。もし充電を忘れたとしても、Androidの充電等で使っているmicroUSBケーブルで充電できるので、モバイルバッテリーがあればどこでも充電可能です。
ただ、ここで問題になるのは充電コネクタのキャップを外すことが非常に難しいことです。
爪を伸ばしていないと、手先のみで開けることは不可能です。わたしは、ちょうど指の爪を切った直後に、QY8を購入したため大苦戦でした。足の親指の爪を切って、爪の切れ端を隙間に差し込んで開けるようにしています。
前向きに捉えれば防水性能が高いと言えますが、本製品の最大の欠点だとわたしは思います。QY8を使用する場合は爪の切りすぎに要注意です。
まとめ
価格のわりに音質が良く、充電も5時間持ち、ケーブルもスッキリしているため、使い勝手は抜群に良いです。
わたしの中では、過去最高のイヤホンを購入したと言っても過言ではありません。
当分は、『SoundPEATS QY8』を愛用していこうと思います。
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