あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

アラサー男子がブロンプトン・ロードバイク・プロ野球・メジャーリーグ・ラーメンネタ中心にお送りします。

25人に1人の年収1000万以上の皆さんが日本の所得税の半分を負担しているそうですよ

広告

f:id:saneyuu:20160226225918p:plain

年収1000万円って響きは素敵ですよね。

誰しも一度は取りたいと思ったことでしょうし、すでに取っている人もいることでしょう。

その年収1000万プレイヤーは、全体の25人に1人、つまり4%の人が、日本の所得税の半分を負担しているそうです。

NewsPicksでも、なかなかの盛り上がりを見せています。

newspicks.com

わたしは、こうPickしました。

言ってることは正論なんだろうけど、わたしも同感なんですけど、なんだろう?これじゃない感は。

そもそもお金持ち、言い換えると資産家は所得税ってうまく節税出来るじゃないですか。

サラリーマンで1000万超えてる人たちは、猛烈に働いて、大半を税金で持って行かれる人なので、それこそどうにかならないかなと思う。

実業家や資産家の方々は、うまく節税もしながら、国のために多額の税金を納めていらっしゃると思います。

今回、わたしが言及したいのは、サラリーマンとして年収1000万稼ぐ道についてです。

サラリーマンで年収1000万ってどんな人たちなのか?

わたしが以前勤めていた会社では、部長クラスの人で年収1000万円のゾーンです。

年齢にすると40~45歳くらいでしょうか。

新卒で入社して、愚直に仕事して積み重ね続けて、上司にいい顔しながら社内政治もして、平日は残業で終電は当たりまえ、時折徹夜や土日出勤を経て、40歳そこらでようやくたどり着けるのが1000万円です。

めちゃくちゃ売れている保険営業マンも1000万いけそうですが、通常の人のノルマの3倍近くを売って行ける領域だったりします。

商社マンですと、企業によっては30歳くらいから年収1000万いけるそうですが、その代わり残業は鬼のようにあるだけでなく、優秀な商社マンほど、海外転勤や海外出張が激しいそうです。

このあたりの話はわたしの体験談と友人から聞いた話を元にしているので、明確な根拠はありません。

ネットで調べると、だいたいこれくらいかなと思うラインの数字・年齢・勤務状況なので、およそ遠いことは言ってないと思います。

つまり、サラリーマンで年収1000万を目指すとなると、ほとんど人が激務に追われることになると思います。

ブラック企業的な働き方は必要不可欠な要素

鬼のように残業して、残業代は出ないような会社をブラック企業と言うそうですが、サラリーマンで年収1000万を目指すとなると残業代の出るブラック企業的な働き方をする必要が出てくると思います。

わたしがいた会社では、部下を評価する立場にある上司を気に入っている上司、つまり部長クラスの人に気に入られることが出世コースの入り口となっています。

当然、新年会や歓迎会などの飲み会では、入念な下準備と、空いたグラスに速攻お酒を注ぐ華麗なテーブルワーク、無茶ぶりにも果敢に応えるアドリブ力が要求されます。

そして、部長やさらにその上の役職の人たちが二次会・三次会と行こうものなら、最後までついていくのです。

役員クラスの偉い人が来ているときは、あまり自分の財布を出すことはありませんでしたが、通常の一次会・二次会くらいであれば、自分も支払うことになります。

これが月に1回とかであれば全然いいんですけど、多いときは週に2~3回とかあるからたまったものではありません。

残業代が先輩・上司・部長との飲み代に消えていくのです。

結果として残業してお金がなくなるというブラック企業以上に残酷な労働です。

そうして晴れて部長に出世した暁には、、、

そのような生活を20年近く続けることで、早い人で40歳頃、遅くとも45歳くらいには部長となることが出来ます。

ここまで来ると、管理職として現場に行くような仕事はだいぶ減るので、部長で鬼残業している人はあまり見かけません。

ようやく得られた時間とお金と思うのもつかの間、給与明細を見ると考えられないくらい税金や何かの控除で差っ引かれている現実に直面するのです。

わたしの上司だった部長は、ベンツに乗っていましたが、中古のAクラスですし、家のローンもたんまりとこしらえています。

これがサラリーマンで年収1000万を目指す道なんだなと、わたしはそのとき絶望に似た虚無感を抱いた記憶があります。

cild.hatenablog.com

こちらのバズっている記事を読んでも、やはり自分のところ以外も似たような状況なんだなと思いました。

働き方は人それぞれ

それが悪いと言うつもりは一切ありません。

むしろ、自分の上司や部長は仕事めちゃくちゃ出来て超優秀な方で、本当に尊敬していました。

めちゃくちゃ頑張っているのに、税金で大半持っていかれてあまり報われんなあと個人的に思うので、冒頭でPickしたように「サラリーマンで1000万超えてる人たちは、猛烈に働いて、大半を税金で持って行かれる人なので、それこそどうにかならないかな」と思ったのでした。

もちろん1000万を稼ぐためには、いろんな働き方があって、そこに優劣はないと思っています。

ただ、元記事の「金持ちめっちゃ税金払ってくれてるんだから、あんま文句言うな、努力しろ」みたいなトーンは、わたしはちょっと違うなと思います。
そう考えることはいいと思いますが、本当のところどうなりたいかは、本人次第だと思いますから。

ひとまず今の自分は、このブログを綴り続けることが、やっぱり最重要なことだと思っています。

ブロガー一本で食べてこうなんてこれっぽっちも思っていないですが、書くこと・考えることが好きなので、それがちょっとでもお金になる嬉しさはありますね。