あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

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『ブエルタ・ア・エスパーニャ』は超面白い!初心者こそ見て欲しいレースです

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ツール・ド・フランスでサイクルロードレースにハマった皆さん。

オリンピックで自転車レースに釘付けになった人。

まだレースを見たことはないけど、自転車のスピード感に取り憑かれた方へ。

朗報です!

サイクルロードレースで最も面白いレースである『ブエルタ・ア・エスパーニャ』が8/19(土)から始まります。

ブエルタは、レースに詳しくない人が見ても、分かりやすくスペクタクルでエキサイティングでファンタスティックなレースです!

他のレースと何が違うのか、解説したいと思います。

総合争いが常に大接戦!

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Vuelta (Tour of Spain) 2012 - Stage 21 : Cercedilla - Madrid — Catena Cycling

2009年以降の総合上位3名のタイム差を掲載します。

※所属チームは全て当時のものを記載

2009年

1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ)84h10'32"
2位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)+55"
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)+1'32"

2010年

1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス) 87h18'31"
2位 エセキエル・モスケラ(スペイン、シャコベオ・ガリシア) +43"
3位 ピーター・ベリトス(スロバキア、チームHTC・コロンビア)+3'04"

2011年

1位 ファンホセ・コーボ(スペイン、ジェオックス・TMC)84h59'31"
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)+13"
3位 ブラッドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)+1'39"

2012年

1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) 84h59'49"
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1'16"
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)+1'37"

2013年

1位 クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック・レオパード)84h36'04"
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)+37"
3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)+1'36"

2014年

1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)81h25'05"
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)+1'10"
3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)+1'50"

2015年

1位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)85h36'13''
2位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)+0'57"
3位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)+1'09"

2016年

1位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)83h31'28"
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)+1'23"
3位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・バイクエクスチェンジ)+4'08"

2009年以降では、1位と2位のタイム差が最も開いたのが、2016年の1分23秒差です。ちょっとしたパンクやメカトラが起きたら、あっという間に逆転しかねない接戦です。

2011年に至っては、13秒差という大会史上稀に見る僅差でした。

毎年、最後の最後まで目が離せません。

逆転が多いので、終盤までハラハラドキドキ

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Horner signs with Airgas-Safeway | Cyclingnews

近年の総合優勝を果たした選手が、どういうタイミングで総合1位に躍り出たかを掲載します。

  • 2009年のバルベルデは第9ステージから総合1位を堅守
  • 2010年のニーバリは第17ステージの個人TTで逆転
  • 2011年のコーボは第15ステージで逆転するが、最終ステージまで10数秒差の接戦
  • 2012年のコンタドールは第17ステージの山頂ゴールで逆転
  • 2013年のホーナーは第19ステージでわずか3秒差で逆転
  • 2014年のコンタドールは第10ステージの個人TTで逆転
  • 2015年のアルは第20ステージで逆転
  • 2016年のキンタナは第10ステージから総合1位だったが、第15ステージで奇襲攻撃を成功させリードを広げ守った(それがなかったら、恐らく総合2位だった)

というように、2009・2014・2016年以外は、終盤で逆転していることが分かります。

2013年は、41歳のホーナーが一時は総合1位から陥落して、もうダメかと誰もが思った中で再び逆転し、そのままリードを守って総合優勝しました。

2015年のアルは、もう後がない第20ステージで総合1位のトム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)に総攻撃を仕掛け、見事に逆転しました。

接戦・逆転を生む要因はスペインの地ならではの激坂の存在

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CyclingQuotes.com Contador and Rodriguez rule out joining Alonso in 2015

ツール・ド・フランスでは、築いたリードをチーム力で守る展開が多いです。

ツールの山岳は、厳しいとはいえ、アシスト選手が力を尽くせば登ることが出来る山々が多いため、今年のチームスカイや往年のUSポスタルのようにアシストの選手層が厚いチームが、勝ちやすかったです。

しかし、ブエルタでは最大斜度20%を越えたり、平均勾配10%を越えるような激坂が多数登場します。

エースクラスの実力者でないと、まともに登ることが出来ないため、アシストの助けなしに、エース同士のガチの山岳バトルが繰り広げられることが多いです。

結果的に、駆け引きの妙、エースのちょっとした体調不良や、わずかな隙をついたアタックが功を奏することも多く、スペクタクルな逆転劇が生まれやすいのです。

ロードレースは細かいことを知れば知るほど、奥深くどんなレースでも楽しむことが出来ますが、ロードレースをあまり観戦したことない人にとっては、かえって敷居が高くなっている要素があるように思います。

ところが、ブエルタ・ア・エスパーニャは、明らかに厳しい登りで、アタック仕掛けあいのバトルが見られますし、わかりやすい接戦・逆転シーンを度々見ることが出来ます。

何よりもスペインのユルい空気感がたまらない

スペクタクルな熱戦を繰り広げるかたわら、運営はかなーりユルい感じになっています。

  • コースプロフィールに『平坦ステージ』と書いてあったのに、実際に走ってみたら獲得標高が1900mに達していた。
  • 逃げ集団と、メイン集団のタイム差が表示されている時間と全然違う
  • ステージ2位に入った選手名が、全く違う選手をオフィシャル情報として発信
  • 選手紹介の顔写真が全く違う別の選手のもの

などなど、運営面はめちゃくちゃマイペースです笑

ある意味、初心者泣かせな部分もありますが、そこは実況や解説の人がしっかりカバーしてくれるので大丈夫です。

ちょっとしたエッセンスとして、ユルさを楽しみながら観戦するのがコツですし、いずれ病みつきになるので問題ありません笑


そんなブエルタ・ア・エスパーニャを、ぜひご覧になってください!

サイクルロードレースの専門サイトをつくりました

ブエルタ・ア・エスパーニャはもちろんのこと、サイクルロードレース全般の情報を発進する専門サイトをつくりました。

これからサイクルロードレースの話をしよう!ということで『サイバナ』というサイトです。

ブエルタ・ア・エスパーニャの視聴方法

サイクルロードレースを観戦するなら、日本語の実況があった方が分かりやすいです。

現状、日本語実況で生中継しているのは『J Sports』のみです。

スカパー等ケーブルテレビで視聴するか、J SPORTS オンデマンドで視聴することが可能です。

テレビをお持ちの方であれば、ぜひとも大画面での視聴をおすすめします。

今なら2週間お試しで見られます! スカパー!簡単申込

テレビがない方は、スマホ・タブレット・PCからでも視聴できるオンデマンドがおすすめです。

サイクルロードレース - J SPORTS

また、眠れない日々を共に過ごしましょう笑

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