あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

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【TDF2016 第6ステージ速報】新城幸也が敢闘賞獲得!!カヴ3勝目!

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ビッグニュースです!新城幸也が逃げに乗って、敢闘賞を獲得しました!

ステージ優勝はマーク・カヴェンディッシュ(ディメンションデータ)が第1・第3ステージに続き、今大会3勝目をあげ、マイヨ・ヴェール再々奪還しました。

新城幸也が逃げに乗った!!

Twitterやっている人は、Tour de France™ (@LeTour) | Twitterletourdata(@letourdata)さん | Twitterをフォローした方がいいです。

前者はツールのオフィシャルアカウントで、英語とフランス語が分からなくても、画像がいっぱい流れてくるんで楽しいです。

後者はツールのオフィシャルスポンサーであるディメンションデータが、選手のバイクに取り付けたGPSから採取した様々なデータを提供してくれます。

そんな中で、タイムラインにこんなツイートが流れてきました。

え?!何??Arashiroって書いてあるけど、どういう意味?

「バルタと新城が1を持っている」??ん〜〜??

もしや、昨日の落車の影響でリタイアしたのでは・・・とか思っていた数分後に、

このツイートを見て、逃げに乗ったと確信しました!

PC・スマホ上で表示されているか分かりませんが、Twitter上では自転車の絵文字を使って、わかりやすく逃げいていることが伝わりました。

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今晩は、ユキヤ祭りだ!とウキウキしながら、放送を待っていました。

中継開始

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改めて、新城幸也(ランプレ・メリダ)とヤン・バルタ(ボーラ・アルゴン18)が逃げています。

ボーラ・アルゴン18は第3ステージ以外、全てのステージで逃げに選手を送っていて、存在感を見事にアピール出来ています。

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https://twitter.com/letourdata/status/751031733152350208

プロトンから4分程度のリードを築いて、二人で逃げていきます。

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逃げ集団を追いかけるプロトンの先頭を牽く人たちです。

下り坂でスピードが出る場面では、空気抵抗を減らすために、トップチューブにお尻を乗せてハンドルバーを握ってダウンヒル姿勢をとるのが、最近の流行型です。

こんなん、怖くて絶対できません!

中間スプリントはコカールが制する

逃げ集団では、バルタ、新城の順で通過。

メイン集団では、ブライアン・コカール(ディレクトエネルジー)が先着しました。

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続いて、マイケル・マシューズ(オリカ・バイクエクスチェンジ)、ペーター・サガン(ティンコフ)、マルセル・キッテル(エティックス・クイックステップ)の順です。

写真の更に後方に、マーク・カヴェンディッシュ(ディメンションデータ)もいて、しっかりポイントを加算しています。

アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)、アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ)はポイント圏内にはいませんでした。

グライペルとクリストフの二人はあまり調子が良くないのかもしれません。

平坦ステージは、景色やアートや変な人たちを見るのが楽しみ

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ナスカの地上絵のような、畑?に描かれています。

度々放送中にも話題になりますが、これほど巨大な絵画を一体どうやって綺麗に描いているか結構謎です。

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時速50キロ近いスピードで走るプロトンと並走する馬乗りの人もいて、何かをアピールというよりは、ただ目立ちたいだけというシーンです。

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本日、最も面白かったのが、こちらの親子?です。

自転車の向こう側は数十mはあろうかという断崖絶壁です。

いったいどうやって自転車を運んできたのかも謎ですし、こんな断崖絶壁でチェスに興じる神経が意味わからなすぎて笑っちゃいました笑

空撮しているヘリコプターに気付いて、手を振ってきているので、ツールが近くを通ると分かっててやっているわけですからね。

まとめると、フランス人のツールの楽しみ方は多種多様なんです!

残り20km地点、ついにユキヤたちの逃げが吸収される

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ユキヤたちを追いかけるプロトンの先頭を牽くのは、かつてユキヤが所属していたチームです。(現ディレクトエネルジーは、元ユーロップカー)

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最後まで粘る姿勢は見せましたが、

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残り22km地点で、あえなく吸収となりました。

さすがに今日は逃げ切りは厳しいステージではありましたが、この逃げが結果的にユキヤの4年ぶり2度目の敢闘賞獲得に繋がりました!

集団スプリント勝負へ

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先頭はロットNLユンボが牽きます。他にはカチューシャ、ロット・ソウダル、エティックス・クイックステップなどのトレインが目立ちます。

逆にサガンのティンコフや、カヴェンディッシュのディメンションデータは、残り1.6km地点では20番手以降くらいにいるものと思われます。

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残り400m付近では、ディレクトエネルジー、エティックス、カチューシャが先頭で、グリーンジャージを着たサガンはアシストも連れずにこの位置まで上がってきています。

カヴェンディッシュでは、画像の左奥くらいにいるようです。

名スプリンターは勝負どころでは、しっかりと好位置に上がって来れる嗅覚・勝負勘に非常に優れているのです。

逆にロットNLユンボは先頭を牽いていたにも関わらず、この時点では番手を大きく下げてしまっています。

ロットNLユンボのエーススプリンターであるディラン・フルーネヴェーヘンにとっては、トップスプリンターたちとの実戦を通じて貴重な経験を得られていることでしょう。

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そして、カヴェンディッシュが先頭でゴール!!

今大会3勝目をあげました!

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上空から見ても、差はわずかに見えますが、カヴは堂々と勝ち切った一戦でした。

若手スプリンターの躍動

先ほどの上空からのスプリントシーンの画像では、中央下あたりにトリコロールカラーのジャージ(オランダチャンピオンジャージ)を着たフルーネヴェーヘンがいます。

残り400m時点では、10番手以降にポジションを下げながらも、ここまで伸びてくる走りをしているのでスプリント力は間違いないものがあることでしょう。ここまで第3ステージ10位、第4ステージ4位という成績です。

本ステージで3位に入ったダニエル・マクレー(フォルテュネオ・ヴィタルコンセプト)も、良いスプリントを見せてしました!ここまで、第1ステージ9位、第3ステージ9位、第4ステージ7位と、スプリントステージでは毎回絡んで来ています!

さらに5位に入ったクリストフ・ラポルテ(コフィディス)も良いパフォーマンスを見せています。ここまで、第3ステージ8位に入っています。

フルーネヴェーヘンは23歳、マクレーは24歳、ラポルテは23歳。三人とも若く、非常に楽しみな逸材です。

一方で、グライペルが心配

ロット・ソウダルのアシスト陣が、グライペルを好位置まで引き上げたにも関わらず、本ステージでは15位と沈みました。

3週間に渡る長丁場で、必ず1日は来ると言われる体調がすこぶる悪い日、通称「バッドデイ」だったのか、普通に調子が悪いのか気になるところです。

カヴェンディッシュ、マイヨ・ヴェール奪還!

マイヨ・ジョーヌはフレフ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシング)が危なげなくキープしました。

マイヨ・ヴェールはカヴェンディッシュが再奪還返ししました。

マイヨ・アポワルージュも、トーマス・デヘント(ロット・ソウダル)がキープ。

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マイヨ・ブランはジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ)がキープしましたが、何かの嫌がらせなのかポディウムガールが二人とも見事なスタイルで、台の上に立っているアラフィリップと同じくらいの高さになってて可哀想でした笑

新城幸也、敢闘賞獲得!

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おめでとう〜〜〜!!!!!

2月の大腿骨骨折という選手生命に影響しかねない大怪我を負ってから、わずか2ヶ月ほどでトレーニング再開し、5月にはタイで合宿してハードなトレーニングを重ね、6月のツアー・オブ・ジャパンでは伊豆ステージで復活のステージ優勝を遂げました。

余談ですが、わたしは新城幸也に会いたくて、ツアー・オブ・ジャパン堺ステージに行ってきました。

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そうして、ツール前哨戦のツール・ド・スイスをしっかり完走して、臨んだ本大会。

こんなに早く結果が出るとは、思いませんでした!

世界のトップライダー198名が走る、サイクルロードレース界最高峰の舞台で敢闘賞と言えども、表彰台に登ることが出来る人間は多くはいません。

それを2回も成し遂げた新城選手は、誰もが認める実力者です!

さあ、次こそはステージ優勝を!!

あなたが獲らねば他に誰が獲るんだと!

ゴー!ユキヤ!!アレ!ユキヤ!!チバリヨー!ユキヤ!!

第7ステージはいよいよピレネー突入!1級山岳アスパン峠が登場!

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舞台はピレネー山脈へと移ります。

明日からピレネー3連戦で本格的な総合バトルの幕開けです。

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初戦は、名所アスパン峠への登りをこなし、ダウンヒルをこなした後に、わずかに登ってゴールです。

登りだけじゃなく、ダウンヒルへの強さも要求されるテクニカルなステージとなっています。

わたしのステージ優勝予想は、リッチー・ポート(BMCレーシング)です!

推しメンだから推しているわけではありません。

第5ステージの山岳地帯で、軽々と登りをこなしているように見えましたし、同ステージのダウンヒルで最速を出した選手がポートでした。

アスパン峠を登り切ってからの下り坂で、総合タイムを挽回するためにもアタックを仕掛けてくるのではないかと予想、いや期待しています!

例年通りの展開であれば、クリス・フルーム(チームスカイ)が最初に山岳でアタックを仕掛けてくることでしょう。

ポートはフルームに食らいつき、下りで離す展開になれば理想的です。

明日の第6ステージは、スカパー・J Sportsで20:55中継開始予定です。実況は永田実さん、解説は宮澤崇史さんです。

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