わたしは、これまで2回一人旅の海外旅行に行きました。
1回目はアメリカ、2回目はオランダと、先進国への旅です。
先進国への旅は、お金さえあれば、露頭に迷って死ぬことはないでしょう。
あとは旅をより快適に、より効率よく、そしてかさばらないものを持っていくことで、Have a nice tripなわけです。
実際に一人旅をして、役に立ったものと役に立たなかったものを紹介します。
前提条件
- 一人旅であること
自由である反面、誰かの助けを借りにくいというデメリットもあります。
全て自分一人で行わねばならないことを補うアイテムもピックアップしています。
- 先進国への旅行であること
かなり便利な街に旅行していることが前提です。
困っても買えばいいという発想が前提にあります。
また、わたしは途上国への旅行をしたことがないので、途上国への旅行との比較が出来ておりません。この点はご留意願えればと思います。
- 筆者は20代の比較的体力のない男子です
わたしは偏平足であり、すぐに歩き疲れるひ弱な男の子です。
また非力なため力で解決する手段が取りにくくなっております。特に武力での対抗が非常に困難です。
持って行って役に立ったもの
海外キャッシングの出来るクレジットカード
最強すぎました。海外キャッシング無しに、わたしの旅行は成り立っていません。
オランダの首都・アムステルダムでは、そこらじゅうに24時間利用出来るATMがあります。
現金が必要になったら、ATMでキャッシングするという使い方をすれば、多額の現金を持ち歩く必要がなくなり、万が一窃盗にあっても被害少なく済みますし、何より心に余裕が生まれます。
わたしのカードの明細を乗せてみます。
2016年5月2日の利用明細ですが、1ユーロ125円くらいとなっております。
当日のユーロ/円のレートは1ユーロ122〜123円くらいでした。
対してキャッシングした時のレートは1ユーロ123円弱と、ほぼレート通りで計算されています。利息が100円ちょっとですね。
そして、ATMの利用手数料は金額によりけりですが、108円でした。
よってカード決済が最も安上がりな方法で、ついで海外キャッシングからの現金支払いが安上がりと言えましょう。
銀行や空港で両替する手数料や手間と比べると、海外キャッシング出来るカード一枚で旅行した方がラクチンですしオトクです。
何より特別な準備が不要*1なことも大きいです。平日に銀行とか行ってらんないですからね。
海外のATMとかセキュリティ面大丈夫なの?とか思う人もいるかもしれません。
ATMは海外旅行者だけが使うものではなく、普通に現地の人も使っています。
なので、治安が悪い場所ならスキミングとかあるかもしれませんが、基本的には問題ないと思っていいと思います。
わたしもあえて治安が悪そうな場所、日本で言うと歌舞伎町のど真ん中みたいなところでATM使って、後つけられたりしてないか注意深く見てみましたが、全く危険なことはありませんでした。
注意すべきは、JCBのカードは海外ではほとんど使えません。
VISAかマスターが無難です。持っていない方は、何かの時のためにも1枚くらいは持っておくとはかどると思いますよ。
わたしはエポスカードをメインに使っています。すぐゴールドになるし、貯まったポイントで服買えるのも嬉しいです。
作りたい人はマルイに行けば死ぬほどおすすめされるので、おすすめです笑
SIMフリータブレット
わたしは「ASUS ZenPad 8」を買って持って行きました。
地図の確認、ネット検索、オランダ語・英語翻訳が主な使用用途です。
特にオランダは、英語が通じるのですが、スーパーでの商品名は全てオランダ語です。
いきなり「AARDBEI」とか言われても、分からない訳です。そんな時は、Google翻訳が超役立ちます。
通信手段の確保は、現地でプリペイドSIMを購入しました。
わたしは「Lebara」というSIMを購入しました。1GBのデータ通信が可能で、20ユーロです。
空港内の通路のど真ん中にカウンターがあって、簡単に買えました。販売員もいろんな国の旅行者を相手に商売しているので、英語に不都合があっても全く滞りなく購入出来ました。
自撮り出来るデジタルカメラ
CASIO ZR60というデジカメを持って行きました。
暗がりでフラッシュ使えないような場面でも、iPhoneの数段階は綺麗な写真が撮れ、2万円程度の価格の割に性能がとても良いです。
また、このようにして自撮りが簡単に出来る点も重要です。
おかげさまで、
ドバイのブルジュ・ハリファを見上げるいい感じの写真が撮れたりしました。
アメリカに一人旅行った時は、こういうデジカメを持って行きませんでした。
結果、一枚たりとも自分が写っている写真を撮らず、若干後悔の念が残ったのでした。
さらに、デジカメとスマホを直接Wi-Fiで繋いで、デジカメで撮った写真をスマホにダウンロードが可能です。
わたしはこの機能を活用しながら、現地でインスタに写真をアップしていました。
旅の記録をする上で、超絶役に立った一台です。
カップ麺・レトルトの雑炊
初めて行った海外旅行の時に感じたことですが、わたしは確実に日本食が恋しくなります。
先進国なので、探せば日本食いくらでも食べられるのですが、やはりお高いです。高い割に、味は並以下であることが多いです。
↑アムステルダムで見つけたラーメン屋ですが、博多とんこつラーメンが一杯1500円近くします。
ならばと、日本からカップ麺を持っていくようになりました。
特に味噌は、欧米ではなかなか味わえない食材なので、個人的に味噌ラーメンがおすすめです。
ご飯も恋しくなります。
タイ料理屋や中華料理屋はたくさんあるので、食べようと思えばご飯は食べられます。
しかし、日本の米の味わいが恋しくなるのも確かです。
現地のホテルの設備にもよると思いますが、安めのホテルにはほとんど電子レンジは備わっていません。わたしは見たことがありません。
ケトルやポットがあることが多いです。無くても、フロントに「Hot water please.」と言えばくれます。(経験あり)
お湯で温められる、もしくはお湯でつくることが出来るレトルト食料が現地ではかどります。
そして、箸を持っていくことをお忘れなきよう!
わたしは、一度箸を忘れて、タイヤレバーでカレーうどんを食べたことがあります笑
↑タイヤレバーってこういう工具です。先端に麺が引っかかって、意外と食べやすかったです笑
スプーン・フォーク
わたしは現地で調達しましたが、簡単に安いスプーンやフォークを調達出来なかったので、持ち込みをおすすめします。
オランダのスーパーでは、日本のようにプラスチックのスプーンやフォークなどくれません。自分で用意しないとヨーグルトやシリアルが食べられないのです。
これまた、ヨーグルトのフタを開けてからスプーンがないことに気付きました。
仕方がないので、備え付けの紙コップをちぎってスプーン代わりにして食べました。
エコバッグ
これも現地調達しました。
オランダのスーパーでは、ビニール袋をくれません。
そこで、エコバッグを買いました。
期間中、様々な場面でエコバッグは役に立ちました。
一番役に立ったのは、オランダから旅立つ際です。
お土産を買いすぎて、預け入れ荷物が重量オーバーだと言われてしまいまして、預け入れ荷物から重ためのものをエコバッグに移して機内持ち込みするという離れ業で、重量オーバーを回避したのです。5kgくらいエコバッグに移しました。
しかし、トランジットのアブダビではドバイ観光をしたのですが、5kgの荷物を持って歩くのはかなりの苦行でした。
というように、たくさん物を入れられる余地があると、いざというときに役立つよ、というエピソードでした。
メッセンジャーバッグ
これはわたしが愛用しているメッセンジャーバッグです。
※TIMBUK2の詳しい解説は、こちらの記事でどうぞ
TIMBUK2のメッセンジャーバッグにはどれくらい荷物が入るの?漫画の単行本を入れてみて測定してみた - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット
海外旅行する時のベストなバッグは何かと言うと、わたしはショルダーバッグタイプのものと考えます。
理由は、肩がけしていればバッグをひったくることが不可能なこと。(もし可能なら、自分ごと持っていかれることになる)
もう一つは、身体の前にバッグを持ってくることで、バッグを抱えながら歩くことが出来るからです。
リュックサックでは、非常に上手なスリが、音もなくリュックから何かを抜いたとしたら気付けないと思うのです。
だとしたら、物理的に見える位置にバッグがあった方が安心なので、ショルダーバッグを身体の前で抱えるようにして持って歩くのがわたしのスタイルです。
身体の後ろに回したり、バックル絞って背中で背負ったり、身体の前に回してくるという一連の作業を、メッセンジャーバッグは非常にスムーズに出来るように出来ています。そういう風に設計してあるのが、メッセンジャーバッグですからね。
ハット(帽子)
ハットを被るメリットは多いです。
髪型をセットしなくていいので、整髪剤を持ち込む必要がないことも大きいです。
それ以上に大きかったのは、ハットを被っていると安全だということです。
体感と推測に基づくのですが、わたしはアムステルダム滞在中に全く危険な目にあいませんでした。
アムステルダムで出会ったオランダ人は3人とも、「盗難には気をつけろ」と注意してくれました。一般的には、諸手を上げて安全と言える場所ではなさそうです。
本にも「コカイン、エクスタシー!」なんて言いながら、麻薬を売ってこようとする黒人がいるから要注意なんて書いてありましたが、ついぞ黒人に話しかけられるようなことはありませんでした。
滞在中に黒人と話した機会は1度で、アヤックスの試合観戦中に隣に座っていた人とです。その人は最終的にチョコレート(m&m)をわたしにくれました。ただ単にとても良い人でした笑
仮説に過ぎませんが、ハットを被って歩くことで、東洋人の象徴とも言える黒髪の大半が隠れます。
すると、その姿は旅慣れしている人、または現地に住んでいる人のように思われるため、危険な目にあうようなことが少なくなるのではないかと考えました。
そして、折りたためるハットですと飛行機内で脱いでバッグに仕舞えるのでラクチンでした。
ゴッホだってハット被っているわけですしね。
折りたたみ自転車
わたしはブロンプトンを持って行きましたが、世の中には7.4kgという軽量すぎる折りたたみ自転車があります。
しっかりたためば、スーツケースに入るんじゃないかというサイズ感です。
※ブロンプトンで海外輪行するなら「Foldon Box」がおすすめ!無傷で生還しました。 - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット
↑ブロンプトンで海外輪行する際のポイントをまとめました。
自転車があるとないとでは、現地での機動力が段違いです。
特にオランダには、自転車愛好家でなくても自前の自転車を持っていくことをおすすめしたいくらいです。
とにかく自転車専用道路が整っているので、最高に快適に移動できます。
※オランダの自転車専用レーンは最高!!自転車天国オランダ実走レポート! - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット
トラムなんか使っている場合じゃないです。
自転車を持っていく場合は、頑丈な鍵も同時に持って行きましょう。
※専門ショップ店員がマジでおすすめする最強の自転車の鍵とは!? - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット
わたしはABUS Granit X-Plus 540という最強の鍵を持って行きました。
どこに置いても盗難される気配すらありませんでした。
逆に持って行ったけど、あまり役に立たなかったもの
英会話帳
現地の人とコミュニケーション取りたいと思い、こちらの本を購入して持って行きました。
行きの飛行機内で初めて出会った人との別れ際に「Nice meeting you!」と言うということを学び、アムステルダム行きの飛行機内で仲良くなったオランダ人の人に「Nice meeting you!」と言ったら、「Nice meeting you too!」と返されました。
これが唯一の収穫でしたね。
単語力、表現力が無くても何とかなる上に、余裕で仲良くなれました。
多めの着替え
粉洗剤と、洗濯ハサミを何本か持って行き、都度洗濯をしました。
7泊しましたが、7日分の衣類は必要ないです。
わたしはチビって、5日分くらいの衣類を持って行きましたが、3日分くらいで十分行けると思いました。
その場合は、速乾性のあるポリエステル製のアンダーウェア・インナーウェアを持っていくことをおすすめします。
綿・コットンが多い素材ですと、乾くのに時間がかかりますので。
首からぶら下げてパスポートとか入れるやつ
わたしは大事なものも全てメッセンジャーバッグ、ショルダーバッグの中に常に入れていました。
一人旅ですと、必然的にバッグから離れる場面が発生しません。
常にバッグと一緒にいるわけで、だったらバッグの中が一番安全なのでは?と考えました。
首下げタイプのケースにパスポートや現金など入れて、衣類の下に入れるということも考えましたが、万が一ストラップが切れて落下したら目も当てられないなと思い、途中から使わなくなりました。
日本から持ってきた甘いお菓子
あんこが恋しくなるかなあと思い、どら焼きを持って行きましたが、食べることはありませんでした。
オランダ、アメリカともに甘いものに関しては、これでもかというほど充実しています。
あんこはありませんが、チョコレート・カスタード・クリーム系のお菓子は死ぬほど売っています。
食べたいものがありすぎて、どら焼き食べている場合じゃありませんでした。
オランダのスーパーのスイーツコーナーの充実度は、尋常ではありませんでした。それでいて安いです!
※オランダの食料事情については、こちらの記事をどうぞ
オランダで見つけた、安ウマな食べ歩きグルメ5選! - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット
まとめ
一人旅の自由度はぜひ味わっていただきたい快感です。
不慣れな土地で快適に過ごしつつ、良き思い出をつくり、新たな価値観を生み出す機会となることでしょう。
一度も訪れたことのない土地に行くことは、閉塞した日常生活に大いなるスパイスとなることでしょう。
わたしも次は、先進国でなく途上国への旅行もしてみたいなと考えています。
どこに行くにしても、食器はお忘れなく笑
高城剛さんの持ち物について書かれた本です。わたしも読んで参考にしました。
ちなみに、折りたたみ自転車を持っていくと書いてあるページありましたよ笑
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*1:キャッシング枠のあるVISAカードがあるなら、ほとんど海外キャッシング出来るはず